オオムラサキツツジ(大紫躑躅)

学名:Rhododendron pulchrum cv. Oomurasakiツツジ科ツツジ属の半常緑広葉樹・低木。
英語名は、azalea(アザレア)。和名の別名には、「オオムラサキ(大紫)」、「ヤマヒメ(山姫)」などがある。

【特徴】
枝先に大きな花が2〜4個咲く。花冠は紅紫色で先端は5裂し、上弁に紫色の斑点がある。萼片には褐色の毛と腺毛がある。
葉は枝先に集まって互生し、大形の狭長楕円形で両端はとがる。革質で光沢のない明るい緑色。ふちは全縁で、両面に毛がある。半常緑性で紅葉(黄葉)した葉は落葉するが緑色の葉は冬を越す。
開花期は、4から、5月頃、園芸品種で原産地不明(園芸品種)。

【園芸品種として】

花が大きく、最も多く見られる園芸品種。
ヒラドツツジは長崎県平戸市で改良された品種群で、江戸時代より数多くの華やかな品種が作り出されている。
オオムラサキは、そうして作出された園芸品種「ヒラドツツジ」の一品種。ケラマツツジ(慶良間躑躅)とリュウキュウツツジ(琉球躑躅)の交配からできたという説と、ケラマツツジとキリシマツツジ(霧島躑躅)の雑種という説とがある。
オオムラサキはヒラドツツジの中でも特に寒さに強く丈夫な性質をもつ。街路樹など街中で目にする機会も多い。
現在300種を超える園芸品種があるといわれる。

◆画像◆


<オオムラサキツツジの葉>
プリンタ用画面
友達に伝える
投票数:388 平均点:5.75
カテゴリートップ
オオムラサキツツジ(Rhododendron pulchrum cv. Oomurasaki)