桜草唐草を知るには、先ず「唐草」(唐草模様)の歴史を知った上で、その中に「桜草唐草」位置づけることが重要です。ペルシャやインドから中国を経て伝わったといわれる「唐草模様」は、仏教とともに日本に渡来したとされています。その主な模様は、「葡萄唐草」から仏教的な意匠としての「宝相華」唐草へと変遷し、伝えられたとされています。
理想の花を表現した模様としての「唐花」「唐草」だったようです。