<Wikipediaより、転載>

シナノナデシコ(Dianthus shinanensis、信濃撫子)は、ナデシコ科ナデシコ属の多年草。本州中部に分布する。別名をミヤマナデシコ(深山撫子)という。

【特徴】

山地の河原や荒れ地、礫地などに生育する。高さは20-40cmになる。茎の断面は四角状で、ふくれた節をもつ。広線形の葉は対生し、長さが4-7cmになる。葉の基部は赤みを帯び、基部が茎を抱く。花は、紅紫色で茎頂に多数つく。花の直径は約2センチで、苞は2対、花弁は5個ある。花弁は広倒卵状で、カワラナデシコなどと比べて、先端はあまり細く裂けない。花期は7-8月。

<転載、以上>

BGPlantsの学名検索は、

学名: Dianthus shinanensis (Yatabe) Makino
和名:  シナノナデシコ
学名ステイタス: 標準
掲載図鑑とページ番号: (平凡社・日本の野生植物)草本2: 41;(講談社・Flora of Japan)2a: 201;(至文堂・日本植物誌)662;
文献情報(原記載文献など): B. M. T. 17: 58 (1903), Ill. Fl. Nippon: 582, f. 1746 (1940); Nemoto, Fl. Jap. Suppl.: 196 (1936); Ohwi, Fl. Jap.: 500 (1953), ed. Engl.: 432 (1965).

となります。Yatabeとあるのは、1892年に矢田部良吉氏が此の種がやせた形のアメリカナデシコ(ヒゲナデシコ)に似ており、その変種と考えて、学名を付けたことからです。その後、牧野富太郎氏の研究により、1903年に変種から、種に昇格されたことで、Makinoとついているのです。B. M. T. 17:58(1903)とあるのは、牧野氏が植物学雑誌上で1903年にこの種と発表したことを意味しています。


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