<Wikipediaより、転載>

キササゲ(木大角豆、学名:Catalpa ovata)はノウゼンカズラ科の落葉高木。生薬名で梓実(しじつ)と呼ばれる。日本で「梓(し)」の字は一般に「あずさ」と読まれ、カバノキ科のミズメ(ヨグソミネバリ)の別名とされるが、本来はキササゲのことである。

特徴

高さ5-10m。中国原産とされるが日本各地の河川敷など、湿った場所に野生化した帰化植物。花期は6-7月。淡い黄色の内側に紫色の斑点がある花を咲かせる。果実は細長いさく果でササゲ(大角豆)に似るのでキササゲ(木大角豆)と呼ばれる。

生薬

本種とその同属植物トウキササゲ(学名C. bungei)の果実は日本薬局方に収録の生薬「キササゲ」である。これは梓実(しじつ)ともいい、利尿作用がある。伝統的な漢方薬ではほとんど使わず民間薬的なものである。

同属植物

アメリカキササゲ(C. bignonioides)
トウキササゲ(C. bungei)
オオアメリカキササゲ(ハナキササゲ、C. speciosa)

<転載、以上>
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キササゲ(Catalpa ovata)