<「フィールドベスト図鑑 日本の桜 Vol.10」より、転載>

啓翁桜(けいおうざくら、Cerasus 'Keio-zakura' Ohwi)

■花弁数:5枚
■花径:1.6〜2.4cm

カンヒザクラとカラミザクラの種間雑種と考えられる栽培品種。1930年に福岡県久留米市の吉永啓太郎によって作られたことに名前は由来する。
樹高が小さく、剪定にも強いことから、切り花としてよく用いられている。現在では、促成栽培で正月頃に出荷されるようになっており、山形県などを中心に広く生産されている。
発根性が強く、ふつう挿し木で増殖される。切り花の「啓翁桜」は、実生で増殖したものがあるのか、花の色や大きさにも多少の変異が見られる。


<転載、以上>

ただ、このフィールドベスト図鑑では、次の頁に東海桜として同じく、「啓翁桜」の実生から選抜された品種として「岳南桜」を開催しています。そして、この品種も一つの変異した品種として、「啓翁桜」とひとつの栽培品種として、まとめるべきかもしれないという見解を述べています。

このサイトでは、そのようにこれらの品種も同じ、このカテゴリーで紹介していく予定です。
また、以下に幾つかある桜の品種解説の詳細な文献からの「啓翁桜」の情報も転載しますので、参考にしてください。


その1:「遺伝研のさくら」
<公益財団法人 遺伝学普及会の刊行する「遺伝研のさくら」より、転載>

<転載、以上>

その2:「桜の品種カタログ」
<日本花の会発行「桜の品種カタログ」より、転載>

<転載、以上>

その3:Web上の同種の研究情報

●山形県のJFC石井農場の研究についての情報は、こちらから

<この項、作成中>
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