<Wikipediaより、転載>

オオバコ属(Plantago、大葉子属)は、オオバコ科の1属。約200種が属し、日本には4種の在来種のほか、多くの帰化種が分布する。

【特徴】

ほとんどは草本だが、一部は灌木となり、最大で高さ60cmほどになる。草本では葉が根出葉のみのものが多いが、エダウチオオバコ、ホソバオオバコなど地上茎が伸びるものもある。葉脈は平行脈。花は風媒花で穂状花序になる。果実はさく果で横に裂開し(蓋果)、多数の種子を含む。
南極大陸を除く世界中にある。海岸砂地、道ばた、荒地から、高山草原、湿地、乾燥地など、さまざまな環境に適応して分布する。特に、西アジアの乾燥地や地中海周辺に多く分布する。

【主な種】

<日本分布の在来種>

オオバコ Plantago asiatica
ヤクシマオオバコ Plantago asiatica var. yakusimensis
エゾオオバコ Plantago camtschatica
ハクサンオオバコ Plantago hakusanensis
トウオオバコ Plantago japonica

<日本分布の主な帰化種>

アメリカオオバコ(ノゲオオバコ) Plantago aristata -熱帯アメリカ原産
ホソバオオバコ Plantago arenaria
ムジナオオバコ Plantago depressa -アジア大陸東部原産
ニチナンオオバコ Plantago heterophylla -北アメリカ原産
ヘラオオバコ Plantago lanceolata -ヨーロッパ原産。オオバコより大型で、葉は長いへら形。
セイヨウオオバコ(オニオオバコ)Plantago major -ヨーロッパ原産
エダウチオオバコ(サイリウム) Plantago psyllium -ヨーロッパから西アジア原産。水溶性食物繊維が多く、日清食品や森下仁丹が健康食品などに使用。
ツボミオオバコ(タチオオバコ) Plantago virginica -北アメリカ原産

<その他>

インドオオバコ Plantago ovata - インド原産。種子に食物繊維が多く、便秘薬や健康食品に使われる。

<転載、以上>