本書を基礎資料として採用した目的は、「帰化植物の脅威」を知ってもらうためです。

以下に本書の目次と本サイトのセミナーでの重要項目(太字)を紹介します。

<目次より転載>

まえがき

第一章 帰化植物の脅威
第二章 暴れだしたモウソウチクー日本の里山に忍びよる危機

第三章 秘境への帰化植物侵入―ギアナ高地の現在
第四章 消えゆくバオバブーマダガスカルの異変
第五章 多肉植物からの警告ー南アフリカの環境変動
第六章 危機に瀕する砂漠の植物ーナミビアの憂鬱
第七章 モアイはなぜ動かなくなったのかーイースター島の謎
第八章 ユーカリを殺すのは誰か-オーストラリアの気候変動
第九章 照葉樹林とヤクの花園ーブータンの植生
第十章 消えた照葉樹林ー中国の環境問題
第十一章 白砂青松の危機ー日本の海岸線に何が起きているのか

<転載、以上>

本書は、気候変動とその変化による植物からの警告を知るためには、是非、丸ごと読んでほしいの一冊です。

ただ、本サイトでは、「日本にもたらされた帰化植物」というテーマに限って、次章以下の章で(特に上記の太字の三章について)ご紹介したいと思っています。
その中では、史前帰化植物という概念についてもより多くの方に理解をしていただきたいと思っています。
日本は周囲の文化を常に取り込み、成長してきた文化圏です。それゆえに重層的で他にないような文化を形成できたのですが、その詳細を把握することなくして、日本文化を云々するのは避けたいものです。
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講義資料C:「植物からの警告」(湯浅浩史著)
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