<Wikipediaより、転載>
サトザクラ(里桜)は、サクラの園芸品種の総称だが、使われ方によりいくつかの異なる意味があり、狭義から広義に並べると、おおむね次のように分けられる。
●オオシマザクラを基にして開発されたと考えられる園芸品種。オオシマザクラにヤマザクラ、エドヒガン、カスミザクラ、マメザクラなどを掛け合わせたものとされる。
●異なる「群」の間の雑種全て。
●全ての人工の園芸品種
●野生種の突然変異も含め、全ての園芸品種
サトザクラの歴史は、人々がサクラを庭に植え始めた平安時代からと言われる。このころから品種の育成が行われ、人為的な交配や突然変異、野生のものからの選抜育成などが続けられた結果、200種以上のサトザクラが誕生した。オオシマザクラの影響は大きいと言われる。
サトザクラは往々にして人間の観賞用に改良されてきたため、花びらの数の多いものや、見栄えのするものを選んで作られている。八重咲き、枝垂れ咲きの種類も多い。
サトザクラ群
サトザクラ群に属する桜には以下のようなものがある。
アサヒヤマ(旭山・朝日山)
アズマニシキ(東錦)
アマノガワ(天の川)
アマヤドリ(雨宿)
アヤニシキ(綾錦・松前綾錦)
アラカワニオイ(荒川匂)
アラシヤマ(嵐山)
アラタマ(新珠・松前新珠)
アリアケ(有明)
イチヨウ(一葉)
イツカヤマ(早晩山)
イトククリ(糸括)
イマジュクザクラ(今宿桜) - シラユキと同種と見られる。
イモセ(妹背)
イヨクマガイ(伊予熊谷)
イワイザクラ(祝桜)
ウコン(鬱金) - 淡黄色の花を咲かせる。
ウズザクラ(渦桜)
ウスズミ(薄墨)
エイゲンジ(永源寺・永源寺桜)
エド(江戸・江戸桜)
オオサワザクラ(大沢桜)
オオシバヤマ(大芝山)
オオタザクラ(太田桜)
オオヂョウチン(大提灯)
オオムラザクラ(大村桜)
オキナザクラ(翁桜) - シラユキと同種と見られる。
オムロアリアケ(御室有明)
カリギヌ(狩衣)
カンザン(関山・セキヤマ)
キクザクラ(菊桜)
キクシダレ(菊枝垂)
キナシチゴザクラ(鬼無稚児桜)
キブネウズ(貴船雲珠)
ギョイコウ(御衣黄) - 花は中輪で淡黄緑色。花弁は10枚前後。中心部に緑色でのち紅変する条線がある。
キリン(麒麟)
クシマザクラ(玖島桜)
クルマドメ(車駐)
ケンロクエンキクザクラ(兼六園菊桜)
コウエンジシロヤエザクラ(光善寺白八重桜)
コウカ(紅華)
コウダイジ(高台寺)
コガネイウスベニザクラ(小金井薄紅桜)
コケシミズ(苔清水)
ココノエ(九重)
コシオヤマ(小汐山)
ゴショザクラ(五所桜)
ゴショミクルマガエシ(御所御車返し)
コチョウ (胡蝶)
ゴテンニオイ(御殿匂)
コマツナギ(駒繋)
コンゴウザン(金剛山)
シオガマ(塩釜)
シズカ(静香・松前静香)
シバヤマ(芝山)
シブヤコンノウザクラ(渋谷金王桜)
ショウゲツ(松月)
ショウナンデン(小南殿)
シラユキ(白雪)
シロタエ(白妙)
スイショウ(水晶)
スザク(朱雀)
スマウラフゲンゾウ(須磨浦普賢象)
スミゾメ(墨染)
スルガダイニオイ(駿河台匂)
センダイシダレ(仙台枝垂)
センリコウ(千里香)
タイハク(太白)
ダイミン(大明)
タオヤメ(手弱女)
タカサゴ(高砂・南殿・奈天・武者桜)
タグイアラシ(類嵐)
チハラザクラ(千原桜)
チョウシュウヒザクラ(長州緋桜)
ツクバネ(突羽根・平野突羽根)
テマリ(手毬)
トウキョウザクラ(東京桜)
トラノオ(虎の尾)
ナジマザクラ(名島桜)
ナデシコザクラ(撫子桜)
ニソンインフゲンゾウ(二尊院普賢象)
バイゴジジュズカケザクラ(梅護寺数珠掛桜)
ハクカサン(白華山)
ハクサンオオデマリ(白山大手毬)
ハクサンハタザクラ(白山旗桜) - Prunus lannesiana cv. HatazakuraまたはPrunus lannesiana cv. Vexillfera
ハナガサ(花笠・松前花笠)
バンリコウ(万里香)
ヒグラシ(日暮)
ヒヨドリザクラ(鵯桜)
ヒラノネザメ(平野寝覚)
フクザクラ(福桜)
フクロクジュ(福禄寿)
フゲンゾウ(普賢象・普賢堂)
フサザクラ(房桜)
フダンザクラ(不断桜)
ベニガサ(紅笠・松前紅笠)
ベニシグレ(紅時雨・松前紅時雨)
ベニユタカ(紅豊・松前紅豊)
ベンドノ(弁殿)
ホウリンジ(法輪寺)
ホクホウ(北鵬)
ホタテ(帆立)
ボタン(牡丹)
マザクラ(真桜・白花真桜)
マスヤマ(増山)
マツマエ(松前)
マツマエアイゼン(松前愛染)
マツマエオオシオ(松前大潮)
マツマエカザンイン(松前花山院)
マツマエハナゾメイ(松前花染衣)
マツマエハヤザキ(松前早咲・血脈桜)
マツマエフウキ(松前富貴)
マツマエベニヒゴロモ(松前紅緋衣)
マツマエヤエコトブキ(松前八重寿)
ミクルマガエシ(御車返し・御車還し・桐ケ谷・キリガヤツ)
ミッカビザクラ(三ヶ日桜)
ムラサキザクラ(紫桜)
メイゲツ(明月)
ヤエアケボノ(八重曙)
ヤエニオイ(八重匂)
ヤエベニトラノオ(八重紅虎の尾)
ヤエムラサキザクラ(八重紫桜)
ヤダケムラサキ(矢岳紫)
ヨウキヒ(楊貴妃)
ランラン(蘭蘭) - 上野動物園のパンダに因んだ名前
リュウウンインベニヤエ(龍雲院紅八重)
ワシノオ(鷲の尾)
<転載、以上>
◆BGPlantsの学名検索での「サトザクラ」の結果を以下に転載します
<標準>
学名:Cerasus serrulata (Lindl.) G.Don
和名:サトザクラ
学名ステイタス:標準
文献情報(原記載文献など): in Loudon, Hort. Brit.: 480 (1830), Gen. Hist. Dichl. Pl. 2: 514 (1832); H.Ohba in H.Ohba et al., Flow. Cherries Jap. new ed.: 143 (2007). basion.: Prunus serrulata Lindl. in Trans. Hort. Soc. Lond. 7: 238 (1828).
生態情報: 栽
異名(synonym)
Cerasus lannesiana Carrière サトザクラ synonym
Cerasus serrulata (Lindl.) G.Don var. lannesiana (Carrière) T.T.Yü et C.L.Li サトザクラ synonym
Prunus lannesiana (Carrière) E.H.Wilson サトザクラ synonym
<転載、以上>
サトザクラ(里桜)は、サクラの園芸品種の総称だが、使われ方によりいくつかの異なる意味があり、狭義から広義に並べると、おおむね次のように分けられる。
●オオシマザクラを基にして開発されたと考えられる園芸品種。オオシマザクラにヤマザクラ、エドヒガン、カスミザクラ、マメザクラなどを掛け合わせたものとされる。
●異なる「群」の間の雑種全て。
●全ての人工の園芸品種
●野生種の突然変異も含め、全ての園芸品種
サトザクラの歴史は、人々がサクラを庭に植え始めた平安時代からと言われる。このころから品種の育成が行われ、人為的な交配や突然変異、野生のものからの選抜育成などが続けられた結果、200種以上のサトザクラが誕生した。オオシマザクラの影響は大きいと言われる。
サトザクラは往々にして人間の観賞用に改良されてきたため、花びらの数の多いものや、見栄えのするものを選んで作られている。八重咲き、枝垂れ咲きの種類も多い。
サトザクラ群
サトザクラ群に属する桜には以下のようなものがある。
アサヒヤマ(旭山・朝日山)
アズマニシキ(東錦)
アマノガワ(天の川)
アマヤドリ(雨宿)
アヤニシキ(綾錦・松前綾錦)
アラカワニオイ(荒川匂)
アラシヤマ(嵐山)
アラタマ(新珠・松前新珠)
アリアケ(有明)
イチヨウ(一葉)
イツカヤマ(早晩山)
イトククリ(糸括)
イマジュクザクラ(今宿桜) - シラユキと同種と見られる。
イモセ(妹背)
イヨクマガイ(伊予熊谷)
イワイザクラ(祝桜)
ウコン(鬱金) - 淡黄色の花を咲かせる。
ウズザクラ(渦桜)
ウスズミ(薄墨)
エイゲンジ(永源寺・永源寺桜)
エド(江戸・江戸桜)
オオサワザクラ(大沢桜)
オオシバヤマ(大芝山)
オオタザクラ(太田桜)
オオヂョウチン(大提灯)
オオムラザクラ(大村桜)
オキナザクラ(翁桜) - シラユキと同種と見られる。
オムロアリアケ(御室有明)
カリギヌ(狩衣)
カンザン(関山・セキヤマ)
キクザクラ(菊桜)
キクシダレ(菊枝垂)
キナシチゴザクラ(鬼無稚児桜)
キブネウズ(貴船雲珠)
ギョイコウ(御衣黄) - 花は中輪で淡黄緑色。花弁は10枚前後。中心部に緑色でのち紅変する条線がある。
キリン(麒麟)
クシマザクラ(玖島桜)
クルマドメ(車駐)
ケンロクエンキクザクラ(兼六園菊桜)
コウエンジシロヤエザクラ(光善寺白八重桜)
コウカ(紅華)
コウダイジ(高台寺)
コガネイウスベニザクラ(小金井薄紅桜)
コケシミズ(苔清水)
ココノエ(九重)
コシオヤマ(小汐山)
ゴショザクラ(五所桜)
ゴショミクルマガエシ(御所御車返し)
コチョウ (胡蝶)
ゴテンニオイ(御殿匂)
コマツナギ(駒繋)
コンゴウザン(金剛山)
シオガマ(塩釜)
シズカ(静香・松前静香)
シバヤマ(芝山)
シブヤコンノウザクラ(渋谷金王桜)
ショウゲツ(松月)
ショウナンデン(小南殿)
シラユキ(白雪)
シロタエ(白妙)
スイショウ(水晶)
スザク(朱雀)
スマウラフゲンゾウ(須磨浦普賢象)
スミゾメ(墨染)
スルガダイニオイ(駿河台匂)
センダイシダレ(仙台枝垂)
センリコウ(千里香)
タイハク(太白)
ダイミン(大明)
タオヤメ(手弱女)
タカサゴ(高砂・南殿・奈天・武者桜)
タグイアラシ(類嵐)
チハラザクラ(千原桜)
チョウシュウヒザクラ(長州緋桜)
ツクバネ(突羽根・平野突羽根)
テマリ(手毬)
トウキョウザクラ(東京桜)
トラノオ(虎の尾)
ナジマザクラ(名島桜)
ナデシコザクラ(撫子桜)
ニソンインフゲンゾウ(二尊院普賢象)
バイゴジジュズカケザクラ(梅護寺数珠掛桜)
ハクカサン(白華山)
ハクサンオオデマリ(白山大手毬)
ハクサンハタザクラ(白山旗桜) - Prunus lannesiana cv. HatazakuraまたはPrunus lannesiana cv. Vexillfera
ハナガサ(花笠・松前花笠)
バンリコウ(万里香)
ヒグラシ(日暮)
ヒヨドリザクラ(鵯桜)
ヒラノネザメ(平野寝覚)
フクザクラ(福桜)
フクロクジュ(福禄寿)
フゲンゾウ(普賢象・普賢堂)
フサザクラ(房桜)
フダンザクラ(不断桜)
ベニガサ(紅笠・松前紅笠)
ベニシグレ(紅時雨・松前紅時雨)
ベニユタカ(紅豊・松前紅豊)
ベンドノ(弁殿)
ホウリンジ(法輪寺)
ホクホウ(北鵬)
ホタテ(帆立)
ボタン(牡丹)
マザクラ(真桜・白花真桜)
マスヤマ(増山)
マツマエ(松前)
マツマエアイゼン(松前愛染)
マツマエオオシオ(松前大潮)
マツマエカザンイン(松前花山院)
マツマエハナゾメイ(松前花染衣)
マツマエハヤザキ(松前早咲・血脈桜)
マツマエフウキ(松前富貴)
マツマエベニヒゴロモ(松前紅緋衣)
マツマエヤエコトブキ(松前八重寿)
ミクルマガエシ(御車返し・御車還し・桐ケ谷・キリガヤツ)
ミッカビザクラ(三ヶ日桜)
ムラサキザクラ(紫桜)
メイゲツ(明月)
ヤエアケボノ(八重曙)
ヤエニオイ(八重匂)
ヤエベニトラノオ(八重紅虎の尾)
ヤエムラサキザクラ(八重紫桜)
ヤダケムラサキ(矢岳紫)
ヨウキヒ(楊貴妃)
ランラン(蘭蘭) - 上野動物園のパンダに因んだ名前
リュウウンインベニヤエ(龍雲院紅八重)
ワシノオ(鷲の尾)
<転載、以上>
◆BGPlantsの学名検索での「サトザクラ」の結果を以下に転載します
<標準>
学名:Cerasus serrulata (Lindl.) G.Don
和名:サトザクラ
学名ステイタス:標準
文献情報(原記載文献など): in Loudon, Hort. Brit.: 480 (1830), Gen. Hist. Dichl. Pl. 2: 514 (1832); H.Ohba in H.Ohba et al., Flow. Cherries Jap. new ed.: 143 (2007). basion.: Prunus serrulata Lindl. in Trans. Hort. Soc. Lond. 7: 238 (1828).
生態情報: 栽
異名(synonym)
Cerasus lannesiana Carrière サトザクラ synonym
Cerasus serrulata (Lindl.) G.Don var. lannesiana (Carrière) T.T.Yü et C.L.Li サトザクラ synonym
Prunus lannesiana (Carrière) E.H.Wilson サトザクラ synonym
<転載、以上>
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桜の品種の命名について:その1「概観する」 |