【球根の貯蔵方法】
<やさしいエンゲイより、転載>
球根植物の貯蔵方法
■球根の掘りあげ
別に植えっぱなしでも毎年よく育つ球根もたくさんあるので、すべての球根に該当する作業ではありません。しかし、高温多湿や寒さに弱い球根は、植えっぱなしだと休眠期に腐ったり枯れたりする恐れがあるので、掘りあげたほうがよいです。
球根は上手に育てると毎年花を咲かせることができます。そのためには、いつ掘り上げるのか、貯蔵するのかが大切なポイントの一つとなります。正しくおこなうと毎年元気な球根を植えることができるようになります。
球根を掘りあげて保存することは、球根を毎年咲かせるための作業でもありますが、同時に、庭のスペースを確保することにもつながります。どういうことかというと、庭に球根を植えっぱなしにしているとそれ以上そこに植物を植えることはできません。しかし、掘りあげてると、そのスペースがほかの球根を植えることのできるスペースとして確保できます。庭のスペースは限りがあるので、効率よくたくさんの植物を楽しみたいときは堀りあげをおこないましょう
生育サイクルと掘りあげ
球根は、花が咲いて、葉が光合成をおこないその栄養を球根に蓄えて、地上部が枯れて休眠期にはいるというのが一般的な生活サイクルです。球根を掘り上げるのは休眠期に入ってからで、掘り上げる理由としては、霜の害から守ったり、高温多湿で球根が腐ってしまうのを防ぐために掘りあげて貯蔵します。掘りあげる時期は球根によってまちまちなので、それぞれの植物に適した時期におこなう必要があります。
たとえば、ヒヤシンス、アネモネ、チューリップなどは5〜6月の梅雨前に堀上をおこないます。ダリア、アマリリスなどは霜が降りる前の10〜11月頃に堀りあげをおこないます。また真夏と真冬は環境が厳しいので堀あげの作業は行わないのがふつうです。
掘りあげないほうがよい球根
しかし、中には掘り上げる必要のない、掘り上げないほうがよい球根もあります。掘り上げなくても球根が弱ったり花が咲かなくなったりしないので、必要がないのです。クロッカスやネリネなどは2から3年植えっぱなしにして置いても支障はありませんし、スイセン、ムスカリなどは7〜8年そのままにして置いても生育が衰えることはありません。ですから、すべての球根が掘りあげて貯蔵しなければならないわけではありません。このように品種によっては必要のないものも多いと言うことも覚えておきましょう
■球根の貯蔵
乾燥させて貯蔵する方法
球根をある程度乾燥させて貯蔵する方法です。アネモネやラナンキュラスのように腐らないためにほぼ水分を抜く場合もあれば、チューリップのように表面を軽く乾燥させる場合もあり、種類によって乾かす度合いは違います。
1.掘りあげる
掘り上げるタイミングは地上部(葉や茎)が3分の2ほど枯れた頃におこないます。完全に枯れるまで待つのではなく、緑色の部分が残っている時期におこなうのがコツです。
2.乾燥させる
茎や葉を束ねて直射日光の当たらない場所につるすか、葉や茎が球根から離れてしまっている場合は、新聞紙を広げて上などに重ならないように球根を並べて陰干しをします。葉や茎がついたままのものは完全に枯れるまでおいておくとキレイにとれます 。
3.貯蔵する
さらに乾燥をさせて、みかんネットなどのよく空気の通る袋に入れて、冬は凍らない場所、夏は熱がこもらない場所で風通しのよい場所につるすか置いて貯蔵します。置く際は、土の上などに置いておくと球根が水分を吸収してしまうので気をつけましょう 。
乾燥させずに貯蔵する
乾燥させてしまうと逆に弱ってしまう球根もあり、そのような性質のもの乾かさないように貯蔵する必要があります。手順は以下の通りです
1.掘りあげる
掘りあげるタイミングは乾燥させる方法と同じです。
2.消毒する
掘り上げた球根は表面の土を乾かしてよく落とし、さらに、上根を切り取り、下根は残し、傷んだ根などをきれいに除去します。
<掘りあげた時のユリの上根と下根の状態>
その上で、球根用の消毒剤(ホームセンターなどで市販されています)[/に浸して消毒します 。
3.貯蔵する
軽く湿らしたバーミキュライトや乾いたおがくずをビニール袋に入れてその中に球根を埋めます。保存場所は冷暗所でおこないましょう。ビニール袋に入れる場合は完全密封せずに上の方に数カ所空気の通る穴をあけておきましょう
<転載、以上>
<やさしいエンゲイより、転載>
球根植物の貯蔵方法
■球根の掘りあげ
別に植えっぱなしでも毎年よく育つ球根もたくさんあるので、すべての球根に該当する作業ではありません。しかし、高温多湿や寒さに弱い球根は、植えっぱなしだと休眠期に腐ったり枯れたりする恐れがあるので、掘りあげたほうがよいです。
球根は上手に育てると毎年花を咲かせることができます。そのためには、いつ掘り上げるのか、貯蔵するのかが大切なポイントの一つとなります。正しくおこなうと毎年元気な球根を植えることができるようになります。
球根を掘りあげて保存することは、球根を毎年咲かせるための作業でもありますが、同時に、庭のスペースを確保することにもつながります。どういうことかというと、庭に球根を植えっぱなしにしているとそれ以上そこに植物を植えることはできません。しかし、掘りあげてると、そのスペースがほかの球根を植えることのできるスペースとして確保できます。庭のスペースは限りがあるので、効率よくたくさんの植物を楽しみたいときは堀りあげをおこないましょう
生育サイクルと掘りあげ
球根は、花が咲いて、葉が光合成をおこないその栄養を球根に蓄えて、地上部が枯れて休眠期にはいるというのが一般的な生活サイクルです。球根を掘り上げるのは休眠期に入ってからで、掘り上げる理由としては、霜の害から守ったり、高温多湿で球根が腐ってしまうのを防ぐために掘りあげて貯蔵します。掘りあげる時期は球根によってまちまちなので、それぞれの植物に適した時期におこなう必要があります。
たとえば、ヒヤシンス、アネモネ、チューリップなどは5〜6月の梅雨前に堀上をおこないます。ダリア、アマリリスなどは霜が降りる前の10〜11月頃に堀りあげをおこないます。また真夏と真冬は環境が厳しいので堀あげの作業は行わないのがふつうです。
掘りあげないほうがよい球根
しかし、中には掘り上げる必要のない、掘り上げないほうがよい球根もあります。掘り上げなくても球根が弱ったり花が咲かなくなったりしないので、必要がないのです。クロッカスやネリネなどは2から3年植えっぱなしにして置いても支障はありませんし、スイセン、ムスカリなどは7〜8年そのままにして置いても生育が衰えることはありません。ですから、すべての球根が掘りあげて貯蔵しなければならないわけではありません。このように品種によっては必要のないものも多いと言うことも覚えておきましょう
■球根の貯蔵
乾燥させて貯蔵する方法
球根をある程度乾燥させて貯蔵する方法です。アネモネやラナンキュラスのように腐らないためにほぼ水分を抜く場合もあれば、チューリップのように表面を軽く乾燥させる場合もあり、種類によって乾かす度合いは違います。
1.掘りあげる
掘り上げるタイミングは地上部(葉や茎)が3分の2ほど枯れた頃におこないます。完全に枯れるまで待つのではなく、緑色の部分が残っている時期におこなうのがコツです。
2.乾燥させる
茎や葉を束ねて直射日光の当たらない場所につるすか、葉や茎が球根から離れてしまっている場合は、新聞紙を広げて上などに重ならないように球根を並べて陰干しをします。葉や茎がついたままのものは完全に枯れるまでおいておくとキレイにとれます 。
3.貯蔵する
さらに乾燥をさせて、みかんネットなどのよく空気の通る袋に入れて、冬は凍らない場所、夏は熱がこもらない場所で風通しのよい場所につるすか置いて貯蔵します。置く際は、土の上などに置いておくと球根が水分を吸収してしまうので気をつけましょう 。
乾燥させずに貯蔵する
乾燥させてしまうと逆に弱ってしまう球根もあり、そのような性質のもの乾かさないように貯蔵する必要があります。手順は以下の通りです
1.掘りあげる
掘りあげるタイミングは乾燥させる方法と同じです。
2.消毒する
掘り上げた球根は表面の土を乾かしてよく落とし、さらに、上根を切り取り、下根は残し、傷んだ根などをきれいに除去します。
<掘りあげた時のユリの上根と下根の状態>
その上で、球根用の消毒剤(ホームセンターなどで市販されています)[/に浸して消毒します 。
3.貯蔵する
軽く湿らしたバーミキュライトや乾いたおがくずをビニール袋に入れてその中に球根を埋めます。保存場所は冷暗所でおこないましょう。ビニール袋に入れる場合は完全密封せずに上の方に数カ所空気の通る穴をあけておきましょう
<転載、以上>
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