<Wikipediaより、転載>

エドヒガン (江戸彼岸、学名:Cerasus spachiana Lavalee ex H.Otto var. spachiana forma ascendens (Makino) H.Ohba, 1992)(Synonym : Prunus pendula Maxim. form. ascendens Ohwi)は、バラ科サクラ属の植物の一種。桜の野生種の一つ。彼岸ごろに花を咲かせることからこの名前がついた。

【特徴】

エドヒガンは落葉高木であり、樹高はおおよそ15m-25m。葉は楕円形で長辺が5-10cm。名前の通り春の彼岸ごろに花を咲かせる。ソメイヨシノより早く花が着き始める。花は薄紅色から白で花弁は5枚で一重。萼の付け根が丸く膨らんでいるため見分けやすい。葉より先に花が咲き、咲きはじめは他種に比べると一週間から十日ほど早い。
ヤマザクラと共にサクラの中では非常に長寿の種であることが知られており、樹齢2000年を超えるといわれる神代桜や樹齢1500年を超える淡墨桜、樹齢1000年と言われる樽見の大桜、その他にも樹齢300年を越える石割桜などが有名である。花が多く咲く特性から多くの品種の母種として使われている。また、ソメイヨシノの片親としても知られている。


【エドヒガン群】

エドヒガンに類する品種の桜の総称。萼(がく)の下部に球状のふくらみがあるのが特徴。枝垂桜のように枝をたらす品種も多く作られている。この群に属しているソメイヨシノはきわめて有名で、花が見事であるため、ソメイヨシノから作られたサクラも多い。

野生種

エドヒガン(江戸彼岸・立彼岸・東彼岸・婆彼岸)
モチヅキザクラ(望月桜)
ヤマモチヅキザクラ(山望月桜)

園芸品種

アマギヨシノ(天城吉野) - ソメイヨシノの交配実験中に生まれた品種。

アメリカ(旧名:曙) - Cerasus×yedoensis(Matsumura) A.Vassiliev, 1957 ‘America’- 北米に送られたソメイヨシノの実生から生まれた品種で、ソメイヨシノに比べ花が大きい。

イズヨシノ(伊豆吉野) - ソメイヨシノの交配実験中に生まれた品種。

ウジョウシダレ(雨情枝垂)

ウスゲオオシマ(薄毛大島)

オオクサイザクラ(オオクサエザクラ)

オモイガワ(思川)

カッテザクラ(勝手桜)

カバザクラ(樺桜)

クマガイ(熊谷)

クラマザクラ(鞍馬桜)

コシノヒガンザクラ(越の彼岸桜) - 富山県の天然記念物

コヒガン(小彼岸・彼岸桜・千本彼岸)

コマツオトメ(小松乙女)

サイホウジザクラ(西法寺桜)

サクヤヒメ(咲耶姫)

シキザクラ(四季桜)

シダレオオクサイザクラ(シダレオオクサエザクラ)

シダレザクラ(枝垂桜・糸桜)

シダレソメイヨシノ(枝垂染井吉野)

ジュウガツザクラ(十月桜) - 一年の間に三月と十月の2回花を咲かす。

ショウジョウ(猩々)

ショウワザクラ(昭和桜)

シラタキザクラ(白滝桜)

シラタマ(白玉)

ジンダイアケボノ(神代曙)

スルガザクラ(駿河桜)

センダイヨシノ(仙台吉野)

ソトオリヒメ(衣通姫)

ソメイニオイ(染井匂)

ソメイヨシノ(染井吉野)

タカトオコヒガン(高遠小彼岸) - 長野県の天然記念物

タマナワザクラ (玉縄桜)

タキノザクラ(滝野桜)

トモエザクラ(巴桜)

ハヤザキオオシマ(早咲大島) - ソメイヨシノの交配実験中に生まれた品種。

フナバラヨシノ(船原吉野)

ベニシダレ(紅枝垂)

ベニツルザクラ(紅鶴桜)

ホザキヒガンヤエザクラ(穂咲彼岸八重桜)

マツマエウスガサネソメイ(松前薄重染井)

ミカドヨシノ(御帝吉野) - ソメイヨシノの交配実験中に生まれた品種。

ミシマザクラ(三島桜)

ミズタマザクラ(水玉桜)

ミスミオオヒラザクラ(三隅大平桜)

ミドリヨシノ(緑吉野)

モニワザクラ(茂庭桜)

モリオカシダレ(盛岡枝垂)

ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)

ヤエベニヒガン(八重紅彼岸)

<転載、以上>