<Wikipediaより、転載>

マテバシイ属(Lithocarpus)(シノニム Pasania)は東アジア、東南アジアに約300種が分布、日本にはその内の2種、マテバシイ Lithocarpus edulis とシリブカガシ Lithocarpus glaberが分布する、唯一の例外として北アメリカ南西部のオレゴン州とカリフォルニア州 に1種類、タンオーク Lithocarpus. densiflorus のみが隔離分布するが、この種は遺伝的にも他と離れており、別属とする説もある(シノニム Notholithocarpus densiflorus)。

クリ属に近縁だが、日本に自生する2種、マテバシイとシリブカガシは堅果はいわゆるドングリ状で、常緑高木であり、どちらかと言うとコナラ属のアカガシ亜属のものによく似ている、また前述のタンオークを別属とすると、日本はこの属の分布北限であり、他のブナ科各属にものに比べると寒さに弱い。
コナラ属は風媒花であるが、本属は同じクリ亜科であるクリ属、シイ属と同じく虫媒花であり、両属と同じく花は精液のような不快な匂いを放つ。


<転載、以上>
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マテバシイ属(Lithocarpus)