<果物ナビより、転載>

基礎データ

分類:ミカン科ミカン属
原産地:インドアッサム地方
季節の分類:周年
多く出回る時期:周年
国内の栽培面積:約456ヘクタール(2013年)
国内の年間出荷量:約5,600トン(2013年)
おもな産地:広島県(約40%)、静岡県(約28%)、和歌山県(約13%)


栽培品種

バレンシアオレンジ

カリフォルニアやフロリダで生産されている普通オレンジの多くがこの「バレンシアオレンジ」です。酸味と甘味のバランスがよく、果汁も豊富なので生食のほかジュースにも適しています。重さは200〜250gほどで、シーズンは3〜10月頃。なお、国内産のオレンジとして「福原オレンジ」という品種もあります。これは1900年(明治33年)頃に千葉の福原氏宅で発見されたもので、甘味が強く3〜5月頃が熟期です。その他、普通オレンジには「ハムリン」や「シャムーティ」といった品種もあります。

ネーブルオレンジ

見た目は「普通オレンジ」のようですが、果実の果頂部に「へそ」があるのが特徴。アメリカからの輸入品は「ワシントンネーブル」という品種が多く、果肉は多汁で甘味が多く、香りも豊かです。じょうのう膜(袋)が薄くてやわらかく、種もないのでそのまま食べられます。果重は200〜250gくらいで、輸入ものは11〜4月頃、国内産は2〜3月頃が旬。ワシントンネーブルは19世紀初頭にブラジルで発見されたものといわれ、日本でも「白柳ネーブル」、「森田ネーブル」、「吉田ネーブル」、「大三島ネーブル」、「村上ネーブル」、「清家ネーブル」などが誕生しています。

ブラッドオレンジ

果肉が濃い赤色をしたオレンジで、地中海沿岸が原産といわれています。イタリア産の「タロッコ」やカリフォルニア産の「モロ」という品種が輸入されているほか、最近は愛媛県や和歌山県などでも栽培されています。果実が店頭に並ぶのは冬から春にかけて。普通のオレンジ同様にそのまま食べてもおいしいですし、ジュースなどに加工されることも多く、イタリア産の冷凍タロッコジュースも人気です。

●詳細●
「タロッコ」や「モロ」「サンギネロ」「マルチーズブラッド」などいくつかの品種がありますが、代表品種はタロッコとモロ。この2品種はイタリアやアメリカから輸入されているほか、愛媛県や大分県、和歌山県など国内でも栽培されています。

<転載、以上>

これ以上の国内栽培などの詳細については、提携サイトの「Plants Laboratory Network」のこちらのカテゴリーをご覧ください。

<この項、了>
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農産物としてのオレンジ