[size]【2月の管理を学ぶ】[/size]

●基本資料図書「NHK趣味の園芸シリーズ:ボタン、シャクヤク(江川一栄、芝沢成広、青木宣明著)」、以下「趣味の園芸:ボタン、シャクヤク」と略す。

冬に寒さ対策の「冬囲い(雪囲い)」などを施している前提では、2月の下旬に入る頃にはこの囲いを外す作業からとなります。ただ、同様の対策としてきた、敷き藁やマルチングなどは、そのまま残します。

<以下、「趣味の園芸:ボタン、シャクヤク」より転載>

●庭植えの管理

下旬に入り、寒さがゆるんできたのを確かめて、冬囲いを外します。但し、降雪が続くようであれば、そのままにしますが、明かり窓を開けてやり、徒長や蒸れを防止します。
敷き藁やマルチングはそのままにしておきます。

水やり
ほとんど、必要ありません。但し、乾燥した日が続いたときは、土が乾燥しているのを確認した上で、日中に行います。

肥料
必要ありません。

病害虫対策
まだ、行っていなければ、春以降の病気の発生を予防するためには、晴れ間を見計らって殺虫・殺菌剤を散布します。芽が動いてくるので、芽や幼葉にはかけないように注意します。
また、木酢(または竹酢)液の50倍液をジョウロで株全体と株元に散布します。

●鉢植えの管理

置き場
強い霜にあたると凍害を起こすので注意が必要ですが、凍結の恐れがなくなれば、取り込んでいた鉢は日当たりの良い場所に戻します。
暖かい室内や日当たりの悪い場所に遅くまで置くと、徒長してしまいます。但し、鉢土の上に置いた敷き藁、腐葉土などはそのままにしておきます。

水やり
1月と同様、鉢土が乾いたのを確認してから、水やりをします。

肥料
秋に施してあるので必要ありません。

その他
植え替えや剪定は行いません。
鉢植えの幼葉は庭植えのものに比べ凍害に弱いので、朝方の冷え込みや寒波が予想されたら、あらかじめ覆いをするか、凍結のおそれが無い場所に鉢を移します。


<転載、以上>

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