<Wikipediaより、転載>

サカキ(榊、Cleyera japonica)は、ツバキ科サカキ属の常緑小高木。神棚や祭壇に供えるなど、神道の神事にも用いられる植物。

【特徴】

常緑性の小高木。低木を見ることが多いが、高さ12m、胸高直径は30cmになるものがある。若枝は緑だが、幹の樹皮は灰淡褐色になる。枝先の芽は裸で、若葉が巻いて鎌状になる。
葉は二列生の互生で、厚みのある革質、のっぺりとした表面で、鋸歯は全くなく、きれいな楕円形である。裏面はやや色薄く、両面ともに無毛。
6月ごろ側枝の基部の側の葉腋から白い小さな花を咲かせる。花は1-4個が束状に出て、いずれも葉の下に出て、下向きに咲く。11月ごろには黒くて小さな液果を付ける。

【分布と生育環境】

本州では茨城県、石川県以西、四国、九州に分布する。国外では済州島、台湾、中国から知られる。ヒマラヤと中国南部には、別亜種が知られる。
var. wallichiana - ヒマラヤ産。花が大きい。
var. parvifolia - 中国南部。葉が小さい。

【近縁種】

サカキは関東以南の比較的温暖な地域で生育するため、関東以北では類似種(別属)のヒサカキ (Eurya japonica) をサカキとして代用している。ヒサカキは仏壇にも供えられる植物である。花は早春に咲き、独特のにおいがある。名の由来は小さいことから「姫榊」とも、サカキでないことから「非榊」とも。
店頭に並んでいるサカキとヒサカキを見分けるポイントは葉縁で、葉が小さく、鋸歯がある(ぎざぎざしている)ならヒサカキ、表面がツルツルしていて、ふちがぎざぎざしていない全縁ならサカキである。また、サカキは茎頂の芽(冬芽)が、爪状に尖っていることでも見分けられる。

<転載、以上>
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