<やさしいエンゲイより、転載>

■栽培カレンダー


日当たり・置き場所

一日中よく日が当たる場所よりも半日陰の場所でよく育ちます。例えば午前中は日が当たるが午後からは日陰になる場所や、明るい日陰が適しています。

水やり・肥料

湿潤を好みますが常に水がたまってじめじめしているような環境を嫌います。山野では、沢や滝の近くで水しぶきがかかる岩肌などに自生していることも多いです。庭植えは、適地(半日陰で水もちの良い土壌)に植えていれば特に水を与える必要ありませんが、鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにし、水切れさせないようにしましょう。

肥料は特に必要ありません。鉢植えでつるの伸びる勢いが弱い場合は春にゆっくり効くタイプの化成肥料を与えてもかまいません。元気な場合は一切不要です。

かかりやすい病気・害虫

特にありません。

植え付け・用土

春から秋の気温が高い時期が植え付けの適期です。乾きやすいところでは堆肥や腐葉土を土にたっぷり混ぜ込んでおき、できるだけ水もちの良い湿潤な土にしておきます。

根が粗い割には枝葉がよく茂るので、地植えの場合は枝をある程度切り詰めて余計な水分の蒸発を防いだ方が根付きやすいようです。自生地では岩の隙間に根を食い込ませて生長していくくらい強靱な性質で、一度根付くとかなり強いです。やや寒さに弱く東北や北海道での植栽は難しいです。

地植えのものを掘り上げて他の場所に移す場合、主要な枝を残して後の枝葉はすべて切り詰めるくらいの勢いで短くした方がよいです。上述しましたが根が粗い割に枝葉がよく茂るので枝葉をそのままで移植すると、水分がどんどん出て行って根付かず失敗してしまうことが多いからです。

ふやし方

とり木とさし木でふやすことができます。
さし木は6月中旬〜8月上旬が適期です。元気で若い茎を10〜15cmに切り取り、葉を2〜3枚残して他を取り除き、土に挿して乾かさないように管理します。古い茎は根が出にくいので、できるだけ若い茎を選びましょう。

とり木は5月が適期で気根の出ているところを探してそこに湿らせた水苔をまいておくと根が出てきます。根が出てきたらすぐ下の部分で茎を切り離して鉢に植え付けます。さし木と違い、比較的太い茎でも発根しやすいです。

手入れ

決めた形に仕立てるつもりがなければほとんど剪定をする必要はなく、飛び出た余分な茎を切り落とす程度でかまいません。また、茎が比較的細めなので、茎同士が絡まっても圧迫感や雑多な感じも少ないと思います。フェンスやポールの高い位置まで絡ませる場合は、株元から出る枝を1〜2本に絞り、その枝をメインとして太く育てていくと良いでしょう。

ポイント

・水もちの良い湿潤な土が適する
・半日陰の場所が適する
・肥料は特に要らない


<転載、以上>