【芸文類聚に見る「梅」】
＜芸文類聚とは＞
中国の唐代の初期、高祖の時代、武徳7年(624年)に欧陽詢が唐代以前の文芸作品などの内容をまとめて編集した中国最古の類書と呼ばれる文献です。
Wikipediaでの「芸文類聚」の説明を以下に転載しておきます。
＜Wikipediaよりの転載＞
『芸文類聚』（げいもんるいじゅう）とは、中国の唐代初期に成立した類書である。武徳7年（624年）、歐陽詢らが、高祖の勅を奉じて撰した。100巻。『北堂書鈔』・『初学記』・『白氏六帖』と共に、「唐代四大類書」と称せられる。
【概要】
本書は、中国で現存最古の類書の一つであり、唐代以前の大量の詩文や歌賦等の文学作品を保存しており、その中の多くの作品は、すでに亡失して伝わらないものである。この書は46部に分類されており、部ごとにまた子目727を列ねている。
分類の編次は、故事を先に置き、すべて出処を注している。また、引用の詩文は、すべて時代を注している。その他の類書と比較して、本書の文献の輯集方法上の最大の特色は、「事」（事実）と「文」（詩文）の両条を併記して一条とし、類書の通例の体制を変更している点である。
＜転載、以上＞
1)唐代以前の梅は、「果実としての梅＝実用植物としての梅」が主だったのか？
この『芸文類聚』の研究者の斎藤正二氏の私家版Web検索システムでは、この芸文類聚の内容を文字で検索できるようになっています。このシステムは、こちらから、ご覧いただけます。
このシステムで「梅」を検索すると89件がヒットします。
このシステムは、漢文なので、この斎藤正二氏の芸文類聚における「梅」についての説明は、「ものと人間の文化史 梅��(有岡利幸著)」(以下「梅�機廚販�す)に詳細な説明があるので、その部分を以下に転載します。
ここで有岡氏は、斎藤氏の著作を取り上げ、唐代以前の中国での「梅」は、主に「果実としての梅＝実用植物としての梅」だったと結論づけています。
＜「梅�機廚茲蝓�転載＞
その『芸文類聚』には、梅に関する数多くの文献や用例が掲げられているが、それらはいずれも果実の梅に関するもので、花には注目されていない。斎藤正二氏の著作からの孫引きだが、『芸文類聚』の梅に関する部分を掲げておく。これに採用されている文献は、『尚書』、『爾雅』、『大載礼記』、『毛詩召南』、『東方朔伝』、『淮南子』である。
『尚書』では、「(梅は)若しくは、和羹を作る」(漢文：若作和羹．爾惟鹽梅．)とある。『爾雅』という辞典には、「塩梅」とある。『尚書』と『爾雅』は、双方とも同じことを言っているのである。羹(あつもの)を作るには、塩と酢をうまく調和させて初めて、美味しい羹ができるというのである。
『毛詩召南』では、あとで述べる「摽有梅」のことが簡潔に述べられている。(原文：摽有梅男女及時也．被文王之化．又．摽有梅．其實七兮．)
『大載礼記』では、『夏小正』という農事の暦の記述を引用し、「五月には梅の実を煮て、豆実(梅干)を作る」(原文：夏小正曰．五月煮梅為豆實．)と記す。五月という季節には、梅を煮て陽光にさらし、梅干にしておき、祭りのとき神に供えるのである。
『淮南子』では、巻十七説林訓の十三の「百粒の梅の実は百人分の酸(す、酢)をつくるには足りるが、一粒の梅では一人の(食べ物の)味覚を調和させるにも足りない」(原文：梅以為百人酸不足一梅不足為一人之．○句有脫．淮南說林篇作百梅足以為百人酸．一梅不足以為一人和．喻眾能濟．)を、引用している。
『東方朔伝』では、「鳩飛集梅樹 故知酒酸」(原文：朔門生三人俱行．乃見一鳩．一生曰．今當得酒．一生曰．其酒必酸．一生曰．雖得酒．不得飲也．三生皆到．須臾．主人出酒．即安樽於地而覆之．訖不得酒．乃問其故．曰．出門見鳩飲水．故知得酒．鳩飛集梅樹．故知酒酸．鳩飛去．所集枝折．故知不得飲之．神異經曰．�垳�魚．長七八尺．形狀如鯉而目赤．晝在湖中．夜化為人．刺之不入．煮之不死．以烏梅二七煮之．即熟．食之治邪病．)と鳩が飛びきたって梅の木に集まっているのを見て、酒が酸っぱいことを知るというのである。
＜転載、以上＞
そして、有岡氏は、同著で以下のように結論づけています。
＜同書より、その部分を転載＞
このように『芸文類聚』に引用されている文献は、梅の実について、調味料とか梅干とか、酸(す)について触れているのみで、その花の美しさについては、触れられていない。それだから、梅の原産地である中国では、唐代初期の、『芸文類聚』編さん時代およびそれ以前においては、梅といえば。もっぱらその果実の方に関心があったのであり、花を観賞し、それを表現しようとする文芸的興味はなかったということができよう。
＜転載、以上＞
2)唐代以前の梅の花の記述は、「農事」として？
さらに有岡氏は、上記の『大載礼記』の農事関連の暦の『夏小正』の記述を取り上げて、農事と季節(正月)の花としての「梅」に触れて、以下のように農事と花の関連を述べています。
＜転載、部分＞
この当時といえども、文献上で梅の花についての記載がなかったわではなく、『大載礼記』が引用している暦の『夏小正』には、正月のところに「梅杏杝桃則華」と記されている。『夏小正』は、夏につくられる(夏王朝につくられた)農耕を主とした暦で、正月を年頭として、二月から十二月に至るまでの順に記載されている。（中略）
『夏小正』は、梅や杏、杝桃の花が咲くことをもって、農事をおこなうための季節判断の一つの事象としてとらえていたのではあるが、芸術的な興味に基づいた捉え方でなかったことに注目すべきといえよう。
＜転載、以上＞
また、この「夏小正」の正月の訳を以下にご紹介します。
＜原文訳：跡見群芳譜より、転載＞
：正月。
啓蟄
(蟄(ちつ)を啓(ひら)く)。〔言うこころは始めて蟄を発(ひら)くなり。〕
囿有見韭
(囿(いう)に韭(きう。ニラ)を見る有り)。〔囿なる者は、園の燕(宴)なる者なり。或ひと曰く、韭を祭るるなり。〕
采芸
(芸(うん。香草の一)を采(と)る)。〔廟の為に采るなり。〕
柳稊
(柳 稊(てい。ひこばえ)す)。〔稊なる者は、孚(ふ。はぐくむ、生まれる)を発するなり。〕
梅杏杝桃則華
(梅･杏･杝桃(いたう･ちたう)、則ち華さく)。〔杝桃は山桃なり。〕
緹縞
(縞(かう)に緹(てい)あり)。〔縞なる者は、莎随(さずい。ハマスゲ)なり。緹なる者は其の実なり。先に緹を言ひて而うして後に縞を言ふは何ぞや。緹は先に見(あらは)るる者なり。何を以てか之を謂ふ。小正以て名を著すなり。〕
＜転載、以上＞
この「夏小正」という農事暦については、別途ご紹介します。
3)唐代以前の中国の文芸作品、とくに詩に登場する花の記述がその後の日本の文芸作品に与えた影響
上記の斎藤氏の「芸文類聚」のデータベースから、梅を検索して、表示される当時の詩に登場する梅を知ることで有岡氏とは意見を別にするが、その当時の梅の花が文学的(詩的)にどのようなもので、その後の日本の万葉集などの和歌(歌人たち)に影響を与えたのかを見て行きたいと思います。
また、この「芸文類聚」に掲載されている唐代以前の詩などが、万葉集の歌「春の花の歌」に与えた影響についての論文(京都大学国文学論集にある河上志貴子氏の論文＞こちらから)も参考になるので、ご覧ください。
この項目では、あくまで「梅」に限って取り上げていきます。
＜「芸文類聚」(斎藤氏のデータベース)よりの梅の詩への登場部分の転載＞
64 : 梁簡文帝雪覓梅花詩曰．絕訝梅花晚．爭來雪窺．下枝低可見．高處遠難知．定須還翦綵．學作兩三枝．(梅[86-3])
65 : 梁元帝詠梅詩曰．梅含今春樹．還臨光日池．人懷前歲憶．花發故年枝．(梅[86-3])
66 : 梁鮑泉詠梅花詩曰．可憐階下梅．飄蕩逐風迴．度簾拂羅幌．縈窗落梳臺．乍隨纖手去．還因插鬢來．客心屢看此．愁眉斂詎開．(梅[86-3])
67 : 梁何遜詠早梅詩曰．兔園摽物序．驚時最是梅．銜霜當路發．映雪擬寒開．枝�墟雰鉉掘ゲ帙緡辛�臺．知應早飄落．故逐上春來．(梅[86-3])
68 : 陳陰鏗詠雪梅詩曰．春近寒雖轉．梅舒雪尚飄．從風還共落．照日不俱銷．葉開隨足影．花多助重條．今來漸異昨．向晚判勝朝．(梅[86-3])
69 : 陳謝燮早梅詩曰．迎春故早發．獨自不疑寒．畏落眾花後．無人別意看．(梅[86-3])
70 : 隋江總梅花落詩．月正月早驚春．眾花未發梅花新．梅花芬芳臨玉臺．朝攀晚折還復開．滿酌金卮催玉柱．落梅樹下宜歌舞．金谷萬株連綺甍．梅花隱處隱嬌鸚．桃李佳人欲相照．摘橤牽花來並笑．楊柳條青樓上輕．梅花色白雪中明．�堙�短簫悽復咽．誰知柏梁聲不絕．(梅[86-3])
71 : 梁簡文帝梅花賦曰．梅花特早．偏能識春．或承陽而發金．乍雜雪而被銀．摽半落而飛空．香隨風而遠度．挂靡靡之遊絲．雜霏霏之晨霧．爭樓上之落粉．奪機中之織素．乍開華而傍巘．或含影而臨池．向玉階而結采．拂網戶而低枝．七言表柏梁之詠．三軍傳魏武之奇．於是重閨佳麗．貌婉心閑．憐早花之驚節．訝春光之遣寒．顧影丹墀．弄此嬌姿．春風吹梅畏落盡．賤妾為此斂娥眉．花色持相比．恆愁恐失時．(梅[86-3])
72 : 陳暄食梅賦曰．魏無林而止渴．范留信而前嘗．賜一時之名果．遂懷核而矜莊．昔詠酸棗之臺．今食酸味之梅．眼同曹瞞之見形．異韋誕之聞雷．胸既咽而思鳩杖．悶欲死而相仙杯．非投壺而天笑．等王孫而客咍．(梅[86-3])
＜転載、以上＞
＜この項、作成中＞
＜芸文類聚とは＞
中国の唐代の初期、高祖の時代、武徳7年(624年)に欧陽詢が唐代以前の文芸作品などの内容をまとめて編集した中国最古の類書と呼ばれる文献です。
Wikipediaでの「芸文類聚」の説明を以下に転載しておきます。
＜Wikipediaよりの転載＞
『芸文類聚』（げいもんるいじゅう）とは、中国の唐代初期に成立した類書である。武徳7年（624年）、歐陽詢らが、高祖の勅を奉じて撰した。100巻。『北堂書鈔』・『初学記』・『白氏六帖』と共に、「唐代四大類書」と称せられる。
【概要】
本書は、中国で現存最古の類書の一つであり、唐代以前の大量の詩文や歌賦等の文学作品を保存しており、その中の多くの作品は、すでに亡失して伝わらないものである。この書は46部に分類されており、部ごとにまた子目727を列ねている。
分類の編次は、故事を先に置き、すべて出処を注している。また、引用の詩文は、すべて時代を注している。その他の類書と比較して、本書の文献の輯集方法上の最大の特色は、「事」（事実）と「文」（詩文）の両条を併記して一条とし、類書の通例の体制を変更している点である。
＜転載、以上＞
1)唐代以前の梅は、「果実としての梅＝実用植物としての梅」が主だったのか？
この『芸文類聚』の研究者の斎藤正二氏の私家版Web検索システムでは、この芸文類聚の内容を文字で検索できるようになっています。このシステムは、こちらから、ご覧いただけます。
このシステムで「梅」を検索すると89件がヒットします。
このシステムは、漢文なので、この斎藤正二氏の芸文類聚における「梅」についての説明は、「ものと人間の文化史 梅��(有岡利幸著)」(以下「梅�機廚販�す)に詳細な説明があるので、その部分を以下に転載します。
ここで有岡氏は、斎藤氏の著作を取り上げ、唐代以前の中国での「梅」は、主に「果実としての梅＝実用植物としての梅」だったと結論づけています。
＜「梅�機廚茲蝓�転載＞
その『芸文類聚』には、梅に関する数多くの文献や用例が掲げられているが、それらはいずれも果実の梅に関するもので、花には注目されていない。斎藤正二氏の著作からの孫引きだが、『芸文類聚』の梅に関する部分を掲げておく。これに採用されている文献は、『尚書』、『爾雅』、『大載礼記』、『毛詩召南』、『東方朔伝』、『淮南子』である。
『尚書』では、「(梅は)若しくは、和羹を作る」(漢文：若作和羹．爾惟鹽梅．)とある。『爾雅』という辞典には、「塩梅」とある。『尚書』と『爾雅』は、双方とも同じことを言っているのである。羹(あつもの)を作るには、塩と酢をうまく調和させて初めて、美味しい羹ができるというのである。
『毛詩召南』では、あとで述べる「摽有梅」のことが簡潔に述べられている。(原文：摽有梅男女及時也．被文王之化．又．摽有梅．其實七兮．)
『大載礼記』では、『夏小正』という農事の暦の記述を引用し、「五月には梅の実を煮て、豆実(梅干)を作る」(原文：夏小正曰．五月煮梅為豆實．)と記す。五月という季節には、梅を煮て陽光にさらし、梅干にしておき、祭りのとき神に供えるのである。
『淮南子』では、巻十七説林訓の十三の「百粒の梅の実は百人分の酸(す、酢)をつくるには足りるが、一粒の梅では一人の(食べ物の)味覚を調和させるにも足りない」(原文：梅以為百人酸不足一梅不足為一人之．○句有脫．淮南說林篇作百梅足以為百人酸．一梅不足以為一人和．喻眾能濟．)を、引用している。
『東方朔伝』では、「鳩飛集梅樹 故知酒酸」(原文：朔門生三人俱行．乃見一鳩．一生曰．今當得酒．一生曰．其酒必酸．一生曰．雖得酒．不得飲也．三生皆到．須臾．主人出酒．即安樽於地而覆之．訖不得酒．乃問其故．曰．出門見鳩飲水．故知得酒．鳩飛集梅樹．故知酒酸．鳩飛去．所集枝折．故知不得飲之．神異經曰．�垳�魚．長七八尺．形狀如鯉而目赤．晝在湖中．夜化為人．刺之不入．煮之不死．以烏梅二七煮之．即熟．食之治邪病．)と鳩が飛びきたって梅の木に集まっているのを見て、酒が酸っぱいことを知るというのである。
＜転載、以上＞
そして、有岡氏は、同著で以下のように結論づけています。
＜同書より、その部分を転載＞
このように『芸文類聚』に引用されている文献は、梅の実について、調味料とか梅干とか、酸(す)について触れているのみで、その花の美しさについては、触れられていない。それだから、梅の原産地である中国では、唐代初期の、『芸文類聚』編さん時代およびそれ以前においては、梅といえば。もっぱらその果実の方に関心があったのであり、花を観賞し、それを表現しようとする文芸的興味はなかったということができよう。
＜転載、以上＞
2)唐代以前の梅の花の記述は、「農事」として？
さらに有岡氏は、上記の『大載礼記』の農事関連の暦の『夏小正』の記述を取り上げて、農事と季節(正月)の花としての「梅」に触れて、以下のように農事と花の関連を述べています。
＜転載、部分＞
この当時といえども、文献上で梅の花についての記載がなかったわではなく、『大載礼記』が引用している暦の『夏小正』には、正月のところに「梅杏杝桃則華」と記されている。『夏小正』は、夏につくられる(夏王朝につくられた)農耕を主とした暦で、正月を年頭として、二月から十二月に至るまでの順に記載されている。（中略）
『夏小正』は、梅や杏、杝桃の花が咲くことをもって、農事をおこなうための季節判断の一つの事象としてとらえていたのではあるが、芸術的な興味に基づいた捉え方でなかったことに注目すべきといえよう。
＜転載、以上＞
また、この「夏小正」の正月の訳を以下にご紹介します。
＜原文訳：跡見群芳譜より、転載＞
：正月。
啓蟄
(蟄(ちつ)を啓(ひら)く)。〔言うこころは始めて蟄を発(ひら)くなり。〕
囿有見韭
(囿(いう)に韭(きう。ニラ)を見る有り)。〔囿なる者は、園の燕(宴)なる者なり。或ひと曰く、韭を祭るるなり。〕
采芸
(芸(うん。香草の一)を采(と)る)。〔廟の為に采るなり。〕
柳稊
(柳 稊(てい。ひこばえ)す)。〔稊なる者は、孚(ふ。はぐくむ、生まれる)を発するなり。〕
梅杏杝桃則華
(梅･杏･杝桃(いたう･ちたう)、則ち華さく)。〔杝桃は山桃なり。〕
緹縞
(縞(かう)に緹(てい)あり)。〔縞なる者は、莎随(さずい。ハマスゲ)なり。緹なる者は其の実なり。先に緹を言ひて而うして後に縞を言ふは何ぞや。緹は先に見(あらは)るる者なり。何を以てか之を謂ふ。小正以て名を著すなり。〕
＜転載、以上＞
この「夏小正」という農事暦については、別途ご紹介します。
3)唐代以前の中国の文芸作品、とくに詩に登場する花の記述がその後の日本の文芸作品に与えた影響
上記の斎藤氏の「芸文類聚」のデータベースから、梅を検索して、表示される当時の詩に登場する梅を知ることで有岡氏とは意見を別にするが、その当時の梅の花が文学的(詩的)にどのようなもので、その後の日本の万葉集などの和歌(歌人たち)に影響を与えたのかを見て行きたいと思います。
また、この「芸文類聚」に掲載されている唐代以前の詩などが、万葉集の歌「春の花の歌」に与えた影響についての論文(京都大学国文学論集にある河上志貴子氏の論文＞こちらから)も参考になるので、ご覧ください。
この項目では、あくまで「梅」に限って取り上げていきます。
＜「芸文類聚」(斎藤氏のデータベース)よりの梅の詩への登場部分の転載＞
64 : 梁簡文帝雪覓梅花詩曰．絕訝梅花晚．爭來雪窺．下枝低可見．高處遠難知．定須還翦綵．學作兩三枝．(梅[86-3])
65 : 梁元帝詠梅詩曰．梅含今春樹．還臨光日池．人懷前歲憶．花發故年枝．(梅[86-3])
66 : 梁鮑泉詠梅花詩曰．可憐階下梅．飄蕩逐風迴．度簾拂羅幌．縈窗落梳臺．乍隨纖手去．還因插鬢來．客心屢看此．愁眉斂詎開．(梅[86-3])
67 : 梁何遜詠早梅詩曰．兔園摽物序．驚時最是梅．銜霜當路發．映雪擬寒開．枝�墟雰鉉掘ゲ帙緡辛�臺．知應早飄落．故逐上春來．(梅[86-3])
68 : 陳陰鏗詠雪梅詩曰．春近寒雖轉．梅舒雪尚飄．從風還共落．照日不俱銷．葉開隨足影．花多助重條．今來漸異昨．向晚判勝朝．(梅[86-3])
69 : 陳謝燮早梅詩曰．迎春故早發．獨自不疑寒．畏落眾花後．無人別意看．(梅[86-3])
70 : 隋江總梅花落詩．月正月早驚春．眾花未發梅花新．梅花芬芳臨玉臺．朝攀晚折還復開．滿酌金卮催玉柱．落梅樹下宜歌舞．金谷萬株連綺甍．梅花隱處隱嬌鸚．桃李佳人欲相照．摘橤牽花來並笑．楊柳條青樓上輕．梅花色白雪中明．�堙�短簫悽復咽．誰知柏梁聲不絕．(梅[86-3])
71 : 梁簡文帝梅花賦曰．梅花特早．偏能識春．或承陽而發金．乍雜雪而被銀．摽半落而飛空．香隨風而遠度．挂靡靡之遊絲．雜霏霏之晨霧．爭樓上之落粉．奪機中之織素．乍開華而傍巘．或含影而臨池．向玉階而結采．拂網戶而低枝．七言表柏梁之詠．三軍傳魏武之奇．於是重閨佳麗．貌婉心閑．憐早花之驚節．訝春光之遣寒．顧影丹墀．弄此嬌姿．春風吹梅畏落盡．賤妾為此斂娥眉．花色持相比．恆愁恐失時．(梅[86-3])
72 : 陳暄食梅賦曰．魏無林而止渴．范留信而前嘗．賜一時之名果．遂懷核而矜莊．昔詠酸棗之臺．今食酸味之梅．眼同曹瞞之見形．異韋誕之聞雷．胸既咽而思鳩杖．悶欲死而相仙杯．非投壺而天笑．等王孫而客咍．(梅[86-3])
＜転載、以上＞
＜この項、作成中＞
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 時代区分：唐代以前 |
