<ヤサシイエンゲイより、転載>

リナリアの仲間は北半球の温帯におよそ150種が分布します。日本にもウンラン〔L. japonica〕一種が自生します。名前はギリシア語のリノン(アマ、亜麻)に由来し、葉の形がアマに似ている種があるところにちなむ、とされています。>アマ、亜麻の情報を見る

園芸で広く栽培されているのは地中海沿岸のビパルティタ種〔L. bipartita〕やモロッコ原産のマロッカナ〔L. maroccana〕種、そしてそれらの雑種です。キンギョソウを小さくしたような花姿なので、ヒメキンギョソウの名前でも親しまれていますが、同じ仲間ではありません。秋にタネをまいて春に花を楽しみ、夏前に枯れる秋まき一年草として扱うのが一般的です。

葉っぱは細かく密につき、茎はたくさん枝分かれします。草丈は矮性種で20cmくらい、高性種では60cmほどになります。花色は紫、白、紅色、黄色で茎の先端にまばらな穂状に付きます。上向きの花びら(上唇弁)が縦に大きく2つに裂け、それがウサギの耳のようでかわいらしいです。


<転載、以上>
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ウンラン、リナリア属(Linaria)