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<Wikipediaより、転載>

ヤマモガシ科(ヤマオガシか、Proteaceae)は双子葉植物の科で、75から80属、1500種ほどからなる。

プロテアProtea、バンクシアBanksia、マカダミアMacadamiaなどの属を含む。マカダミア(マカダミアナッツ)は食用にするために栽培され、他にも観賞用に多くの種が栽培される。

いずれも常緑で、ほとんどが木本、一部は草本。花は両性で、花被(がくと花弁の区別はない)は筒状で先が4裂し、それぞれに雄蕊が1つずつつく。雌蕊は1つで子房上位、堅果などの果実となる。花序は総状・穂状・頭状など。

ヤマモガシ科は南米、南アフリカ、インド、オーストラリア、ニューカレドニア、ニュージーランドなどに分布するが、これらはかつてのゴンドワナ大陸の一部である。またニュージーランド南島の白亜紀の石炭中から多くのヤマモガシ科の花粉が見つかっていることなどから、本科はゴンドワナ大陸で発展した(ゴンドワナ植物)と考えられる。

現在は特に南アフリカとオーストラリアで多くの種が栄えている。

日本にはただ1種、ヤマモガシ(Helicia cochinchinensis Lour.)が野生し、東南アジアから西南日本まで分布する。

ヤマモガシ科の系統は最近まではっきりせず、独立のヤマモガシ目とされたりしていた(クロンキスト体系ではグミ科も入れたが、花の形が見かけ上似ていることによる)。近年の分子系統学研究から、スズカケノキ科とハス科が同じ系統に入ることがわかった(形態的類似点はあまりない)。

<転載、以上>
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「ヤマモガシ科」研究