<Wikipediaより、転載>

ツゲ(黄楊、柘植、樿、学名 : Buxus microphylla var. japonica)は、ツゲ科ツゲ属の常緑小喬木。庭木や街路樹としてよく用いられ、将棋の駒の材料としても使用される。

【特徴】

関東〜九州に分布する。葉は対生で、丸くて硬い。花期は3-4月。淡い黄色の細かい花を咲かせる。
材は黄褐色で極めて緻密。そのため、印材、版木、チェスの駒や将棋の駒、櫛、数珠などに利用される。生産地としては、東京都御蔵島や鹿児島県指宿地方が有名。
将棋の駒以外は代用品が現れて以来、限られた高級品としての用途に限られ、今ではプロの棋戦などに利用される程度となった。勿論、ツゲ材の製品は代用品よりも高価で、駒になれば工芸品の価値もでてくる。
チェスの駒も公式の競技会ではプラスチック製が大半で、ツゲ製は工芸品としての側面が大きい。
材は黄褐色であるが、たまに斑入りのものもあり、虎斑などと呼ばれて珍重されている。

【ボックスの語源】

英語で「箱」を意味する名詞 box は、俗ラテン語の buxis、さらには古代ギリシア語の πυξίς (pyxis; ピュクシス)に由来する。さらにこの語は同属のセイヨウツゲ(Buxus sempervirens) を指す πύξος (pyxos; ピュクソス)から派生したものである。セイヨウツゲは古くから細工物に使われ、この木で作られた小箱を「ピュクシス」と呼んだものが、のちに小箱一般をも指すようになったのである。

【品種】

キンメツゲ : 比較的、広範囲に分布している。
イヌツゲ(モチノキ科)

<転載、以上>

◆画像◆

<ツゲの葉>


<ツゲの実>
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ツゲ(Buxus microphylla var. japonica)