<Wikipediaより転載>

ミヤマシキミ属(みやましきみぞく、学名:Skimmia)はミカン科の属の一つ。

【特徴】

常緑の低木で、茎には刺がつかない。葉は茎に互生し、茎の上部に集まる。単葉で、縁は全縁ときに上部に鈍鋸歯がある。花は枝先に円錐花序をつける。雌雄異株で雄花と雌花をつける株が異なる。花弁は4枚、ときに5枚。果実は2-5個の核をもつ球状の核果で、核には1個の種子がある。
東アジア、東南アジアの温帯、暖帯に分布し、約9種知られている。

【分類】

日本のミヤマシキミ属

日本では、ミヤマシキミ Skimmia japonica 1種のみが確認されており、いくつかの変種及び品種に分けられる。

ミヤマシキミ Skimmia japonica
ミヤマシキミ(基変種) S. j. var. japonica
モンタチバナ(モクタチバナ) S. j. var. j. f. ovata
アケボノミヤマシキミ S. j. var. j. f. rosea
ツクバシキミ S. j. var. j. f. veitchii
ウチダシミヤマシキミ S. j. var. j. f. yatabei
ウチダシツルシキミ S. j. var. intermedia
シロミノツルシキミ S. j. var. i. f. leucocarpa
ナガバツルミヤマシキミ S. j. var. i. f. longifolia
ナガミノツルシキミ S. j. var. i. f. obovoidea
ツルシキミ S. j. var. i. f. repens
ノコバツルシキミ S. j. var. i. f. serrata
リュウキュウミヤマシキミ S. j. var. lutchuensis

日本国外のミヤマシキミ属

テンジクミヤマシキミ S. laureola ネパールからベトナム、中国に分布
S. anquetilia 西ヒマラヤからアフガニスタンに分布
S. arborescens 東ヒマラヤから東南アジアに分布

【利用】

ミヤマシキミの各品種は欧米を中心に花・実を観賞するために栽培されるが、日本ではあまり栽培されない。果実は赤く目立つが有毒である。

<転載、以上>
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ミヤマシキミ属(Skimmia)