<やさしいエンゲイより、転載>

■栽培カレンダー


■季節・日常の手入れ

花がら摘み

花がら摘み咲き終わった花は傷んでくるうえに余計な栄養がとられ、その後に咲く花が小さくなります。咲き進んできたら、早めに摘み取ってしまいましょう。


花後の切り戻し

一通り花が咲き終わって盛りが過ぎたら、花をつけていた茎を1〜2節残して短く切り詰めます。そうするとワキから芽が出てきて再び花を咲かせます。茎を長く残して先端だけ切り詰めた場合、出てくる芽の勢いが弱くちゃんとした花が咲かないことがあります。短く切り戻した方が、元気な芽が出てきます。

マルチング

雨や水やりの差違、泥がはねて茎葉に付くと土中の細菌が原因となり病害虫が発生しやすいので、露地植えで雨ざらしの場合は腐葉土などを株元に敷いて(マルチング)泥はねしないようにしましょう。

■日当たり・置き場所 

日当たりのよい場所で育てます。日照不足になると極端に花付きが悪くなります。

水やり・肥料

土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。強い乾燥状態に合うと株全体が弱ってしまうので、乾きやすい真夏は気をつけましょう。
開花期間が長いので、肥料は途切れさせないようにします。固形の肥料を使う場合は1月に1回、液体肥料なら月3回位を目安にします。肥料は苗がある程度の大きさ(本葉5〜6枚)に育ってきたらはじめ、秋頃まで続けます。

用土

水はけのよい土なら、さほど選ばずによく育ちます。赤玉土7(小粒):腐葉土3の割合で混ぜた土など。

植え替え・植え付け

苗の植え付けは気温が十分に上がってから行います。タネから育てる場合、本葉5〜6枚くらいの大きさの苗が植え付け頃です。草丈が大きくなる品種はやや間隔を広めに開けて植え付けます。

ふやし方

タネをまいて増やします。発芽温度は品種によりやや幅がありますが、20℃〜25℃とおおむね高温なので、4月中旬以降がまき時です。時期が早すぎたり、気温が低いと芽が出にくいです。タネは大きいので、ビニールポットに2-3粒ずつまいて発芽したら間引いて1本にして苗を作るか、箱などにまいて、小さな頃に一度仮植えして育ててもよいでしょう。

かかりやすい病害虫

ウドンコ病

茎、葉、つぼみなどが粉をはたいたような白い菌糸に覆われる病気です。植物の生長を妨げるので、発生が見られたらすぐに殺菌剤をまいて、それ以上広がらないように被害を抑えましょう。ヒャクニチソウはウドンコ病にかかりやすいですが、ホソバヒャクニチソウ(リネアリス、アングスティフォリアとも呼ぶ)の系統は耐性がありかかりにくいです。

まとめ
 
露地植えは泥はねに注意→病気になりやすい
ウドンコ病に気をつける
一通り咲き終わったら切り戻す


<転載、以上>
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総称としての百日草、園芸品種としてのヒャクニチソウ
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ヒャクニチソウ属(Zinnia)