<Wikipediaより、転載>
ルリトラノオ属(学名:Pseudolysimachion)は、オオバコ科の1属である。北半球に約30種が分布し、穂状の花序をもつ種が多い。亜種や変種、品種が数多く存在し、判別が難しい。
近縁のクワガタソウ属(Veronica)とは、染色体の基本数の違い、花冠の筒部が長いことなどから区別される。ちなみに、トラノオとは特定のグループを指す名称ではなく、トラの尾ッポが上を向いてピンと立ち上がっている様子から、そのような植物に広く使われている。
【分類】
日本の自生種には以下のものがある。
P. linariifolium subsp. linariifolium ホソバトラノオ(ホソバヒメトラノオ)
P. ogurae サニンクワガタ(サンイントラノオ)
P. ornatum トウテイラン
P. ovatum subsp. ovatum ヒロハヤマトラノオ
subsp. kiusianum ツクシトラノオ(ヒロハトラノオ、ヒロバトラノオ)
var. kitadakemontanum キタダケトラノオ
subsp. maritimum エチゴトラノオ
f. canescens シラゲエチゴトラノオ
subsp. miyabei エゾルリトラノオ
var. japonicum ヤマルリトラノオ
var. villosum ビロオドトラノオ(ビロードトラノオ)
P. rotundum var. rotundum(日本では確認されていない基変種)
var. petiolatum ヒメトラノオ
f. albiflorum シロバナヒメトラノオ
var. subintegrum ヤマトラノオ
P. schmidtianum キクバクワガタ
subsp. schmidtianum 基亜種キクバクワガタ
f. albiflorum シロバナキクバクワガタ
f. candidum シラゲキクバクワガタ
subsp. senanense ミヤマクワガタ
エゾミヤマクワガタ
f. daisenense ダイセンクワガタ
var. shiragamiense シラガミクワガタ
f. tomentosum ミチノククワガタ
var. yezo-alpinum エゾミヤマクワガタ(エゾミヤマトラノオ)
P. sieboldianum ハマトラノオ(カントラノオ)
P. subsessile ルリトラノオ
f. albiflorum シロバナルリトラノオ[2]
var. ibukiense イブキルリトラノオ
また、日本での栽培種や外来種として以下のものがある。
P. linariifolium subsp. dilatatum オオホソバトラノオ (ホソバトラノオの亜種)
P. longifolium - セイヨウトラノオ(カラフトルリトラノオ)
<転載、以上>
注意:属名の Pseudolysimachion はギリシャ語の「pseudo(偽)+Lysimachia(オカトラノオ属)」からきている。オカトラノオ属に似たという意味だそうです。