<やさしいエンゲイより、転載>

■栽培カレンダー


季節・日常の手入れ

花がら摘み

開花期間中は咲き終わった花をそのままにしておかず、花茎の下から摘み取る「花がら摘み」をおこないます。枯れた花を摘み取るのは美観の問題と、株に余計な体力を使わせないためです。こまめに花がら摘みをすることで、シーズン中は次々と新しい花を咲かせてくれます。

切り戻し

花がひととおり咲き終わったら梅雨前に全体をばっさりと1/3ほどに切り戻して風通しを良くし、新しい芽が吹くのを促します。そのままにしていると株がだらしなく伸びる上に蒸れて葉が枯れ上がって見苦しくなります。

日当たり・置き場所

日当たりの良い環境でよく育ちます。ただし、高温多湿に弱く梅雨頃から生長が鈍ります。真夏は風通しの良い半日陰が適します。西日がもろに当たる場所は日射しが強すぎるので適しません。また、多湿を嫌うので鉢植えは長雨に晒さないようにします。
寒さには強く、霜や凍結に気をつければ-5℃程度まで耐えます。霜や乾いた寒風に当たると葉先が枯れ込みますので鉢植えの場合はベランダや日当たりの良い室内で育て、庭植えは寒冷紗やべたがけシートをかけるなど簡単な霜よけを行います。

水やり・肥料

鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。乾燥には比較的強く、多湿を嫌うので水のやり過ぎには気をつけましょう。

肥料は春と秋、液体肥料をときどき与えます。特に春の開花期間中は肥料を切らさないよう、液体肥料なら10日に1回を目安に与えます。夏は暑さで弱っており、冬は生長が緩慢なので肥料は要りません。

用土

水はけのよい土が適しています。草花用の培養土や赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土を用います。

植え替え・植え付け

鉢植えの場合、花がひととおり咲き終わったら梅雨前に株全体を1/3ほどに切り戻して古い土を半分くらい落として、新しい用土で植え替えます。上手に育てると毎年花を楽しめます。

ふやし方

さし木でふやすことができます。
真夏と真冬を除いて可能ですが、5月-6月と9月頃が適期です。茎を先端から5〜10cmの長さに切り取って、用土に挿します。
一部の品種はタネが流通するので、それをまいて育てることもできます。タネは秋まきが基本で9月頃にまくと翌春から花を咲かせます。

かかりやすい病害虫

春先からつぼみや新芽にアブラムシが発生します。 見つけ次第駆除します。

まとめ

寒さには強いが、寒風や霜に注意
高温多湿に弱い、鉢植えは長雨に晒さない
花がひととおり終わったら全体を切り戻す

<転載、以上>
プリンタ用画面
友達に伝える
投票数:18 平均点:5.56
前
オステオスペルマム属とは
カテゴリートップ
オステオスペルマム属(Osteospermum)