【グリーンカーテンとは】

一言で「グリーンカーテン」といっても、目的、設置場所、植栽する植物などでその内容は違ってくるものです。

基本としての「グリーンカーテン」について知るために、まずは、種苗メーカーなどのグリーンカーテンについての情報を収集してみます。

【種苗メーカーの公式サイトより】

●サカタのタネ>こちらのグリーンカーテンの特設サイトをご覧ください。

以下にサカタのタネの公式サイトの情報を元にその主要な注意点やポイントを整理します。
まずは、

1)育てる品種による育て方のポイントや魅力、利点などが異なるのを知っておく必要があります。

以下は、サカタのタネが「グリーンカーテン」に向いているとしている植物の品種です。花を楽しめる品種と野菜や果実など実を食べるなど楽しめる品種を紹介しています。

<転載、部分>

●緑のカーテンに向いている植物

基本的につる性の植物が「緑のカーテン」に向いていますが、植物によっていろんな特性があります。自分の好みや栽培場所に合わせて育てる植物を選びましょう。

西洋アサガオ
日本アサガオ
ユウガオ
フウセンカズラ
ルコウソウ
ミナ ロバータ
ヘチマ
ヒョウタン
ツンベルギア(一年草)
ツンベルギア(多年草)
宿根アサガオ
トケイソウ
スネールフラワー
ゴーヤー
キュウリ
つるありインゲン
ササゲ
シカクマメ
ミニカボチャ
ツルムラサキ
ミニメロン(ころたん)
パッションフルーツ
ハヤトウリ
アピオス

<転載、以上。合計24種です>

これらの植物の特性、育て方の情報も紹介しています。
その他のコーナーでは、単位一種類の植物を植えるだけでなく、野菜と花などを混植、併植するアイデアやグリーカーテンの時期が終わり、涼しい季節になったら、つる性の植物を取り去って、同じプランターなどに植えると良い植物なども紹介してくれています。


2)どのつる性の植物にも必要となる基本の育て方を知って、そのために「どのような形で」「どこに植えるのか」「誰がどのように管理するのか」を計画しておくことが必要です。

兎に角、植え付ける方法が重要ですが、設置する場所や状況に応じて以下の管理方法を事前に計画しておくことが重要となります。

●実際に管理する担当がしなければならない作業をご紹介します

【誘引】
茎が伸びてきたら、はわせたい方向に手でネットに絡ませるように導いてやる必要があります。この作業を「誘引」といいます。つる性の植物は、自然には上に向かってはっていきますが、望む方向と違う方向にはっている場合は少しずつ導いてやる必要があります。この作業計画を立てておく、またしやすいように設置場所を考える必要があります。

【摘芯】
茎や葉を増やしてカーテン効果を上げるために、茎の先端部分を摘む作業も重要で、この作業を「摘芯」といいます。ただ、植物によって摘芯が必要なものと不必要なものがあり、タイミングなども違います。事前に十分に調べておくことが重要です。

次には「実」を楽しむ植物に重要なポイントとなる管理作業です。

【受粉】
実が成るには受粉作業が必要な植物があります。自然に風やムシの力で受粉する場合もありますが、確実ではないので確実に実をつけるには人工受粉作業をします。

そして、最後は、
【害虫、病気対策】
です。これも育てる品種ごとにかかる病気や付きやすい害虫もことなり、対策もそれぞれに応じたものが必要となりますので、注意が必要です。


もちろん
3)育成に必要な用具、肥料なども事前に準備しておくことが重要であることは言うまでもありません。

【みんなの趣味の園芸のスペシャル企画「緑のカーテン」】

NHK出版の「みんなの趣味の園芸」の公式サイトにもスペシャル企画というコーナーに「緑のカーテン」についての情報があります。こちらをご覧ください。

<この項、続く>
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