トップ  >  品種別研究  >  「ハ行」の科の品種  >  「蓮、ハス科」研究  >  風土区分:日本  >  時代区分:奈良、平安  >  肥前国風土記に登場する長崎の蓮
【土歯池の蓮】

奈良時代には、長崎(当時は高来郡)にも旨い蓮があったという記述が肥前国風土記にあるようだ。

<前出の「食の体験文化史(森浩一著)」ハスとレンコンの章より、以下に転載>

奈良時代には、『肥前国風土記』にもおいしいレンコンの話がでている。高来郡の土葉(ひじは)池に、荷(ハス)や菱(ヒシ)がたくさん生えていて、7〜8月には荷の根(蓮根)が大変うまいとある。ここでは薬の効用は述べておらず、野菜扱いだ。橘湾に面した長崎県千々石(ちぢわ)町にあった池のことだが、今日も、そこから近い佐賀県杵島郡にはよいレンコンができる。

<転載、以上>

Wikipediaによると長崎県千々石(ちぢわ)町は、

「千々石町(ちぢわちょう)は、長崎県の島原半島(南高来郡)にあった町、および現在の雲仙市内における旧千々石町の地域。
2005年10月11日に周辺6町と新設合併し、雲仙市として市制を施行したため,自治体としては消滅した。現在、旧町役場は千々石総合支所として業務が行われている。」とされており、現在は、雲仙市の一部のようだ。
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時代区分:奈良、平安