<Wikipediaより、転載>

バラ科 (Rosaceae) はバラ目に属する植物の科の一つ。およそ90属2500種を含む[1]。

【特徴】

科名の由来であるバラを始め、野草・栽培種とも多彩な種を含む。花弁・がくは5枚、雄蕊は10本ないし多数あり、雌蕊は1本のものから多数分立するものまで多様。葉は単葉または複葉で根元に托葉がある。
サクラ、ウメ、モモなど日本で古くから親しまれている花木類、また、イチゴ、リンゴ、ビワなど果実、アーモンドなど種子が食用であるものも多い。

【分類】

大きく3亜科に分けられる。

<バラ亜科 Rosoideae>
- 心皮は多数分立し(雌蕊が多数)、花托(茎に由来しイチゴの食用部分にあたる)の上に乗る。各心皮が痩果(イチゴなど)あるいは小核果(キイチゴ、バラなど)を作る。

シモツケソウ属 Filipendula - オニシモツケ
キイチゴ属 Rubus - クマイチゴ
Colurieae
ダイコンソウ属 Geum
コキンバイ属 Waldsteinia
ワレモコウ連 Sanguisorbeae
アカエナ属 Acaena
キンミズヒキ属 Agrimonia
ワレモコウ属 Sanguisorba - ワレモコウ
バラ属 Rosa - バラ、ハマナス
キジムシロ連 Potentilleae
キジムシロ属 Potentilla - キジムシロ
オランダイチゴ属(イチゴ属, フラガリア属) Fragaria - ノウゴウイチゴ

<チョウノスケソウ亜科 Dryadoideae>

チョウノスケソウ属 Dryas

<シモツケ亜科 Spiraeoideae>
- 雌蕊は1ないし数個あり、袋果または朔果を作る。

Lyonothamnus
Neillieae
テマリシモツケ属(フィソカルプス属) Physocarpus
コゴメウツギ属 Stephanandra - コゴメウツギ
Amygdaleae - 子房上位の核果で種子を1個含む。
サクラ属 Prunus - アーモンド、アンズ、ウメ、サクラ、スモモ、モモ、キクモモ、サクランボ
ヤマブキ連 Kerrieae
シロヤマブキ属 Rhodotypos -シロヤマブキ
ヤマブキ属 Kerria -ヤマブキ
Osmaronieae
ヤナギザクラ属(エクソコルダ属) Exochorda
Prinsepia - ヘンカクボク(扁核木) Prinsepia utilis
ホザキナナカマド連 Sorbarieae
ホザキナナカマド属 Sorbaria
シモツケ連 Spiraeeae
ヤマブキショウマ属 Aruncus
シモツケ属 Spiraea - ユキヤナギ
ギレニア属 Gillenia
ナシ連 Pyreae - 子房下位で、リンゴやナシの食用部分は花托であり、芯が果実に当たる。
ザイフリボク属 Amelanchier - ザイフリボク
アズキナシ属 Aria - アズキナシ
アロニア属 Aronia
ボケ属 Chaenomeles - ボケ、カリン
コトネアスター属(シャリントウ属) Cotoneaster
サンザシ属 Crataegus - サンザシ
マルメロ属 Cydonia
ビワ属 Eriobotrya - ビワ
リンゴ属 Malus - リンゴ
テンノウメ属 Osteomeles
カナメモチ属 Photinia(カマツカ属 Pourthiaeaを含む) - カナメモチ、カマツカ
トキワサンザシ属 Pyracantha - トキワサンザシ、タチバナモドキ
ナシ属 Pyrus - ナシ
シャリンバイ属 Rhaphiolepis - シャリンバイ
ナナカマド属 Sorbus - ナナカマド

<転載、以上>
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