1)【群馬県・太田市 冠稲荷神社】群馬県指定天然記念物『冠稲荷のボケ』一株については、
こちらの冠稲荷神社の公式サイトをご覧ください。
同サイトより、ボケの基本情報を以下に転載します。
<転載部分>
群馬県指定天然記念物『冠稲荷のボケ』一株指定年月日昭和30年1月14日
所在太田市大字細谷字稲荷一番地
指定理由群馬県文化財保護条例第8条の規定による。
指定等の基準第6の3の(2)のアによる。
園芸種の緋ボケでは県内でも古く株も大きい。
説明事項樹 齢…300〜400年(推定)
樹 高…約3.5メートル
周 囲…根本約3メートル
枝張り…約9メートル四方
500本程の樹が分岐し半円形状に叢生し、一株を形成している。
3月中旬から4月上旬頃開花し、秋に結実する。
由来境内にある聖天宮が創建されたと伝えられる永禄年間(戦国時代)の頃、子供のない婦人が子宝を授け給えと毎朝日参していた。
ある朝、宮の前にいた老修験者に祈願の理由を問われた。すると、修験者は、「ボケ」の実を採って、これをきざみせんじて飲めば効験があるだろうと教え、どこかへ立ち去った。
婦人は相変わらず日参怠らず修験者の教えを守り実行した。そのうち効験が現れ、夫婦相和し、数多くの子をもうけることができ、その家も冨に栄えるようになり、夫婦は大願成就のお礼として神苑に「ボケ」の木を植えた。
この「ボケ」がその時植えられたものだと伝えられる。
爾来、この「ボケ」は里人たちにより、縁結びの子宝祈願・子育てにと厚く信仰されている。
【文責】
昭和61年3月31日
群馬県教育委員会
太田市教育委員会
<転載、以上>