<Wikipediaより転載>

シロツメクサ(白詰草、学名:Trifolium repens)は、マメ科シャジクソウ属の多年草。別名、クローバー、シャムロック。原産地はヨーロッパ。花期は春から秋。

【特徴】
茎は地上を這い、葉は3小葉からなる複葉であるが、時に4小葉やそれ以上のものもあり、特に4小葉のものは「四つ葉のクローバー」として珍重される。花は葉の柄よりやや長い花茎の先につく。色は白(ほんのりピンク)。雑草防止、土壌浸食防止等に利用されることもある。

【由来と歴史】
漢字表記は、「白詰草」。詰め草の名称は1846年 (弘化3年)にオランダから献上されたガラス製品の包装に緩衝材として詰められていたことに由来する。
日本においては明治時代以降、家畜の飼料用として導入されたものが野生化した帰化植物。根粒菌の作用により窒素を固定することから、地味を豊かにする植物として緑化資材にも用いられている。

【近縁種】
近縁の植物に、
ムラサキツメクサ(アカツメクサ Trifolium pratense)
ベニバナツメクサ (T. incarnatum)
タチオランダゲンゲ (T. hybridum)
ツメクサダマシ (T. fragiferum) などがある。

マメ目 Fabales
マメ科 Fabaceae
マメ亜科 Faboideae
シャジクソウ属 Trifolium
シロツメクサ T. repens

<学名>
Trifolium repens L.

<和名>
シロツメクサ
<英名>
White clover

<転載、以上>

<ミツバチの来訪を願う虫媒花>

オシベとメシベは花びらに挟まれているので隠れて見えないが、下側の花びらに昆虫が足をかけると、花びらが開いて見えるようになります。花に止まり、後ろ足で花びらを押し下げる「力」と「知恵」がなければ蜜を得ることが出来ないので、ミツバチ以外の昆虫では蜜を得ることが困難だとされています。何故なら、小さなハチやアブなどは、非力で蜜を得られないためです。このシステムが、下の花から順番に蜜を吸うことしかできなくしています。

外国からの侵入生物として、以下のような情報が侵入植物データベースに登録されています。

<BGPlantsの学名検索>

学名: Trifolium repens L.
和名:  シロツメクサ
学名ステイタス: 標準
掲載図鑑とページ番号: (平凡社・日本の野生植物)草本2: 195; 帰化: 120;(保育社・原色日本植物図鑑)草本2: 109; 帰化: 224;(講談社・Flora of Japan)2b: 239;(至文堂・日本植物誌)922;

文献情報(原記載文献など):
Sp. Pl. 2: 767 (1753); Franch. & Sav., EPJ 1: 96 (1873); Baker in Hook.f., Fl. Brit. Ind. 2: 86 (1879); Matsum. in B. M. T. 16: 41, in clavi (1902), Index Pl. Jap. 2(2): 278 (1912); Kom., Fl. Mansh. 2: 578 (1904), Fl. Pen. Kamtsch. 2: 273 (1929); Miyabe & T.Miyake, Fl. Saghal.: 104 (1915); Kudo, Rep. Veg. N. Saghal.: 171 (1924); Bobrov, Fl. URSS 11: 211 (1945); Hisauti, 帰化植物: 148 (1950); Ohwi, Fl. Jap.: 700 (1953), ed. Engl.: 576 (1965); Vorosch., Fl. Soviet. Dal'n. Vost.: 272 (1966); Coombe, Fl. Europ. 2: 162 (1968); Hatus., Fl. Ryukyus: 329 (1971); Osada, Ill. Jap. Alien Pl.: 124, t. 257 (1972); P.Y.Fu & Y.A.Chen, Fl. Pl. Herb. Chin. Bor.-Or. 5: 79, t. 34, f. 8-14 (1976); E.Walker, Fl. Okinawa: 558 (1976); T.C.Huang & H.Ohashi, Fl. Taiwan 3: 399 (1977), ed. 2, 3: 377, t. 197 (1993); N.S.Pavlova in Kharkev., Pl. Vasc. Or. Extr. Soviet. 4: 331 (1989); W.T.Lee, Lineam. Fl. Kor. 1: 599 (1996); Z.Wei & M.A.Vincent, Fl. China 10: 550 (2010).
別名: クローバー,オランダゲンゲ
生態情報: 帰

<侵入植物データベースより転載>

国内移入分布:ほぼ全国
移入元:オランダ
侵入経路:
オランダからの献上の器物の間に詰め物として使用されていたのが,最初の持込.牧草,緑肥,緑化用として輸入されたものが定着・分布拡大したと考えられている.
侵入年代:1846年にオランダから渡来,その後も輸入
影響:在来種 、畑作物との競合。土壌窒素の蓄積、アレロパシー作用.家畜が多量に食べるとシアン化合物が有害
影響を受ける生物:在来の草本植物,農作物
法的扱い:無し
防除方法:抜き取り、刈り取り

海外移入分布:北アフリカ、アジア、南北アメリカ、オセアニアに分布


<転載、以上>

<花の画像>



<葉の画像>

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