<Wikipediaより、転載>

リュウキンカ(立金花、学名:Caltha palustris var. nipponica)は、キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草。

【特徴】

根出葉は長い葉柄をもって束生し、葉身は心円形から腎円形で、長さ、幅とも3-10cmになり、縁には低い鈍鋸歯を持つ。茎は直立し、花茎の高さは15-50cmになる。茎は中空で、茎葉は茎の上部につき、根出葉に似るが小型になる。

花期は5-7月。茎の先端および葉腋から長い花柄を伸ばし、径2.5-3cmの黄色い花をつける。花弁はなく、花弁に見えるのは萼片で、ふつう5枚、ときに6-7枚ある。雄蕊は多数あり、雌蕊は4-12個ある。果実は袋果となり、長さ1cmになる。根は白色でヒゲ状になる。
茎が直立し、黄金色の花をつけることから立金花と呼称されるようになった。花言葉は「必ず来る幸福」。属の学名となっているCalthaはラテン語で「強い匂いのある黄色い花」という意味を持つ。品種名の「palustris」は「沼地を好む」という意味

【分布と生育環境】

日本では、本州、九州に分布し、アジアでは朝鮮に分布する。水辺や湿地などに生育し、ミズバショウの群生地で見られることもある。

【利用】

若芽は山菜として食用可能であるが基本的に有毒であり、食すと下痢などの症状を起こす場合がある。

【変種】

コバノリュウキンカ Caltha palustris L. var. pygmaea Makino - 小型のもの。

エンコウソウ Caltha palustris L. var. enkoso H.Hara - 花後、長い花茎が倒れて地につき、節から発根する。本州、北海道、樺太、千島に分布する。

エゾノリュウキンカ Caltha palustris L. var. barthei Hance – リュウキンカより大型。本州北部、北海道、樺太、千島、朝鮮北部、ウスリーに分布する。

【その他】

熊本県球磨郡あさぎり町では町花とされ、町の天然記念物に指定されている。日本においては本町が自生の南限と言われている。

◆画像◆(福島県会津地方 2010年6月)


<転載、以上>
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リュウキンカ(:Caltha palustris var. nipponica)