「唐**」「**唐」は、中国からの物
「唐」は長く、日本にとって文化の中心地であり、そこからの文化流入は、珍しい物、流行の先端でした。遣唐使の時代から、江戸時代までその文化は流行の先端でした。
その表現としての「唐渡り」(唐の時代でなくとも、明や宋の時代でも日本にとって中国からの物は、「唐からの」ということでした)は、こうした背景から、様々なものに付けられていたようです。
こうしたこと踏まえて、
桜草名寄控での「唐」の付く品種名を見てみましょう。
以下の6品種です。
●唐縮緬
●唐綾綴
●唐獅子
●唐琴
●紅唐子
●唐衣
この内、現在、さくらそう会の認定品種であり、その姿・特徴や品種名の読み方のわかっているものは、以下の2種です。
唐衣
No.047
(以下の解説は、色分け花図鑑 桜草より転載)
「からころも」微かがり広弁、星抱え咲き、短柱花、江戸末期か
花弁の裏が紅で、時に斑点入り。表は白色。「伊勢物語」の歌にちなむ命名か。早咲きで花茎は良く伸びてそろう。性質は強く、芽は大型で長くとがる。
(以下の説明は、日本サクラソウより転載)
「カラゴロモ」裏紅内白大輪紅
唐獅子
No.048
(以下の解説は、色分け花図鑑 桜草より転載)
「からじし」かがり重ね弁、狂い抱え咲き、受け咲き、長柱花
江戸末期
色分けとしては、やや淡い紅色として紹介する。名はかがり弁が波立つところから、獅子の狂いを連想したものと考える。株も草丈も小型。
(以下の表現は、「日本サクラソウ」より転載)
「カラジシ」桃色切咲中輪
また、現在、認定品種で、桜草名寄控にない品種は、以下の2品種です。
◆唐紅
◆唐子遊
認定品種以外で文献などで確認できる品種は、以下の通りです。
「日本サクラソウ」(鈴鹿冬三著)には、
写真付きでは、
◆唐縮緬(トウチリメン)
名称解説のみでは、
◆唐錦(「カラニシキ」表白裏桃紅大輪)
◆紅唐子(「ベニカラコ」中紅羅咲大輪)
という認定品種以外の品種も取り上げられています。
現状、どんな品種か、全く不明なものは、以下の2種です。
◆唐綾綴
◆唐琴
次の章では、これらの品種名をより詳しく、花の様子とともに桜草以外の文献などからも調べていきます。
「唐」は長く、日本にとって文化の中心地であり、そこからの文化流入は、珍しい物、流行の先端でした。遣唐使の時代から、江戸時代までその文化は流行の先端でした。
その表現としての「唐渡り」(唐の時代でなくとも、明や宋の時代でも日本にとって中国からの物は、「唐からの」ということでした)は、こうした背景から、様々なものに付けられていたようです。
こうしたこと踏まえて、
桜草名寄控での「唐」の付く品種名を見てみましょう。
以下の6品種です。
●唐縮緬
●唐綾綴
●唐獅子
●唐琴
●紅唐子
●唐衣
この内、現在、さくらそう会の認定品種であり、その姿・特徴や品種名の読み方のわかっているものは、以下の2種です。
唐衣
No.047
(以下の解説は、色分け花図鑑 桜草より転載)
「からころも」微かがり広弁、星抱え咲き、短柱花、江戸末期か
花弁の裏が紅で、時に斑点入り。表は白色。「伊勢物語」の歌にちなむ命名か。早咲きで花茎は良く伸びてそろう。性質は強く、芽は大型で長くとがる。
(以下の説明は、日本サクラソウより転載)
「カラゴロモ」裏紅内白大輪紅
唐獅子
No.048
(以下の解説は、色分け花図鑑 桜草より転載)
「からじし」かがり重ね弁、狂い抱え咲き、受け咲き、長柱花
江戸末期
色分けとしては、やや淡い紅色として紹介する。名はかがり弁が波立つところから、獅子の狂いを連想したものと考える。株も草丈も小型。
(以下の表現は、「日本サクラソウ」より転載)
「カラジシ」桃色切咲中輪
また、現在、認定品種で、桜草名寄控にない品種は、以下の2品種です。
◆唐紅
◆唐子遊
認定品種以外で文献などで確認できる品種は、以下の通りです。
「日本サクラソウ」(鈴鹿冬三著)には、
写真付きでは、
◆唐縮緬(トウチリメン)
名称解説のみでは、
◆唐錦(「カラニシキ」表白裏桃紅大輪)
◆紅唐子(「ベニカラコ」中紅羅咲大輪)
という認定品種以外の品種も取り上げられています。
現状、どんな品種か、全く不明なものは、以下の2種です。
◆唐綾綴
◆唐琴
次の章では、これらの品種名をより詳しく、花の様子とともに桜草以外の文献などからも調べていきます。
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