トップ  >  植木・鉢物を知るための前提となる「庭」、「造園」を知る  >  「垣根」「生垣」を知る  >  その1の2:垣根・生垣の主となる「竹垣」の基本構造を知る
垣根・生垣には、いろいろな種類がありますが、その中でもは、「竹垣」垣根づくりの基本となるものです。生垣もこの垣根を組んで、生垣の主となる樹木を育てていきます。

このコーナーでは、その基本構造について、ご紹介します。また、このカテゴリー以下で「竹垣」について紹介する際は、以下の情報源からの情報を参考させていただきました。

「竹垣」についての情報源:

1)藤平竹材店の公式サイト
2)林野庁の竹についてのコーナーは、こちらから
3)竹巧彩(大分県の竹細工工房)のサイトは、こちらから



◆「竹垣」の3つの基本構造◆

その1:
四つ目垣の構造に見るとおり、 柱に胴縁をわた し組子を結びつけるもの。

その2:
建仁寺垣の構造のように 柱に胴縁をわたし組子を仮の縄で掻き付け後、押縁をあてがい胴縁と押縁を締め付け結ぶもの。

その3:
光悦寺垣のように、特別の胴縁は持たず組子と組子を結びつけるもの。

<竹垣の構造図:藤平竹材店の公式サイトより、画像転載>
●上部は「四つ目垣」、下部は、「建仁寺垣」の構造図



<転載、以上>

<実際の建仁寺の茶室にある建仁寺垣>



<光悦寺の光悦寺垣>
●光悦寺とは:江戸初期の文化人・本阿弥光悦が1615年(元和1)徳川家康から与えられたこの地に草庵を結び、法華題目堂を建てたのが起こり。光悦の死後、寺(日蓮宗)となった。境内には、大虚庵など7つの茶室がある。竹を斜めに組んだ垣根は光悦垣と呼ばれる。建立:1656(明暦2)年

<以下の画像は、実際の光悦寺の光悦寺垣>

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