<Wikipediaより、転載>

リンボク(橉木、Prunus spinulosa)は現生のバラ科サクラ属の樹木。別名ヒイラギガシ。バクチノキ属として扱われることもある。

関東以西の本州、四国、九州、南西諸島から台湾に分布する常緑樹で、日本の固有種。照葉樹林の構成樹種で、森林、特に谷間によく生える。

樹皮は黒〜褐色で桜膚。葉は互生、表面は深緑色で独特の光沢がある。
特徴的なのは特に若枝の葉の鋸歯が鋭く尖って針状になることで、ヒイラギと間違われることがある。ヒイラギより葉質が薄く、棘が細くするどいので区別できる。なお、大きな木になるとこの鋸歯自体が無くなってしまう。花は秋に咲き、めしべが長く、白い小さな花を穂状につける。果実は楕円状で、翌年の春に黒紫色に熟す。

用途は薪炭材、器具材など。樹皮から染料をとることも。
サクラの仲間は落葉樹で春に花を咲かせるものが多いのであるが、この種のように常緑のものがある。近縁にバクチノキがある。

<転載、以上>

利用など

幼木のうちは光沢のある黒褐色の樹皮を持つが、年を経るに従って赤みを帯びてくる。昔は、リンボクは雁皮紙を作る際、樹皮を染料として用いられた。また、葉は薬用に、材は拍子木や弓を作るのに使われていた。
変種には、小型の葉を持つ、コバノリンボクがある。
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リンボク(橉木、Prunus spinulosa)