<ガーデニング花図鑑より、転載>
水やり
一旦根付いてしまえば自然雨だけで十分生育します。ただし真夏の乾燥する時期は、水をやってください。
肥料
寒肥として化成肥料と堆肥をあげてください。
植え付け・植えかえ・種蒔き
水はけの良い肥沃な土を好みます。土質は一般的常識的なものであれば十分生育します。
●トゲがあるので、作業は手袋必須。
●成木になってからの移植は厳しい。
管理場所・日当たり
若干寒さに弱いので、関東以西では育ちますが、関東以北では無理。
●ヒイラギモクセイはキンモクセイよりも寒さに強い。キンモクセイが育たない場所でも育ちます。土が凍結するような場所では無理です。
日陰でも育つ
日向でも日陰でも育つ。花を楽しむものでもないので、あまり気にせず植えます。生垣に利用すると、トゲが痛いので防犯になる。
その他
剪定に非常に強い。刈り込んでも復活します。剪定は年に二回はします。ヒイラギモクセイを生垣にするには、まず生垣に適した大きさまで成長させます。それからヒイラギモクセイの頂点を切り、これ以上は上に伸びないようにします。すると脇芽が出て横へと生育し始めます。後は整うように剪定します。
●剪定をしないと脇芽が増えず、葉っぱが増えず、スカスカになります。
●剪定は適当でもOK。伸びた枝を切り戻し、邪魔な枝を落とします。伸びた枝を切り戻すことで新しい葉っぱが出ます。切り戻さないと古い葉っぱだけになり、コレがいずれ落葉してスカスカになります。
●強く剪定しても復活します。
ギザギザ
キンモクセイ→ギンモクセイ→ヒイラギモクセイ→ヒイラギ
の順に葉っぱのトゲがきつくなる。キンモクセイは葉っぱの先にちょっとある程度。ギンモクセイもトゲはあるが、痛いほどではない。ヒイラギモクセイは触ると痛い。ヒイラギは更に痛い。
●上記の順番は開花順と同じ。キンモクセイが最初に咲いて、ヒイラギが最後に咲く。
害虫:ヘリグロテントウノミハムシ
テントウムシに似ているヘリグロテントウノミハムシが発生すると発破に白い斑紋が出る。薬殺します。前もってオルトランを撒いていると予防できます。
<転載、以上>
<森林生物データベースより、転載>
【ヘリグロテントウノミハムシについて】
和名:ヘリグロテントウノミハムシ
学名:Argopistes coccinelliformis
コウチュウ目,ハムシ科
分布:国内では本州〜南西諸島に分布。
<生態などの解説>
モクセイ科を寄主とし,1980年代初めごろから,関東地方を中心として,公園・庭園・街路などで大発生を続けている。とくにヒイラギモクセイ,ヒイラギ,ネズミモチに被害が多い。成虫はテントウムシ類に似ているが,刺激を与えると跳躍して逃げる。色彩は変化に富む。幼虫の体色は黄色で,頭部は黒色。関東や四国では通常年1回発生。関東南部では,落葉下などで越冬した成虫が,3〜4月に樹上に出現する。成虫は,交尾後新芽・新葉に産卵し,卵は10日前後で孵化する。幼虫は潜葉性で,3齢を経過して1か月前後で寄生木を離れる。幼虫は頻繁に孔道を変えるために,葉の表面に出ている場合も多い。とくに終齢幼虫では,頭部だけを葉肉内に潜らせて摂食している個体が多い。老熟幼虫は,樹から直接落下する場合もあるが,大多数は樹幹を這い降りて地面にいたり土中に潜る。土中で過ごす期間は約1か月で,6月中〜下旬に羽化して地上に出現する。羽化直後の成虫は活発に葉を摂食するが,摂食量は真夏には低下し,それ以降は低いまま保たれる。成虫の寿命は長く,越冬後成虫の中には秋まで生き残るものがある。テントウノミハムシの産卵は春にだけ行われるが,本種では夏〜秋にかけても土用芽に産卵が見られる。
◆画像◆
<ヘリグロノミハムシの成虫と幼虫>
●防除●
最低4月から5月と6月下旬から7月上旬の2回行います。9月の発生が多ければ3回目の防除をします。防除薬剤としてはスミチオン乳剤、トレボン乳剤、ディプテレックス乳剤などを散布します。また、冬には株元の落ち葉をきれいに掃き取り、越冬中の虫を捕殺します。
なお、本種に良く似たテントウノミハムシが混在することもあります。このハムシは成虫の体長が3mmでやや細長い形をしています。見た目は良く似ていますので区別は大変難しい。
<転載、以上>
<ヒイラギモクセイの状態>
水やり
一旦根付いてしまえば自然雨だけで十分生育します。ただし真夏の乾燥する時期は、水をやってください。
肥料
寒肥として化成肥料と堆肥をあげてください。
植え付け・植えかえ・種蒔き
水はけの良い肥沃な土を好みます。土質は一般的常識的なものであれば十分生育します。
●トゲがあるので、作業は手袋必須。
●成木になってからの移植は厳しい。
管理場所・日当たり
若干寒さに弱いので、関東以西では育ちますが、関東以北では無理。
●ヒイラギモクセイはキンモクセイよりも寒さに強い。キンモクセイが育たない場所でも育ちます。土が凍結するような場所では無理です。
日陰でも育つ
日向でも日陰でも育つ。花を楽しむものでもないので、あまり気にせず植えます。生垣に利用すると、トゲが痛いので防犯になる。
その他
剪定に非常に強い。刈り込んでも復活します。剪定は年に二回はします。ヒイラギモクセイを生垣にするには、まず生垣に適した大きさまで成長させます。それからヒイラギモクセイの頂点を切り、これ以上は上に伸びないようにします。すると脇芽が出て横へと生育し始めます。後は整うように剪定します。
●剪定をしないと脇芽が増えず、葉っぱが増えず、スカスカになります。
●剪定は適当でもOK。伸びた枝を切り戻し、邪魔な枝を落とします。伸びた枝を切り戻すことで新しい葉っぱが出ます。切り戻さないと古い葉っぱだけになり、コレがいずれ落葉してスカスカになります。
●強く剪定しても復活します。
ギザギザ
キンモクセイ→ギンモクセイ→ヒイラギモクセイ→ヒイラギ
の順に葉っぱのトゲがきつくなる。キンモクセイは葉っぱの先にちょっとある程度。ギンモクセイもトゲはあるが、痛いほどではない。ヒイラギモクセイは触ると痛い。ヒイラギは更に痛い。
●上記の順番は開花順と同じ。キンモクセイが最初に咲いて、ヒイラギが最後に咲く。
害虫:ヘリグロテントウノミハムシ
テントウムシに似ているヘリグロテントウノミハムシが発生すると発破に白い斑紋が出る。薬殺します。前もってオルトランを撒いていると予防できます。
<転載、以上>
<森林生物データベースより、転載>
【ヘリグロテントウノミハムシについて】
和名:ヘリグロテントウノミハムシ
学名:Argopistes coccinelliformis
コウチュウ目,ハムシ科
分布:国内では本州〜南西諸島に分布。
<生態などの解説>
モクセイ科を寄主とし,1980年代初めごろから,関東地方を中心として,公園・庭園・街路などで大発生を続けている。とくにヒイラギモクセイ,ヒイラギ,ネズミモチに被害が多い。成虫はテントウムシ類に似ているが,刺激を与えると跳躍して逃げる。色彩は変化に富む。幼虫の体色は黄色で,頭部は黒色。関東や四国では通常年1回発生。関東南部では,落葉下などで越冬した成虫が,3〜4月に樹上に出現する。成虫は,交尾後新芽・新葉に産卵し,卵は10日前後で孵化する。幼虫は潜葉性で,3齢を経過して1か月前後で寄生木を離れる。幼虫は頻繁に孔道を変えるために,葉の表面に出ている場合も多い。とくに終齢幼虫では,頭部だけを葉肉内に潜らせて摂食している個体が多い。老熟幼虫は,樹から直接落下する場合もあるが,大多数は樹幹を這い降りて地面にいたり土中に潜る。土中で過ごす期間は約1か月で,6月中〜下旬に羽化して地上に出現する。羽化直後の成虫は活発に葉を摂食するが,摂食量は真夏には低下し,それ以降は低いまま保たれる。成虫の寿命は長く,越冬後成虫の中には秋まで生き残るものがある。テントウノミハムシの産卵は春にだけ行われるが,本種では夏〜秋にかけても土用芽に産卵が見られる。
◆画像◆
<ヘリグロノミハムシの成虫と幼虫>
●防除●
最低4月から5月と6月下旬から7月上旬の2回行います。9月の発生が多ければ3回目の防除をします。防除薬剤としてはスミチオン乳剤、トレボン乳剤、ディプテレックス乳剤などを散布します。また、冬には株元の落ち葉をきれいに掃き取り、越冬中の虫を捕殺します。
なお、本種に良く似たテントウノミハムシが混在することもあります。このハムシは成虫の体長が3mmでやや細長い形をしています。見た目は良く似ていますので区別は大変難しい。
<転載、以上>
<ヒイラギモクセイの状態>
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ヒイラギモクセイとは |
ヒイラギモクセイ(Osmanthus × fortunei) |