●上半期:
STEP1:「地域、風土に対応したセミナー設計と実習開始」(2013年)


1)2013年は、受講する対象を「花に関わる仕事に従事する方々」だけでなく、教育に関わる人々(教育関連従事者と同予備軍)まで広げる予定です。国内の特定の風土文化に焦点をあて、セミナーを具体的に実施していきます。

ともすると「東京を中心に世界へ」となりがちな偏りを避け、「身近な風土、文化の理解」を目的とする内容にセミナー設計の力点を置きます。

講義内容を参加する方々の関心のある地域(国内)と花に関わるジャンル別(お茶、フラワーアレンジ、生け花など)ごとに掘り下げます。こうした地域・ジャンル別のコンテンツを中心に講義を設計し、進めていきます。

小中学校の従来からある単なる栽培を目的とした「園芸クラブ」活動から、より園芸を核とした文化的な学習への関心を喚起する「園芸文化クラブ」の設立や父兄や地域住民、支援者などを含めた「地域コミュニティスクール」の開講への理解と参加をすすめることを目標とする予定です。
加えて、新指導要領にもある小中学校に導入されてきた総合的な学習の時間に適したモチーフとして、風土と園芸文化学習を展開できないかを模索します。

今までに無い試みとしては、こうした活動促進を支援する組織づくりも欠かせません。そのために、具体策として、地域の環境関連教育NPOや同学校のPTA、同窓会組織などへの働きかけをしていく予定です。支援者としては、地域の花屋や植木関連業者、花関連のフラワーアレンジや生け花スクールなどへも支援交渉をしていきます。

【具体実施計画エリア】:
1)神奈川県・相模原市
<協力交渉先候補>
相模女子大、同小学校
2)東京都・小金井市
<協力交渉先候補>
東京学芸大学、同附属小金井小学校、中学校

候補テーマ:
1)それぞれの立地エリアの郷土学習との関連で自然植生、地域に独特な園芸(栽培・育種・フラワーアレンジなど)文化の発見と楽しみ方を知る

■協力依頼先候補:各地のJA、植木協会、各エリア近隣の公園や植物園とその指定管理者、地方自治体緑地管理課や教育委員会、NPO団体や趣味の園芸団体、花関連の文化教室など


2)今に伝わる江戸園芸(栽培・育種・歴史研究など)文化の発見とそうした文化が伝わり、それぞれの地域(多摩地区、相模原地区)で花開くようになった文化を発見する楽しみを知る

■協力依頼先候補:各地の江戸園芸の品種別の愛好団体(例:さくらそう会、変化朝顔研究会、菊保存会など)、各エリア近隣の植物園、植木や園芸関連の愛好家団体など


◆WEBシステムを活用した現地連絡、ネットワークづくりの具体実施
上記のセミナーを進めていく過程で本サイトとそのコンテンツをセミナー前から、終了後も利用すること(セミナー参加者のコミュニケーションのためのインフラ基盤づくり)を推進していきます。

<総合的な学習への展開>
海外の同様な趣味団体や組織とのコミュニケーションの促進をも視野に「学生による海外への日本園芸文化の発信」の実現という目標も含めて展開します。文化的な国際交流実現を含むプロジェクトとすることで文科省以外、外務省、文化庁、地域の自治体の社会教育プログラムなどのプロジェクトとも連携していくつもりです。

また、対象エリアの各場所(教育機関、民間セミナー、趣味の講座など)で学ぶ人たちとのネットワーク構築も進めていきます。(学習ネットワークコミュニティの創造)

【提案書】
以下から、本プロジェクトの提案書をご覧いただけます。

1)第一期:小中学校向けモデル校プロジェクト提案書(教育関係者向け)は、こちらから




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