【中野農事試験場】

明治33年、国庫の補助が決まり、東京府でも農事試験場が設立されました。場所は、豊多摩郡中野町(現中野区中央)でした。
この中野という場所が選ばれたのも、植木の生産でもこの時期、東京の発展、特に鉄道網の発達により、都市域が拡大していくのにつれて、中野区、世田谷区、目黒区には、大型の植木溜をもつ業者ができ始めたこととも無縁ではないようです。
しかし、植木の研究は、まだ民間の植木業者などが主体で農事試験場では、果樹に特定した研究が主だったようです。大正期に入ると東京府でも園芸の奨励による農家の副業としての花卉園芸についての研究が進みはじめたようです。


中野の農事試験場で始まった花卉試験研究については、こちらをご覧ください。

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東京府(東京市)の樹木政策、農業としての花卉研究