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Wikipediaによるとハスの学名のNelumboは、インドのシンハラ語とされています。

シンハラ語(シンハラご)は、スリランカで話さシンハラ人の言葉。インドヨーロッパ語族インド・イラン語派インド語派に属する言語で、シンハラ語とタミル語はスリランカの公用語となっています。
シンハラ語という名前の由来は、Wikipediaによると

「シンハラ (Sinhala) という語は、この言語を指すサンスクリットの単語であり、ウィジャヤ王 (en) の「シンハラ国」建国後、シンハラ国の外部 (サンスクリットを話す人々) からは彼らの言語を「シンハラ語」と呼んだことに由来する。サンスクリットから派生した中期インド語では Sīhala である。シンハラ語自身では古くは Elu (en)、Hela、Helu と称した。サンスクリットと中期インド語での呼び名では、語頭にライオンを表す語 (simba、sīha) がついている。」

とされています。
このことからだけでハス自体がスリランカからの植物とは云えないようです。より、詳しくこの学名由来を調べる必要があるようです。


サンスクリット語での「ハス」
「定本 インド花綴り(西岡直樹著)」によると古典に登場するハスは、サンスクリット語で、花の色によって呼び方が異なるようです。
<上記、インド花綴りより転載>

ハスは、だいたいふつうの薄桃色のものをパドマ「Padma」、白花をプンダリーカ「Pundarika」、赤い濃いものをコーカナダ「Kokanada」、青花をインディーヴァラ「Indivara」などと花の色で呼び分けているようだ。しかし、青いハスの存在は諸説があって判然としない。青いスイレンと同じと考えるのが自然のようだ。

<転載、以上>
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