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<Wikipediaより、転載>

グミ(茱萸、胡頽子)はグミ科グミ属(学名:Elaeagnus)の植物の総称で、果実は食用になる。 なお、グミは大和言葉であり、菓子のグミ(ドイツ語でゴムを意味する"Gummi"から)とは無関係である。

【概要】

常緑または落葉の低木でつる性のものもある。また常緑性種は耐陰性があるが耐寒性は弱く、落葉樹性は強い。葉は互生し、葉や茎には毛が多い。また茎にはとげがある。花は両性または単性、がくは黄色で筒状、先が4裂し、雄蕊が4本つく。花弁はない。挿し木、取り木、接ぎ木などで簡単に増やせる。
虫媒花である。
前年枝の節から伸びた新梢に開花結実する。開花後、萼筒の基部が果実を包んで肥厚し核果様になる。果実は楕円形で赤く熟し、渋みと酸味、かすかな甘味があって食べられる。形はサクランボに似る。リコピンを多く含むが、種によってはタンニンを含むため、渋みが強いことがある。ときおり虫が入っていることもあるので注意が必要である。
根にフランキア属の放線菌が共生し窒素固定を行うので、海岸などのやせた土地にも育つ。

方言名に「グイミ」がある。グイはとげのこと、ミは実のことをさし、これが縮まってグミとなったといわれる。その他に中国地方ではビービー、ブイブイ、ゴブなどとも呼ばれている。

【分布】

ユーラシアから東南アジアにかけて50から70種ほどが現存し、E. trifloraだけがオーストラリアにまで分布している。ギンヨウグミ(E. commutata)は北アメリカ唯一の固有種である。
日本にはナツグミ(E. multiflora)、アキグミ(Elaeagnus umbellata)、ナワシログミ(E. pungens)、ツルグミ(E. glabra)など十数種がある。
商業的にはあまり利用されないが庭などに栽培される。ただし首都圏に自生することはない。

<転載、以上>

●グミ属の樹木一覧

アキグミ
マルバアキグミ
ナツグミ
トウグミ
マメグミ
ニッコウナツグミ
コウヤグミ 
クマヤマグミ
ヤクシマグミ
ハコネグミ
カツラギグミ(葛城山・金剛山)
ナツアサドリ
アリマグミ
ナワシログミ
マルバグミ
ツルグミ
リュウキュウツルグミ
オガサワラグミ

<一覧、以上>
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グミ属(総称としてのグミ、Elaeagnus)