さくらそう野生種研究

日本各地に古えより分布してきた「日本桜草(Primula Sieboldii)」とその仲間たち・プリムラ属の花たち。その歴史、生態、生育の現状を調べ、その成果を報告するコーナーです。

サブカテゴリー

「自然公園法」での保護指定植物に見る日本固有のサクラソウ属情報
国立公園、国定公園や都道府県立自然公園内に自生する日本固有のサクラソウ属はどのような状況下にあるのでしょう。自然公園法では、特定の指定植物を保護する目的で特別指定地域を指定し、その保護を推進しています。

本カテゴリーでは、こうした植物保護に関する情報を環境省や各地方自治体からの情報を元にご案内していきたいと思います。
レッドデータブック(絶滅危惧種)にみる「サクラソウ科」
国内では、環境省をはじめ、各地方自治体が提供しているレッドデータを参考に、絶滅危惧種といわれる「さくらそう科」植物の現状をご紹介します。
さくらそう野生種の情報提供
個人や団体など、自然に生育しているさくらそうの情報を提供してくれているものを網羅しました。
日本の原生種であるサクラソウ属について
サクラソウ属(プリムラ属、Primula)は、およそ200種から構成されていて、世界を見るとその分布する地域は、北半球の温帯から冷温帯、寒帯にかけて広く存在しています。一部は、ベーリング海峡、ロッキー山脈を越えて、年米大陸南端にまで及びます。
この中でも最も多くの種が分布しているのは、ヒマラヤから中国雲南にかけての地域で、この地域が属の分化した出発点と見られています。

日本に分布しているサクラソウ属(6節14種)の大半は、日本特産種で、それぞれ特定の地域、産地にのみ産するものなのです。同一の種であっても、点々と島状に分布しているので、地理的変異を生じており、それぞれをどのような品種ととらえるかをいう点ではかなりのl混乱を生じているのが実態です。こうした点をあまり細分化せずに大まかに区分すると6節、14種に分けられるといえるでしょう。
このカテゴリーでは、この6節、14種の概要をご案内します。