ハマナデシコ(Dianthus japonicus、浜撫子)
浜辺に生える撫子の意味です。別名:フジナデシコ(藤撫子、藤色の花からの命名)、ナツナデシコ(夏撫子、生える時期からの命名)。花期は、夏から秋で本州以西の日本と中国に分布しています。
<以下は、週刊朝日百科 世界の植物 ナデシコ篇(奥山春季著述)からの転載>
古くは、チュンベリーの『日本植物誌』(1784年)で長崎産の標本に基づいて発表されt。葉は直立し、高さ50センチ前後の多年草。節間が短く、葉は狭卵形から長楕円形で長さ5から8センチ、質が厚く光沢がある。根生葉は、茎の葉より長く、花の頃枯れ死する。7月から11月にかけて、紅紫色の花が束生状に密集して咲き、直径1.5センチ前後。がくは円筒形で長さ1.5センチから2センチ。基部の苞片はがくの長さの約2分の1、蒴果は円筒形でがく筒より少し長く、先端が4裂し、黒い小さな種子を散らす。
<転載、以上>
この発見者であるチュンベリーとは、学名にもThunb.とある
カール・ツンベルク(Carl Peter Thunberg,、1743年11月11日 - 1828年8月8日)のことです。日本語での表記は、ツンベリー、チュンベリーなど様々あります。スウェーデンの植物学者、医学者で出島の三学者の1人に数えられ、日本植物学の基礎をつくった人物です。その著作『日本植物誌(Floral Japonica、1784年)』でこの種が西洋社会に知られました。
BGPlantsの学名検索では、
学名: Dianthus japonicus Thunb.
和名: ハマナデシコ
学名ステイタス: 標準
掲載図鑑とページ番号: (平凡社・日本の野生植物)草本2: 41;(保育社・原色日本植物図鑑)草本2: 256;(講談社・Flora of Japan)2a: 201;(至文堂・日本植物誌)652;
文献情報(原記載文献など): in Murray, Syst. Veg. ed. 14: 417 (May-Jun. 1784), Fl. Jap.: 183 (Aug. 1784); Siebold & Zucc. in Abh. Akad. Muench. 4(2): 166 (1845); Miq. in A. M. B. L.-B. 2: 77 (1865); Franch. & Sav., EPJ 1: 46 (1873); Nemoto, Fl. Jap. Suppl.: 196 (1936); Makino, Ill. Fl. Nippon: 582, f. 1744 (1940); Ohwi, Fl. Jap.: 500 (1953), ed. Engl.: 431 (1965); W.T.Lee, Lineam. Fl. Kor. 1: 253 (1996).
別名: フジナデシコ
ノート: 屋久島やトカラ列島からの記録 (Masam., Fl. Geob. Yakus.: 188 (1934), in Sci. Rep. Kanazawa Univ. 2(2): 95 (1954))はヒメハマナデシコに当たる
とされています。
日本のレッドデータ検索では、フジナデシコとして、こちらに掲載されています。
浜辺に生える撫子の意味です。別名:フジナデシコ(藤撫子、藤色の花からの命名)、ナツナデシコ(夏撫子、生える時期からの命名)。花期は、夏から秋で本州以西の日本と中国に分布しています。
<以下は、週刊朝日百科 世界の植物 ナデシコ篇(奥山春季著述)からの転載>
古くは、チュンベリーの『日本植物誌』(1784年)で長崎産の標本に基づいて発表されt。葉は直立し、高さ50センチ前後の多年草。節間が短く、葉は狭卵形から長楕円形で長さ5から8センチ、質が厚く光沢がある。根生葉は、茎の葉より長く、花の頃枯れ死する。7月から11月にかけて、紅紫色の花が束生状に密集して咲き、直径1.5センチ前後。がくは円筒形で長さ1.5センチから2センチ。基部の苞片はがくの長さの約2分の1、蒴果は円筒形でがく筒より少し長く、先端が4裂し、黒い小さな種子を散らす。
<転載、以上>
この発見者であるチュンベリーとは、学名にもThunb.とある
カール・ツンベルク(Carl Peter Thunberg,、1743年11月11日 - 1828年8月8日)のことです。日本語での表記は、ツンベリー、チュンベリーなど様々あります。スウェーデンの植物学者、医学者で出島の三学者の1人に数えられ、日本植物学の基礎をつくった人物です。その著作『日本植物誌(Floral Japonica、1784年)』でこの種が西洋社会に知られました。
BGPlantsの学名検索では、
学名: Dianthus japonicus Thunb.
和名: ハマナデシコ
学名ステイタス: 標準
掲載図鑑とページ番号: (平凡社・日本の野生植物)草本2: 41;(保育社・原色日本植物図鑑)草本2: 256;(講談社・Flora of Japan)2a: 201;(至文堂・日本植物誌)652;
文献情報(原記載文献など): in Murray, Syst. Veg. ed. 14: 417 (May-Jun. 1784), Fl. Jap.: 183 (Aug. 1784); Siebold & Zucc. in Abh. Akad. Muench. 4(2): 166 (1845); Miq. in A. M. B. L.-B. 2: 77 (1865); Franch. & Sav., EPJ 1: 46 (1873); Nemoto, Fl. Jap. Suppl.: 196 (1936); Makino, Ill. Fl. Nippon: 582, f. 1744 (1940); Ohwi, Fl. Jap.: 500 (1953), ed. Engl.: 431 (1965); W.T.Lee, Lineam. Fl. Kor. 1: 253 (1996).
別名: フジナデシコ
ノート: 屋久島やトカラ列島からの記録 (Masam., Fl. Geob. Yakus.: 188 (1934), in Sci. Rep. Kanazawa Univ. 2(2): 95 (1954))はヒメハマナデシコに当たる
とされています。
日本のレッドデータ検索では、フジナデシコとして、こちらに掲載されています。
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![]() ハマナデシコ(Dianthus japonicus) |