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Vanderbilt University’s Heard Libraries Join BHL and Commit Major Technical Support  from Biodiversity Heritage Library  (2026-3-31 23:00) 
Vanderbilt University Jean and Alexander Heard Libraries join BHL and commit major technical support. Decorative background image of irisesWe are delighted to announce a new collaboration between the Biodiversity Heritage Library (BHL) and Vanderbilt University’s Jean and Alexander Heard Libraries that will provide digital preservation support for the world’s largest open-access repository of natural history materials. Through the agreement, the Heard Libraries will contribute cloud infrastructure expertise and technical leadership for BHL, which serves as a foundational resource for biodiversity science, taxonomy and conservation research, with more than 63 million pages dating from the 15th to the 21st century.
福寿草 育て方 植え方 植える深さ.1  from 庄内の日本桜草栽培日誌  (2026-3-30 22:37) 
私の福寿草を植える深さ考察のバックボーン
・秋田県金浦町産の救助個体をGWにいただいて栽培してみた結果。
・「吉野」を栽培してみた結果。
・「寿」を栽培してみた結果。



金浦町産の救助個体をGWにいただいて栽培してみて
始めての福寿草がGWにいただいた救助個体。GWなので茎と葉は既に大きく伸びています。
茎元をみれば株(根茎)が埋まっていた深さが判りますから、それに合う鉢を探した結果が、100円ショップの香炉型プラ鉢10号でした。
香炉型プラ鉢10号を使っても鉢底石のとして大粒と中粒を敷くと深さはギリギリ。とんだ深植えですが、毎年きれいに開花して株の増殖も良好でした。



「吉野」を栽培してみて
吉野は5号鉢から栽培し始め、根の本数が増えて長くなり、株の充実に合わせて鉢を大きくしていったのですが、
根の本数が多く長いので、最終的には100円ショップの香炉型プラ鉢10号に植えるようになりました。
↓下記は2023年11月22日の鉢開けの様子ですが、深いです。深植えですが、健常で増殖も良好です。




「寿」を栽培してみて
寿も5号鉢から栽培し始め、根の本数が増えて長くなり、株の充実に合わせて鉢を大きくしていったのですが、
寿の根は長く広がらずコンパクトにまとまっており、それでいてよく増えるので
100円ショップの香炉型プラ鉢10号にまとめて植えるようになりました。
↓下記は2023年11月3日の鉢開けの様子ですが、深いです。深植えですが、健常で増殖も良好です。






福寿草の株は潜っていく?
毎回鉢開けのときに、『深く植え過ぎてはいまいか!?』と自問自答しています。
『深く植えしまい、芽が地表に出るまでに余分な労力をかけてしまい、株を弱らせているのはないか!?』
という不安もないわけではありませんが、毎年確実に増殖しているので大丈夫。
逆に大鉢で深いからこそ高温になりにくく、乾燥しにくく、まとめて植えているので適度な湿り気が保たれているように感じます。

気にしていることは、本来なら鉢の上部に株を植え付け根が下部を覆うべきなのに、鉢底近くしか活用してないことです。
とはいえ福寿草の根は横に広がり、10号鉢ということもあり下へ伸びていかないので、今のままでも大丈夫なんでしょうけど、
鉢開けすると、思っていた以上に深い下に株があるので、我ながら驚いてしまいます。
なので植えつける際には、一度植えつけてもフォークを使って株を上に持ち上げて植える深さを調整したりしています。
それでも翌年の鉢開けの際には株が深い位置にあるので、福寿草の株は快適な湿度を求めて潜っていくのではないかと考えるようになりました。
福寿草の実生では種を1〜2センチの深さに植えても、開花株は結構深い位置に株がありますからね。



炭とフォークを使って植える深さを調整する
植える深さの位置決めの意味を含め、株の下に縦長の炭を置き、炭の上に株を座らせるような感じで植える深さを調整。
その後株が埋まる程度の用土を入れて、株の高さを調整するためにフォークを使って株を持ち上げ、植える深さを微調整。
最後にアロマディフューザー的に湿気を吸い上げて根腐れを防いでくれることを願って、5〜10センチほどの縦長の竹炭を挿し込みます。
挿し込んだ竹炭の先端は、芽の先端部に合わせておきます。





鉢開け・株分けの時期
福寿草は夏の間は休眠して、涼しくなったら活動を開始します。
鉢開け・株分けの時期はは8月から11月と一般に言われていますが、近年は10月いっぱい暑い日が続きますので、どうなんでしょうね。
早い時期に鉢開け・株分けすれば、芽は小さいので、浅い位置に植えることが可能です。
浅く植え付けると鉢の下部に多くの用土を保てることになります。なりますが、何かしら利点があるのかしら・・・。
「寿」は「吉野」と違って株がコンパクトなので、「吉野」より浅い位置に植えていますが、健常に栽培できています。
横に広いスペースがある10号鉢では、浅く植える意味はないのかもしれませんが、追々試してみたいと思います。

園芸雑誌や平成福寿草の会の方々などは、4〜5号鉢と小さい鉢を使っていることもあり浅い位置に植えていますが、
芽を深い位置に植えると、芽の元で腐ることがあるとか。それを防ぐために浅く植えているようです。
せっかくの株が枯れて消滅してしまうのは避けたいところですが、小鉢の浅植え栽培で繁殖率は低くそうです。

福寿草栽培環境の違い
雑誌に登場する講師・執筆者の方々は山野草店経営者や平成福寿草の会の方々であり、
福寿草を室内やビニールハウスといった、雨風が当たらない場所で栽培されています。室外や庭で栽培している我々とは前提が違います。
洗濯物の天日干しと部屋干しの違い
ハウス栽培は洗濯物を部屋干ししているのと同じで、生乾き状態が長く続くので、潅水は数日に1回で大丈夫。
なので小鉢でも栽培可能ですし、故に生乾きの洗濯物が臭くなるのと同じで蒸れて根腐れしやすいので浅く植えます。
室外や庭で栽培している我々は、洗濯物を天日干ししているようなもの。
気温以上に太陽光の赤外線で温められ風にも吹かれて良く乾きます。なので大鉢植え。根腐れない。灌水は(葉が伸びてきたら)毎日行います。
各都道府県で湿度が違う
日本海側と太平洋側では湿度が違います。湿度の違いは乾燥の違いへ通じるので、鉢の号数選び、用土の混合、灌水回数などに影響します。

Laubmoose (added: 03/30/2026)  from Botanicus Recent Updates  (2026-3-30 11:18) 
By:
Warnstorf, Carl,1837-1921.
Publication Info:
Leipzig : Borntraeger, 1904-1906.
Call Number:
QK544.G3 W37 1904-1906
Contributing Library:
Missouri Botanical Garden

福寿草 育て方 鉢サイズ 選び方  from 庄内の日本桜草栽培日誌  (2026-3-28 23:13) 
私の鉢サイズ考察のバックボーン
・桜草栽培の経験。
・秋田県金浦町産の救助個体をGWにいただいて栽培してみた結果。
・鹿沼土単体で栽培して生育が悪かった「吉野」を栽培してみた結果。
・「寿」を栽培してみた結果。



桜草栽培の経験から
桜草は基本的に4本仕立てで鉢とのバランス美を楽しむので、4〜5号鉢が一般的。
しかし4号鉢と5号鉢での生育・繁殖状況を比べると、明らかに5号鉢の方が根張りがよく、よく増えてくれます。

秋田県金浦町産の救助個体を栽培してみた結果から
桜草は4月下旬から開花するのでGWに桜草愛好家を訪ねたところ、高速道路工事現場から救助してきた個体をいただいた。
既に花は咲いており茎は伸び葉が茂っている状況で、なにより根が横に長く伸びており、株の位置も相当深い。
駄温鉢8号には到底収まらず、100円ショップの香炉型プラ鉢10号じゃないと無理だった。
以降ずっとそれを使っている。とてもじゃないけど尻すぼみ形状では無理。寸胴の菊鉢か香炉鉢じゃないと無理。
「吉野」と「佐渡の幻」も同様である。8号鉢が限界だが、根が横に長いので8号鉢では浅い気がするので、最低でも9号鉢以上かと。
健常でよく増えるの8号鉢栽培だと厳しいと思う。増える事を見越して十分な深さがある寸胴の菊鉢か香炉鉢の9号鉢以上が必要。



「吉野」を栽培してみた経験から
「吉野」は東京都青梅で戦前「青梅草」と呼んで栽培増殖し、出荷していた野生株の内から選別抽出した物で、
1977(昭和52)年銘名された品種。 参考文献;改良園 月刊「園芸世界」'06年11月号

2020年12月23日:福寿草 吉野 14〜20年の生長記録
2013年GW:5号鉢鹿沼土単体で栽培されていた「吉野」を、
「雨に弱いようで根腐れしやすいようだ」「全然育たないけど、育ててみる?」と言われいただきました。
2013年11月07日:鉢開け。『小5芽』と記載されていしたが、生き残り出てきたのは3芽だけ。
通気性を重視して3mm目のフルイに残った鹿沼土に赤玉土とバークと炭をを加えて、信楽の香炉型5号鉢へ植え替え。
2014年春:3芽生長するも開花せず。根の具合から診て、今までの栽培環境の悪さから弱っていたのかも。
2014年11月01日:鉢開け。3芽とも大量の根を伸ばしてましたが、芽数は1株1芽のままですが、芽は太いです。
更なる通気性を求め、通気性が高い素焼きの蘭鉢6号へ植え替えました。
2015年03月27日:吉野も終盤。今年は3芽で4輪開花。2015年は植え替えを行わず。
2016年04月02日:今年は7輪開花。
2016年11月01日:鉢開け。芽数は増えてませんでしたが、根鉢になっており生長を感じます。菊鉢9号へ植え替え。
2017年03月18日:花散る。小さい花を含め8輪開花。2017年は植え替えを行わず。
2018年03月26日:散る。今年は15開花。
2018年11月13日:鉢開け。根鉢になっており、3株3芽から3株6芽+αに増えてました。プラ10号鉢へ植え替え。

「雨に弱いようで根腐れしやすいようだ」というのは鉢のサイズや用土、栽培地域の環境差に因るもので、吉野は健丈で育てやすい品種かも。
吉野が雨に弱い品種ではなく、鹿沼土単体で栽培されていたので、根腐れしていたようです。
その後は増えて増えてどうしようもないほど増殖します。これが本来の姿なのでしょう。増殖が止まりません。
1株2〜3芽では針に収まらなくなってきたので、1株1芽を目標に芽分けしたのが 2022年10月19日「福寿草 吉野 鉢開け



本来ならここまで根本数が多く長くなる福寿草を、小さい鉢で栽培するのは無理があります。
小さい鉢で栽培しても毎年開花するでしょうけど、用土の湿度&温度の変動が大きく、生育環境は良好とは言い難いようで増殖率はかなり低いようです。
当該ブログカテゴリー「福寿草 吉野」で鉢開けの様子をご覧ください。



「寿」を栽培してみた経験から
当該ブログカテゴリー「福寿草 寿」で鉢開けの様子をご覧ください。

福寿草 寿 14〜20年の生長記録
2014年:1株1芽入手。伝市鉢香炉型5号鉢で栽培。3輪開花。
2014年11月初旬:鉢開け。1株1芽で変化はないが根本数は増えた。
2015年:極小合わせて3輪開花(ほぼ2輪)。
2015年秋:鉢開け行わず。
2016年:極小合わせて3輪開花(ほぼ2輪)。
2016年11月初旬:鉢開け。3芽に増えた。微塵を取り除き、このまま植え直す。
2017年:5輪開花+極小蕾。
2017年11月初旬:鉢開け行わず。
2018年:今までと違う花容で6輪開花。
2018年11月初旬:鉢開け。初めての株分け。2芽+3芽に分けれたが、大きくないので鉢はそのまま伝市鉢香炉型5号鉢。
2019年:2株合計で2輪?開花。
2019年11月初旬:鉢開けするも画像を紛失。7号鉢へ。
2020年:2株合計で5輪開花+極小蕾。
2020年11月初旬:鉢開け。2018年11月に2芽+3芽だったのが5芽+8芽に増えていた。根も長い。菊鉢9号へ植え替え。


2021年:花数多く、今までと違って花容が多彩。茎丈が伸び葉の茂りが凄い。見るからに健康そう。
2020年9月下旬:鉢開け。ダイソーの香炉方プラ10号鉢2つに分けて植え付ける。





寿は小型の株なので5〜6号鉢でも栽培は可能ですが、大きな鉢に替えてから繁殖が止まりません。
1株1芽を意識して芽分けしますが、健常で翌年には1株2芽に、1株2芽だった株は1株4芽に増えます。



水槽飼育のコイとナマズは、水槽サイズに合わせて大きく成長しない
コイとナマズは大きく成長しますが、稚魚から水槽飼育していると水槽のサイズに合わせ成長が止まり、大きく育ちません。
福寿草 育て方 温故知新 雑誌 本 書籍.11 2003年 2月号」で
のちに平成福寿草の会の役員になられる田島實氏が、福寿草栽培を旧時代と新時代に分類する発言をされています。
旧時代は1株数芽での香炉鉢5〜7号の大鉢栽培を奨励。新時代は栽培スペースの問題もあり1株1芽で縦長の3〜5号鉢を奨励。
園芸雑誌やSNS、ヤフオクに出品される品を見ると1株1芽で、私としてはウチではよく増えるから、どう栽培すると1株1芽なのかが分かりません。
大きくない鉢だと用土の水分管理が大変で、湿度と温度変化が激しくなってしまいます。1株1芽ということもあり、小鉢の根鉢は困難です。
なにより福寿草自体が鉢の狭さを感知して生長を止めてしまう。だから根の本数が少なく短くて増えないのではないでしょうか。



鉢は大きくても、根を触れ合わせて植える
桜草栽培は4〜5号鉢に4芽植えが基本で、植え付けの段階で根が重なり合います。
根が重なり合い密になることで夏場の乾燥時期に湿気を保持しやすくしています。
そんな桜草栽培の経験から、福寿草も根と根を重ねて、触れ合わせて植え付けています。
根と根が触れ合うことでお互いが刺激され活性化が進み、より良く根を広く伸ばしている気がします。
なので植え付ける際は、根と根が重なるよう、接して植え付けてください。
根と根が重なったり接する箇所には竹炭を挿しておくと、次回の鉢あけの際に、重なり合った根がほぐし易いです。




根腐れさせることなく毎年開花させ、株を充実させて増やしていきたいと願っている人は、
ホームセンターの園芸コーナーで売っている黒いプラ鉢の菊鉢7号以上で栽培してみてください。
100円ショップのプラ鉢は日焼けして経年劣化で壊れやすいです。黒いプラ鉢の菊鉢は丈夫で長持ち。
本当は焼き物の菊鉢や素焼きの香炉型鉢が長く使えるのでお勧めしたいのですが、今は売ってないので入手が困難なのが残念。

Celebrating 20 Years of BHL: Introducing Our Anniversary Blog Series  from Biodiversity Heritage Library  (2026-3-28 0:20) 
biodiversity heritage library logo with 2006 and 2026In 2026, the Biodiversity Heritage Library (BHL) is celebrating twenty extraordinary years of global collaboration, discovery, and open biodiversity knowledge. For two decades, BHL has united libraries, museums, herbaria, and research institutions worldwide to make biodiversity literature freely accessible to anyone, anywhere. What began as a collaborative digitisation initiative is now the world’s largest online library of biodiversity literature and an essential foundation for research, conservation, and data integration. To mark this milestone, we are launching a special anniversary blog series BHL at 20: Treasures from the Biodiversity Heritage Library highlighting remarkable works from across BHL’s collection. These treasures will include rare and historic volumes, medieval manuscripts, richly illustrated monographs, handwritten field diaries, scientific notebooks, specimen registers, society newsletters, and modern journals. Together, they will reveal the depth, diversity, and enduring relevance of our biodiversity knowledge across time.
福寿草 育て方 ボラ土 ひゅうが土 さつま土  from 庄内の日本桜草栽培日誌  (2026-3-27 14:19) 
用土に関しては当該ブログカテゴリー「用土の勉強」を今一度見てみてください。

日本桜草の栽培経験を経て気付いたこと
「硬質◯◯土」の硬質には明確な高度基準がなく、メーカーの主観で自由に表記できるいい加減な表記でしかありません。
・鹿沼土と硬質鹿沼土は同じで、何を使っても1年で砕けてしまう。使うだけ無駄。
・赤玉土と硬質赤玉土、2本線赤玉土を使っても、1年使うと砕けて微塵が発生する。
ですが赤玉土は使用する前に水洗いしたり、1年間使って微塵を取り除いて再利用すると硬い粒が残るので、その後何年も使えます。

鹿沼土と硬質鹿沼土に見切りをつけた私は、次に軽石を試すことにしました。
地方にあるホームセンターの園芸コーナーには、当時「軽石」しかなかったからです。
軽石を買って気付いたのですが、多孔質ではなく、単なる小粒な石でしかありませんでした。
産出地が違う商品を買って見ても、それは同じで中身は普通の「石」でした。「軽石」表記にも規格と基準は無かったのです。

「軽石」にも見切りをつけた私は、「ひゅうが土」を試すことにしました。
用土の勉強」の中にも書きましたが、
赤玉土(中粒)を購入しても粒のサイズがバラバラで、フルイに掛けてサイズ別に分けて使用しないといけません。
「硬質◯◯土」の硬質という表記と「軽石」表記には規格と基準は無く、製造元の主観という加減な表記でしかない。
これ以上余計な出費をしたくなかったので、下記ブランドの「ひゅうが土」を購入。多孔質で軽く形崩れせず問題は無くとても良いです。




ボラ土とは何だ!?
園芸用土の中で、一番難解だったのがボラ土です。私もとても悩み、やっと理解しました。
理解するためには、園芸業界はいい加減で出鱈目な業界なんだ と理解することが重要です。

ボラ土に関した詳しい説明は BBYの観葉植物 Discussion Note
ボラ土(日向土、ひゅうが土)を深掘り〜成り立ちから性質まで〜 を見てください。
『ボラ土は、桜島や霧島山の噴火により生じた軽石層(現地ではボラ層と呼ばれる)から採取される『軽石』です』
なので『日向土と鹿沼土は、どちらも『軽石』です』とも記載されています。
しかし、園芸用土に「鹿沼軽石」と名乗る商品はありません。
それなのに日向地方では各社のブランド商品名として「ひゅうが土」「日向土」「「ひゅうが砂」「ひゅうが軽石」などと名乗っています。

軽石砂
軽石砂は火山帯地域から産出される火山礫で、白色で多孔質のかたちをしています。
日向土と同様の機能用途で使用されますが、ひゅうが土との違いは排水、通気性が非常に高く、保水力がない事です。

商品名は、ひゅうが砂ですが日向土もしくは軽石砂とも言います。
この土は軽石みたいに硬いため、崩れにくい性質があり排水性を改善します。

宮崎県近辺で採掘される軽石。 通気性と若干の保水力を持っています。
宮崎県南部の霧島系火山帯で採取される、硬い軽石のような土です。

各社商品説明と私の経験上、「軽石」と称して販売している用土には「保水力が無い!」です。
なので福寿草栽培・日本桜草栽培においては、「軽石」と称した商品は購入しない方が無難です。





ボラ土と日向土
湿った状態で販売されているのがボラ土で、乾燥させてあるのが日向土。とのことですが正直意味不明。




薩摩土=さつま土
ボラ土は宮崎県南部の霧島系火山帯のボラ層から産出されますが、
さつま土(薩摩土)は、鹿児島県産の風化軽石と安永ボラ(パミス)。
排水性・通気性・保水性に優れた硬質の火山性用土です。赤玉土より硬く、鹿沼土に似た性質を持ち、根腐れ防止用土として最適です。

鹿児島県南部、大隅半島に産出、下層土より採取。鹿沼土とほぼ同様の特性があり、通気性、保水性、排水性にとても優れています。
また、粒状で石自体に気孔が多く、植物の根が生えやすい特長に加え、保温力に富み、弱酸性で植物にやさしい土として維持し続けます。
さつま土 微粒:粒のサイズは約2mm-5mmです。
さつま土 小粒:粒のサイズは約3mm-6mmです。(私の私見では3mm-10mm位です)
250度で熱処理殺菌されていますので、安心してご利用頂けます。
さつま土の特徴
・ある程度硬く他の単用土との相性もいいです。
・硬質鹿沼でも物足りない方におススメです。
・硬いといってもつまんでぎゅーっと握ると潰れます。


◎保水性に富んでいます。
さつま土が保水性に富む理由は風化軽石と安永ボラとの混合で、
特にボラを構成する火山ガラスが微細なガラス繊維の集合体から成り立っており、
ガラス繊維の間に空隙が存在し、この空隙の中にいったん水が入ると容易に逃がさないという性質があるためです。

◎通気性、排水性に富んでいます。
蘭科の植物は特に、通気性、排水性に優れた植え込み材料を必要とします。
『さつま土』を軽石の集合体としてみるととき、
外接する軽石間にかなりの空間容積を占める空隙が存在することとなるため、
この空隙の存在が一般に『さつま土』を通気性、排水性をよくさせている理由となっています。

◎保温力に富む
例えば干した後の布団が干す前に比べて保温力に勝るのと同様に、
微細なガラス繊維の穴を持つさつま土の保温効果は高く、園芸外にも焼却炉の断熱材などにも用いられいます。
優れた保温力が大切な植物の根を包み成長をさらに助長します。

◎無菌・無肥料
『さつま土』はほとんど無肥料の状態で火力乾燥させてものですから、無菌の状態にあります。大切な植物の培養に雑菌の混入は禁物です。

◎最適な酸度を保ちます
土壌のPH(酸度)は養分吸収に大変に影響します。土壌は一般に微酸性のものが最適であり
『さつま土』はPH6程度の均質な土を厳選したものですから植物の育成には最適です。

◎さつま土は単用でも充分に使え又、他の土と相性がよい
『さつま土』は先にも述べましたように風化軽石とボラ(パミス)とのミックスしたもので、単用でも充分に植物の培養に使用できます。
尚、日光砂、焼赤玉土はもちろん、どんな土と混ぜてもその特性をフルに発揮し土壌改良剤として優秀な成績を挙げております。




軽石=鹿沼土〜日向土  硬度の違い
柔く砕けやすい=鹿沼土 < 硬質鹿沼土 < 日光砂(超硬質鹿沼土) < さつま土 < ひゅうが土 < 軽石=硬い
福寿草を鹿沼土単体で栽培すると生育が良くないので、最低でも日光砂かさつま土から使用しましょう。
ひゅうが土は形崩れせず不満はありません。毎日灌水する私の栽培環境には適しているようです。
でも、赤玉土+ひゅうが土で作った用土を使っているので、保水性と排水性、通気性のバランスが取れていると感じています。
雨風にさらされないハウス栽培や数日間隔で灌水するなら、さつま土が適していそうです。
軽石は論外かと。



2003年1月号 趣味の山野草
日向土:ボラ土、日向砂ともいう。霧島火山の噴出物で桐生砂と良く似ている。
軽石状なので、水はけが非常に良く、水もちも良い。軽いので、他の用土と混ぜて使う。
軽石:火山の噴出物で軽く、性質は日向土とほぼ同じで、水もち、水はけが良い。ゴロ土にも使う。

桐生砂は重い砂粒なので、多孔質なボラ土とは全く違う。福寿草と日本桜草の栽培向きではない。
軽石は文字通り石なので、多孔質なボラ土とは全く違う。福寿草と日本桜草の栽培向きではない。



2015年1月号 自然と野生ラン  ボラ土 36〜37ページ
「さらりしっとり」のために ボラ土を3割ほど

豆弁蘭(ずべんらん)作りには培養土にもこだわってください。
ペースとなる土は東洋蘭用の混合培養土のどれでもかまいません。使い慣れているものが一番です。
蓮弁蘭(れんべんらん)や朶朶香(だだこう)は、混合用土のみでかまいませんが、
豆弁蘭はそこに「ボラ土」を3割ほど加えると作りやすくなります。
とくに風通しの悪い作場では、違いが歴然、作上がりするとの声をいただいています。

赤ボラ土が生育に影響する理由は、その”乾き方”にあります。
鹿沼土ならいったん水やりをして濡れた後、段々と乾きます。
サツマ土ならいったん濡れるとしばらく乾きませんが、乾き始めるとスパッと一気に乾きます。
ボラ土はいったん乾きますが、水が完全に切れるまでには時間がかかります。
23ページの写真を見ても、表面は乾いているものの、根の周辺は”さらりしっとり”しています。
こんな環境作りに”ボラ土3割”が最適なのです。
(23ページの写真は割愛)

東洋蘭用の混合培養土はカラフルで、赤玉土メインに混ぜたら彩りが良さそう。






用土に関しては当該ブログカテゴリー「用土の勉強」も今一度見てみてください。

福寿草 育て方 用土 培養土.2  from 庄内の日本桜草栽培日誌  (2026-3-25 22:42) 
「福寿草 育て方 温故知新 雑誌 本 書籍.1〜19 2015〜1981年」で紹介した園芸雑誌を読み返すと
1981年新春号 趣味の山野草 中村農園4代目 中村隆之氏。赤玉土(小粒)8:腐葉土またはピートモス2。鉢底に大粒の赤玉土。これに準ずるゴロ土。
1983年12月号 NHK趣味の園芸 柳宗民氏。赤玉土5:腐葉土3:川砂2。
1991年1月号 NHK趣味の園芸 柳宗民氏。赤玉土(小粒)5:腐葉土5。
1991年1月号 趣味の山野草 編集部。赤玉土8:腐葉土またはピートモス2。
1994年1月号 NHK趣味の園芸 柳宗民氏。赤玉土5:腐葉土4:川砂1。
1995年12月14日号 週刊花百花 フルール 東京の桜草会代表 鳥居恒夫氏。赤玉土7:腐葉土3。
2004年1月号 NHK趣味の園芸 柳宗民氏。赤玉土(小粒)5:腐葉土5。


↑旧時代?
腐葉土には肥料の役目も含む。
2004年1月号柳宗民氏までは赤玉土と腐葉土がメインで、鹿沼土や軽石は登場しない。
それ以降は2004年3月号野辺引行氏のみが約20%の腐葉土を混入使用しているだけ。
この時期を境に肥料が鶏糞や牛糞、油かすから、化成肥料になっているんですよね。
平成福寿草の会では、腐葉土が雑菌をもたらすと捉えているというか・・・・ウイルスで福寿草がやられた経験から警戒しているのかしら。

福寿草 育て方 温故知新 雑誌 本 書籍.11 2003年 2月号で のちに平成福寿草の会の役員になられる田島實氏が言われています。
「あなたは株分けの仕を間違っていませんか!」と。
用土は鹿沼土単体の使用を紹介し、
江戸時代に育種され、長く育まれてきた多くの銘品が今日絶種状態に近いのも、適切な株分け方法が普及しなかったからです。
一般種も含めて、とくに銘品の場合は、ここに紹介した適切な株分け方法を参考に大切に増殖していただきたいと思います。
と記してます。紹介された適切な株分け方法と、今日絶種状態を招いた不適切な株分け方法の違いが全く解らないのですが、
温故知新で過去の園芸雑誌を読み返してみると、違いは用土だけで、昔は赤玉土+腐葉土がメインで、今は腐葉土を使用せず赤玉土+鹿沼土がメイン。
昔は牛糞・鶏糞、骨粉、油粕などが肥料で、腐葉土も肥料を担ってましたが、今は化成肥料がメイン。
この違いが田島氏が語るところの「適切な栽培方法」なのでしょうか。
でも私に「吉野」を下さった人は鹿沼土単体の栽培で苦慮され、良好な生育状況ではありませんでした。寿も似たような感じでした。
桜草で使用していた用土を使い大鉢で栽培するようにると、根が大きく広がり毎年よく増えるようになりました。
古典園芸品種である日本桜草や菊栽培で腐葉土を多用しますが、雑菌を招くことは無いですし、
福寿草自生地がある落葉樹林では落ち葉が堆積しますから、昔から使用されている腐葉土やバーク、ピートモスは問題無い気がします。
地域の気候風土の違いもあるでしょうし、逆に単体の用土栽培は諸刃の剣で危ない気がします。
↓新時代?


2003年1月号 趣味の山野草 中城和幸氏から用土配合が一変して 腐葉土が消えて鹿沼土が登場します。鹿沼土4:赤玉土4:日向土2。
2003年2月号 自然と野生ラン のちに平成福寿草の会の役員となる田島實氏。培養土は柔らかい鹿沼土単体で良い。
2004年3月号 自然と野生ラン のちに平成福寿草の会の役員となる野辺引行氏。
赤玉土2:鹿沼土3:軽石3:桐生砂2。これに約20%の腐葉土を混入。ただし、芽先(株より上)の部分は鹿沼土(小粒)単体。
2005年1月6〜13日合併号 週刊花百花 vol44 豊田成貴氏。福寿草は湿りけのある土を好む。
赤玉土(小粒)3:荒木田土3:腐葉土3:パーミキュライト1  または赤玉土6:腐葉土3:パーミキュライト1。
2005年3月号 自然と野生ラン 取材協力平成福寿草の会。培養土は赤玉土単用。
2008年新春号 山野草とミニ盆栽 平成福寿草の会の役員 田島實氏。基本的な用土は鹿沼土5:赤玉土5。
大中小と振るい分け、微塵が必ず抜くこと。軽石を入れる場合は20%以下にしてください。
2009年1月号 NHK趣味の園芸 アルペンやまくさの富澤正美氏。赤玉土4:鹿沼土4:軽石2。
中粒をフルイにかけて3〜10ミリ粒を使う。大粒はゴロ土に使う。ゴロ土は鹿沼土や軽石を等量。山形に盛る。
2010年新春号 山野草とミニ盆栽 平成福寿草の会の役員 代田純氏。鹿沼土5:赤玉土5。
2012年新春号 山野草とミニ盆栽 平成福寿草の会の会員 ミスター・アドニス氏。鹿沼土(小粒1:中粒0.5):赤玉土(小粒)1。
2015年1月号 自然と野生ラン平成福寿草の会の役員 野辺引行氏。赤玉土(小〜中粒)5:鹿沼土(小〜中粒)5。
2020年2月 平成福寿草の会15周年記念 福寿草写真集 岡本守夫氏 岡本自然農園 埼玉県小川町。
硬質赤玉土(二本線)単用です。一年中ハウス内の雨除け栽培で、暑い時期は寒冷紗をかけています。



平成福寿草の会  福寿草栽培のポイント
用土について(大、中、小、細粒、全てフルイに掛けミジンを抜く)
最近は手間の掛からない単用土植えが増えています。
鹿沼土、赤玉土の各単用でも良く出来ます。これは仮植えではありませんのでシッカリと植え込む事。
殆どの用土は硬質と袋に印刷して有りますが色で見分けて下さい。
鹿沼土は赤味の少ない白黄色。赤玉土はコゲ茶色のものを選んで下さい。これら凍結してもバラケが少ないです。
用土に手間をかけるなら鹿沼土5割、赤玉土4割、軽石1割、又は鹿沼土5割、赤玉土5割が良く出来ます。
高価な用土を使用しても3年以内に必ず植え替えが必要です。
作落ち株や小苗は細粒で植えると根張りが良くなります。
植える時は必ず、大、中、小の順です。

用土に腐葉土は混入しない事。
うまく行った時は素晴らしい作になるのですが赤花種のように雑菌に弱い種もあるので
使用しないのが無難かと思います。地植えも同様です。
福寿草 育て方 用土 培養土  from 庄内の日本桜草栽培日誌  (2026-3-24 14:54) 
私の用土考察のバックボーン
・桜草栽培の経験。
・雪国の寒冷地なんだけど、海辺の港町なので雪解けが早い。
・「吉野」を譲渡してくださった仙台市の方は、鹿沼土単体で栽培していた。
私の福寿草栽培に於ける問題点
・温暖化の影響で降雪量が少なく雪解けが早まったが、最低気温は高めだが最高気温が低めなこと。
・天候が不安定で春らしい三寒四温が無い。
・ピーカンの快晴が激減。風が強い日が多い=飛島フェリーが欠航する状態の日々が増えた。



私が福寿草栽培に使用している用土
・桜草栽培で使用していた赤玉土メインの用土。
・赤玉土:本物の硬質赤玉土が入手できないので、水洗いしてから乾燥さえ、その後フルイで分別して使用。
・ひゅうが土:排水性と通気性を求めて、細粒:2〜3mm 小粒:3〜6mm 中粒:6〜12mmを使用。
・黒曜石パーライト:黒曜石パーライト「ホワイトローム4F」を使用。パーライトとは違うので要注意!!
・鹿沼土:冬の寒さで凍てつき崩れて粉砕され、微塵になるだけなので使用を止めた。
・腐葉土:秋田県象潟町小滝にあったマサエンの菊栽培用腐葉土を使っていたが、残念ながら廃業。
・バーク:農家が使用する本物の入手は量的に困難なので、ホームセンター園芸コーナーの市販品。
・くん炭:籾殻を炭にしたモノ。1年後には崩れて微塵になるだけなので使用を止めた。
・クズ炭:ポーラスと呼ばれる木炭クズ。木炭や竹炭のカス炭。
・竹炭:カチンカチンに硬い竹炭。お勧めは竹炭工房 ノハラ。
・ゼオライト:用土に彩りを加えたくて、保肥力があるという事なので使用。
・その他:用土に彩りを加えたくて、他の鉢で使った用土を混ぜています。

フルイ  37センチを使用
網は1mm?・2mm・3mm・4mm・5mm・7mm・10mmを使って各用土を振り分け、保管&使用します。
用土としてメインで使用する粒サイズは2mmと3mmのフルイの上に残ったサイズ。
細かいけど1mmのフルイの上に残ったサイズを使っても、生育は良好です。



福寿草栽培環境の違い
雑誌に登場する講師・執筆者の方々は平成福寿草の会の方々であり、福寿草をハウス栽培しています。
室内やビニールハウスといった、雨風が当たらない場所で栽培されています。
室外や庭で栽培している我々とは前提が違うことを理解しましょう。
洗濯物の天日干しと部屋干しの違い
ハウス栽培は、洗濯物を部屋干ししているので生乾き状態が続くので、潅水は数日に1回で大丈夫。
Tシャツの部屋干しの生乾きは「乾燥してない」となります。なので灌水しなくて良いという思考です。
室外や庭で栽培している我々は、洗濯物を天日干ししているようなもの。
気温以上に太陽光の赤外線で温められ風にも吹かれて良く乾きます。なので灌水は(葉が伸びてきたら)毎日行います。
各都道府県で湿度が違う
日本海側と太平洋側では湿度が違います。私はルアー釣りをするのでミノーを自作するのですが、
湿度で効果するウレタンは使用できますが、乾燥で効果するセルロールスを使用すると湿度が高いので白濁してしまいます。
湿度の違いは乾燥の違いへ通じるので、鉢の号数選び、用土の混合、灌水回数などに影響します。



赤玉土は水洗いしてから使用する
田舎のホームセンターで硬質赤玉土を購入して桜草栽培に使用しても、1年後の植え替えの時期には砕けてしまっている粒子が多いです。
それをフルイにかけて再利用して桜草栽培を続けていると、1年経っても何年経っても粒子が崩れない赤玉土が残ります。
なので使用した用土はそのままフルイに掛けてサイズ毎に分別して再利用。
またはそのまま土嚢袋に入れて軒先で保管。カラカラに乾燥させてからフルイに掛けてサイズ毎に分別して保管します。
以上の経験を踏まえて新品で購入した赤玉土は水洗いして微塵を取り除き、乾燥させ、フルイに掛けて分別して使用するようにしています。

平成福寿草の会15周年記念 福寿草写真集 26〜27ページ 岡本守夫さん 岡本自然農園 埼玉県小川町
 〜現在の私の栽培方法〜
現在はすべて鉢栽培で、用土はほとんどが硬質赤玉土(二本線)単用です。
一年中ハウス内の雨除け栽培で、暑い時期は寒冷紗をかけています。

一年中ハウス内なので水やり管理が容易で全体に灌水回数が少なく済み
冬季の最低気温で用土が凍結&粉砕がないので、排水性や通気性を保つのでしょうね。


↑水洗い前  ↓水洗い後





黒曜石パーライト
黒曜石パーライトは浪華さくらそう会の故山原茂氏会長が使用していた土壌改良資材の1つで
排水性と通気性に優れ、根腐れ防止の効果を生みます。
ここで勘違いしないで頂きたいのは、ホームセンターなどで販売されているパーライトとは真珠岩別パーライトであり
黒曜石パーライトとは全くの別物。真珠岩は「水もち(保水性)をよくする」ための品なので、しっかり区別してください。
黒曜石パーライトにもサイズがあり、私は「ホワイトローム4F」を使用。
用土に混ぜてから何年も保ちますが、植え替えの時にフルイに掛けていると年々小さくなるので、その都度適度に追加しています。
唯一の問題点は、購入時の量が多いこと。1袋50リットル購入すると、何年経っても使いきれません。でも重宝してます(笑)。




ひゅうが土
田舎で購入できる鹿沼土の品質が良くないせいか、雨や寒さにやられるのか、1年で砕けて微塵になるので使用を止めた。
次に軽石を試したけど産地により特性がバラバラで、いうほど軽くないし、単なる小石という感じだったので使用を止めた。
そこで排水性と通気性を求めて「ひゅうが土」に注目し使い始める。軽くて形崩れせず何年も使えて重宝しています。
「ひゅうが土」と「日向土」、「日向砂」などは表記が似てますが、中身が違う可能性が高いので「ひゅうが土」ブランドをお勧め。
細粒:2〜3mm 小粒:3〜6mm 中粒:6〜12mmを使用。中粒は鉢底メインになるので、細粒と小粒だけでもOK。




鹿沼土
田舎で購入できる鹿沼土の品質が良くないせいか、雨や寒さにやられるのか、1年で砕けて微塵になるので使用を止めた。
ランの栽培に使用されるボラ土系の用土を使用すれば良いのかも。


2026年03月19日UP
福寿草 育て方 温故知新 雑誌 本 書籍.19 1981年1月号
用土は、小粒の赤玉土と、腐葉土またはピートモスを、八対二くらいに混合したもの。
鹿沼土や砂などは、湿りすぎたり、乾きすぎますのでよくありません。

2020年12月23日再編集UP
福寿草 吉野 14〜20年の生長記録
2013年11月07日:今春いただいた福寿草『吉野』の植え替え。
「雨に弱いようで根腐れしやすいようだ」と聞かされていたので、鉢開けして植え替えることに。
名札の裏側には『小5芽』と記載されていますが、3芽だけですが、しっかり芽吹いてました。
鹿沼土主体だったので、鹿沼土に3mm目のフルイに残った鹿沼と赤玉土、バークと炭をを加えて植え替え。
2014年:3芽生長するも開花せず。根の具合から診て、弱っていたのかも。

赤玉土主体の桜草の用土を用いて栽培するようになると、翌年から根張りが良くなり大きく生長。健常でよく増えるようになりました。
今では増えて増えて仕方がない吉野ですが、2013年春にいただいたのに翌2014年も開花しなかったとは、今となっては信じられません。
北関東地方在住者が多い平成福寿草の会の方々はハウス栽培なので、
洗濯物を部屋干しした生乾き状態を維持しやすいので鹿沼土を使用するのかも。
地域差もあるのでしょうけど、個人的に鹿沼土の使用はお勧めしません。




腐葉土
ホームセンターなどで販売されている腐葉土は、朽ちた葉っぱ。文字通り腐った葉っぱ。土と化した葉っぱ。論外です。
菊栽培で使用されるのが本当の腐葉土です。腐葉土にはサイズがあり、粉砕機(裁断機?)でサイズ分けが可能です。
菊栽培では排水性と通気性、肥料化?を求めているので、大きめのサイズを使用します。
桜草栽培でも菊栽培同様大きめのサイズを使用しますが、排水性と通気性を求めてのことで、肥料化は求めてないです。
昔の園芸本を読むと福寿草の用土には肥料効果を期待して腐葉土を混ぜています。緩効性肥料の効果を狙っていたのでしょうね。
福寿草自生地は落葉樹林である事が多いので、落ち葉=堆積した腐葉土に因る緩効性肥料効果があるでしょうから、模して然もありなん。

腐葉土は朽ちやすく、1年後には微塵と化しており、フルイ掛けする際に邪魔になるので使わなくなりました。



バーク & くん炭
バークは腐葉土と違って保ちがよく通気性に過ぎれており
浪華さくらそう会の故山原茂氏会長が腐葉土の代替えとして使用していたので、真似て私も使用していました。
くん炭は何かと良さそうなので用土に混ぜていましたが、バークとくん炭は1年後には朽ちて微塵になるんです。
植え替えの時に1ミリ?のフルイに掛けると微塵として落ちてくるのがくん炭とバークだったので、使用を止めました。



クズ炭
私がいうクズ炭とは、ポーラスと呼ばれる木炭クズ。木炭や竹炭のカス炭。のこと。
くん炭はもみ殻なので粉砕しやすいですが、木炭と竹炭のクズ炭は硬質なので崩れにくく長持ちします。価格も安価です。
カチンカチンに硬い炭より、崩れやすいクズ炭の方が内部に空洞が多く、有効とされています。
クズ炭もフルイにかけてサイズ毎に分けておく、同サイズの赤玉土に混ぜて使用します。

植え付けの際に単2電池サイズのクズ炭を福寿草の株の真下に置く=クズ炭の上に福寿草の株を置き、表土までの距離を調整する。
炭は吸水性と排水性に優れているので、株の湿度管理を担ってくれ根腐れ防止になる。(↓竹炭工房ノハラ商品)



竹炭 クズ炭
竹炭のクズ炭は短い帯状で、福寿草を植える時に根の間に挿して根を広げたり
別個体の根が重なるところに根と並行に挿しておくと、次回の植え替えの際に根と根がほぐれやすくなります。


↑不揃いで脆いクズ炭の方が多孔質で良いそうです。  ↓ノハラさんのはカチンカチンに硬い。



竹炭 短冊状を棒状へ
お勧めはヤフオクで販売されている宮城県の竹炭工房 ノハラ のカチンカチンに硬い竹炭。長さ10センチの短冊状のが使いやすい。
金切り糸鋸を使って短冊状の竹炭を1.5〜2センチ幅で切り分けるのですが、とにかくカチンカチンに硬い竹炭なので
安価なノーマルの刃だと直ぐに刃先が無くなるので、硬質な金属を切るための刃を使っておこなう。
竹炭工房ノハラさんは各種類を常備している業社ではないので、出品をこまめにチェックするか問い合わせしてください。



株の周りに棒状に切り出した竹炭を縦に数本挿すことで、鉢底の湿気を上に放出してくれるので、根腐れ防止になる。
室内に香りを広げるアロマデュフューザーみたいなもんです。




福寿草 育て方 温故知新 雑誌 本 書籍.19 1981年1月号  from 庄内の日本桜草栽培日誌  (2026-3-19 22:11) 
興味深い個性的な意見が記載されており、古い雑誌の貴重性を実感。まさに温故知新たる一冊。

フクジュソウの自生地は、カタクリ、イチリンソウ、ニリンソウ、セツブンソウなどが混生し、
排水よく、適度な湿りがあり、肥沃な大地にみられます。
フクジュソウの根は四年生きており、三年は活動する。
植え替えは、用土がさらさらしてきた頃の、風のない、湿度のある日が植え付けに適している。
植え付け広く掘り、その上に株を置き、3〜5センチくらい覆土します。
鉢は用土のたくさん入る深鉢を使用。五号鉢で二〜五芽、六号鉢で五〜七芽くらいの株にするとよい。
用土は、小粒の赤玉土と、腐葉土またはピートモスを、八対二くらいに混合したもの。
鹿沼土や砂などは、湿りすぎたり、乾きすぎますのでよくありません。
鉢植えは限られた容積で栽培しますので、株の上の覆土は2センチくらいにし、芽が長い場合は芽の所だけ用土を盛り上げる。
固形の油カスなどの有機質肥料を少量ほどこすぐらいにします。
早い株は播種後五年目くらいから咲き始め、八〜九年で大部分咲きます。←現在では「早いと4年目から開花する」と言われている。

フクジュソウの自生地は排水よく、適度な湿りがあり、肥沃な大地。←金浦〜象潟の自生地を見てきたので同感。
鹿沼土や砂などは、湿りすぎたり、乾きすぎますのでよくない。←桜草栽培を通して感じていたので納得。
と記載されいるのを初めて拝読しました。やっぱりな!というのが本音であり、肯定されたようで嬉しいです。
古い雑誌の記事は本当に貴重で勉強になります。


趣味の山野草 1981年 No,7 新春号 1月号

正月の花 フクジュソウ 自生地写真 4〜6ページ



代表的な品種 解説 中村隆之 7〜10ページ








フクジュソウ讃歌 近藤米吉 121ページ
園芸化の原種は初め東京都の青梅辺りだったらしいが、後には秩父山地に変り種を探し求められて、
貴品の赤花種「秩父紅」「緋の海」など、いずれも秩父山地から出たものである。
更に今日正月用の鉢物となって全国に出回っている重弁の「福寿海」は、実は埼玉県がその供給源となっている。
さればこそ、昭和四十六年に県花を決めた時、県では北のフクジュソウと南のサクラソウが、
文字通り華憐な花の南北戦争を演じたのである。

フクジュソウの栽培 中村隆之 122〜126ページ
分布と特徴 122ページ
わが国でも北へ行くにしたがって自生地が多くなります。
北国ほど茎が太く、ひとつの枝に数個の花をつけますが、
南にいくにしたがって茎も細くひとつの枝に一個しか花をつけない株が多くなるようです。
関東以西の自生地の大部分は、東北側の落葉灌木の下に生えており、
カタクリ、イチリンソウ、ニリンソウ、セツブンソウなどが混生し、排水よく、適度な湿りがあり、肥沃な大地にみられます。
こうした所は農作物を作ってもよく育ち、最近では黒木(スギ、ヒノキなどの針葉樹)が植えられたりして
フクジュソウの自生地は年々少なくなってきております。
性質 123ページ
秋涼しくなるにともない芽が動きだし、寒くなるにしたがって活動が盛んになり、関東以西では、一〜二月頃から咲き始めます。
その後、茎、葉が20〜30センチくらい伸び、この頃、地下部の太い根も伸びます。
五月頃になりますと葉も枯れ始め、休眠します。
しかし、夏の休眠中でも、毛根は伸び、芽も多少動いていますので、完全に休眠しているわけではありません。
フクジュソウの根は四年生きており、三年は活動しますので、こんなことを参考にし植え替えたらよいと思います。

フクジュソウの植え方
植え付け時期
地域により異なりますが、十月上旬より二月下旬までがよいでしょう。
なかでも、雨が降り数日たって、用土がさらさらしてきた頃の、風のない、湿度のある日が植え付けに適しています。
極寒期は土が凍ってしまうこともあるので、暖かい時期に植え付けましょう。
路地植え
路地植えの場合、芽が地表に現れる頃、すなわち十一月上旬頃から、葉が枯れる5月頃まで植え付けられます。
植えつけする場所は、冬芽が出てから葉が枯れる頃まで日のよく当たる所で、その後は半日日陰になる所がよいでしょう。
また排水よく、保水力のある所がよく、起伏のある、斜面の中ほどなどが理想的です。
牡丹の株周りや、梅の木などの落葉樹の下などの、冬、日溜りになる所が最適で、庭との調和もとれてよいものです。
また、常緑樹の株元でも、日がよく当たりさえすればさしつかえないので、松の根本や垣根の根元などでもよいでしょう。
植え付ける際には、無肥料でもよいのですが、一株にひと握ほど腐葉土、またはピートモスを施します。
たくさん有機物を入れますと、ミミズやモグラが住み、被害を受けることがあります。

1. 株分け
一株を二〜五芽くらいに分けて植え付け、四〜五年で植え替えるとよいでしょう。
まず、掘り上げた株は、土をよく落とします。そして、株を両手の親指で押え、上下に押すとある程度の株に割れます。
もう少し小株にする場合は、マイナスのドライバーを割りたい所に差し込むと簡単に割れます。
根巻物買い求めた場合や、株分けの終わったものは、株からちぎれた根やゴミを振り落とします。
2. 植え付け
植え穴は、狭いと根の先が上を向きますので広く掘り、その上に株を置き、
新芽が伸びているときは芽の部分が少し地上に出るようにし、3〜5センチくらい覆土します。
この場合、周りの地面より幾分高くなるように植え付けることが大切です。
植え付けたら株の周りに両手を広げ、手に体重を乗せるようにして土を押さえます。
次に株の上や周りに、細かい落葉または腐葉土のようなものを敷いてやりますと乾かずにすみ、風情もよいものです。
3. 灌水
開花前に移植したものは、普通の所でしたら灌水は必要ありませんが、
花が咲いているものや、葉の繁ったものは、たっぷりと灌水します。
灌水後、株や土をいじると土が固まりますので、すっかり植え終ってから灌水してください。
4. 肥料
家庭で庭に植えて楽しむ場合は、夏の休眠中に、日除けと雑草防除をかねて落葉か藁を3センチくらいかぶせておきますと、
風化されて肥料になりますので、このくらいが無難です。
しかし、土がやせていてどうしても肥料をやらなくてはならない場合は、
十月頃から三月上旬頃までに、牛糞や鶏糞のような有機質なものを株のわきに施し、覆土をしないほうがよいでしょう。


鉢植え 124ページ
フクジュソウの根が多くて長いので、鉢は用土のたくさん入る深鉢を使います。
五号鉢で二〜五芽、六号鉢で五〜七芽くらいの株にするとよいでしょう。

1. 用土
鉢底に大粒の赤玉土、これに準ずるゴロ土を使います。
植え込みに使う用土は、小粒の赤玉土と、腐葉土またはピートモスを、八対二くらいに混合したものを使います。
鹿沼土や砂などは、湿りすぎたり、乾きすぎますのでよくありません。
2. 植え方
鉢底に大粒の土をひと並べ入れ、フクジュソウの株を回しながら植え付け位置に持っていきます。
株を回すことにより、根が内側に入ります。
次に鉢をささえながら、株の周りから用土を入れ、
株底にも用土が入るように棒やハシで鉢の内側を押しますと、株底の方まで用土が入ります。
限られた容積で栽培しますので、株の上の覆土は2センチくらいにし、芽が長い場合は芽の所だけ用土を盛り上げておきます。
植え終えたら、路地植えの時と同じように細かい落葉を用土が見えないくらい敷くと、乾燥から守ることができます。
3. 管理・灌水 125ページ
霜の降りる前に鉢植えしたものは、半日日陰の所に置き、霜が降りるようになったら、霜の当たる所に移し、
数回霜に当ててから暖かい縁側などに置きますと、正月初めには咲き出します。
灌水は、花の咲き始めの頃までは数日に1回くらいにし、過湿にならないよう注意しましょう。
花も盛りになり茎も長く伸びてきますと、日当たりのよい場所では毎日灌水します。
三〜四月頃になりますと、茎、葉ともに伸びきり、温度も上がり、日ざしも強くなりますので、一日2回ぐらい灌水します。
この頃、鉢の用土もいつのまにか少なくなりますので、増土を行います。
葉が黄色味がかったら、半日陰の所に移し、葉が枯れたなら、
夏の間に用土がなくなることを見込み、多めに増土を行い、木陰や棚わきに、鉢が見える程度に埋めます。
さらに落葉をかぶせておきますと、灌水が少なくてすみます。
棚下に置くと、葉がないものですから、つい忘れがちになるので注意します。




4. 肥料 126ページ
肥料を与えたからといって、すぐに芽数が殖えたり、株が大きくなるというわけでもなく、
一〜二年前の環境、養分の蓄積の多少により差がでてきます。
腐葉土の増土や、夏に落葉を敷いておくことにより肥料にもなりますので、
三〜四月頃、鉢のすみに1〜2回、固形の油カスなどの有機質肥料を少量ほどこすぐらいにします。
5. 病害虫防除
三〜四月になって乾燥してきますと、ダニが発生します。
被害があったら、早めにケルセンやアカール乳剤の殺ダニ剤を2〜3回くらい散布します。
症状は葉につやがなくなり、ダニがたくさんつくと、葉のふちから白く枯れていきます。
四〜五月、暖かくなり葉が枯れる頃、ウリバエがつくことがあり、
その場合はスミチオンやカルホスなどの殺虫剤を散布します。

庭植えの場合、同じ所に何回も植えますと、ネマトーダがつきやすくなりますので、場所を変えます。
ネマトーダがついている部分は、根の先の方ですので、切除します。
最近多く発生している病気に菌核病があります。胞子と菌糸で増え、湿地や肥料過多の所に発生しやすく、
フクジュソウが腐ったあと、二〜三月頃、黒っぽいキノコが発生します。
発生した所は土壌消毒を行い、二〜三月の胞子発生期にトップジンMやベンレート水和剤などの殺菌剤を散布します。

種子からの繁殖
1. 採取
花後、50〜60日ぐらいで種子が熟成します。
一個の果実は小さいのですが、たくさん集まって金平糖のような塊になります。
実は稔るにしたがって頭を下げ、地表に近くなります。
指先で軽く押す程度で果実がくずれたら熟したので採取します。
自然落下したものは、一夜にして大部分のものが虫に食害されてしまいますので、その前に採取します。
なお、フクジュソウは品種によってはよく稔るもの、あまり稔らないもの、全く結実しないものがありますから、
実生で繁殖させる場合はその点を考慮します。
2. 播種
採取した種は、月日がたつとしだいに発芽力がなくなりますので、なるべく早く播種します。
鉢の場合は深鉢を使いますが、播種後、三〜四年は移植をしない方がよいので、できれば庭へ播く方がよいでしょう。
鉢の場合は、鉢植えに準じます。
播種密度は、1平方センチメートルに種を一粒ぐらいに播き、
種子がかくれる程度に覆土し、藁を2〜3センチ敷いておきます。
3. 管理
採り播きした種子はしばらく休眠しており、十二月頃になると発根し始め、
翌年の花咲りの頃(二月)、楕円形の葉のかいわれ(二葉)が生えてきます。
その前にかぶせてあった落葉や藁の粗いもの、雑草をとり除き、乾燥を避けるための寒冷紗を覆い、保護します。
一年目はかいわれだけで枯れますので、枯れたら落葉を敷きます。翌春からニンジンのような草が出てきます。
三〜四年たったら一回目の移植を行います。早い株は播種後五年目くらいから咲き始め、八〜九年で大部分咲きます。
実生株は素直で繁殖よく、楽しみなものです。


福寿草 育て方 温故知新 雑誌 本 書籍.18 1983年12月号  from 庄内の日本桜草栽培日誌  (2026-3-19 18:00) 
趣味の園芸 1983年12月号 32〜36ページ

福寿草の咲かせ方  柳 宗民(園芸研究家) 32ページ
フクジュソウは、正月の飾り草花として、古くから親しまれてきました。
ところが、鉢植えを求めても、よく花が咲かないということを耳にします。
今回は、鉢植えのフクジュソウを咲かせるための方法、管理について解説します。
フクジュソウの性質
自然の開花は。積雪地では、雪解け間もなく咲きますが、東京近辺では、2月ごろに咲きます。
この時期は旧正月に当たり、正月飾りに使われるようになったのでしょう。
一般に市販されているもののほとんどが「福寿海」という、黄色の半八重咲きの大輪種で、
性質は強く、早咲きで促成栽培がしやすい品種です。

正月に咲かせるために・・・。33ページ
自然の開花時期は2月以降ですから、正月飾りとして咲かせるには促成栽培をしなければなりません。
暮れに園芸店で市販されている株は、促成してあるものと、してないものがあります。
見分け方は、黄色く色づいたつぼみが出始めており、花芽を包んでいる鞘鱗片が、若緑色をしているのが促成している株です。
一方、促成をしていないものは、花芽は小さく、つぼみが出ておらず、鞘鱗片は褐色がかっているか、白っぽい色をしています。
この無促成株は、これから暖かい場所に置いても、正月三が日に咲かせることはまず無理です。



鉢植えの選び方 34ページ
暮れに売られている鉢植えは、ほとんどが鉢のまま育てられたものではなく、
地植えの株を掘り上げて、鉢に合わせて根を切り詰め、きれいで小さな鉢に数芽を寄せ植えにしたものです。
極端にいえば、正月までもてばいい、根つきの『生け花』なのです。
ですから、他の宿根草のように、来年もまた・・・と期待しないほうがよいでしょう。

フクジュソウは、地上部と比べて根がきわめて大きい植物で、これを鉢植えするには、底の深い鉢ならともかく、
寄せ植え用の平鉢では、どうしても根をかなり切り詰めて植えつけざるをえません。
小さい鉢に植えられているほど、根が切り詰められているわけですから、株の力が弱り、とても開花できないのです。
寄せ植えを求める時には、大きめの鉢を選べば、
(楕円形鉢や長方形鉢なら長径15センチ以上、正方形鉢では一辺10〜12センチ以上のもの)
根の切り詰め方が少なく安全です。

次に大切なのは、花芽が太く、かたくしまっていて、みずみずしいものを選ぶことです。
花芽を包んでいる鞘鱗片が黒くなっていたり、触ってみて、ふかふかしているものはよくありません。
また、買う時期は、あまり早い時期よりも、12月下旬ごろがよく、
その時に、黄色いつぼみが出ているものであれば、ほぼまちがいなく、正月に咲いてくれるでしょう。

入手後の管理
促成株
前述のように、いくらよいものを選んでも、なおうまく花が咲かないこともあります。
これは、入手後の置き場や管理の失敗によることが多いものです。
置き場
室内に置くと、つぼみは出ても花は開きません。
フクジュソウを美しく開花させるには、日当たりがよくなければなりません。
寒さにはきわめて強く、凍っても大丈夫ですから、戸外の日当たりのよい場所に置いたほうが、確実によい花が咲きます。
室内でも、日光の当たる窓辺に置きます。

水やり
乾きすぎないように、鉢土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりをします。
小さい鉢植えでは、ほとんど根が切られていて、根からの吸水が十分ではありませんので、
ふつうの水やりのほかに、時々つぼみに霧水をかけてやることも必要です。

つぼみの処置 35ページ
とくに力の弱っている小さな鉢植えに良くみられることですが、
鞘鱗片の先が閉じていて、つぼみが上に出られないで、開花しないことがあります。
このようなときは、鞘鱗片の先端を、つぼみを傷つけないように、はさみで切り取ってやります。

開花後の手入れ
大切な根をかなり切られてますし(中略)鉢植えとしてかなり悪い条件ですから、
このままでは、やっと生き残るか、悪くすると枯死してしまいます。
すぐにはよくなりませんが、何とか回復させたい場合には、花が終わったらすぐに、
小鉢で5号鉢、大鉢で6〜7号鉢に植え替えます。
庭があれば、落葉樹下のような、明るい日陰地に植えつけるのが最良です。

ただし、こうして手入れをしても、来春はあまり咲きませんし、株が回復しても、
本格的にたくさん開花するようになるには、3〜4年以上かかります。

無促成株
暮れに売られている株や寄せ植えは、促成していないものもかなりあります。
これらは、室内の日当たりのよい窓辺に置けば、1月下旬ごろから咲き始めます。
正月には開花しませんが、無理に早く咲かせようとするよりも、
自然の花期に咲かせるほうが、よい花が咲きますので、自然にまかせたほうがよいでしょう。
置き場
一日中、日光のよく当たる出窓に置くか、戸外に出します。
水やり
平鉢植えは、特に乾燥しやすいので、晴天の日は、毎日1回与えます。
肥料
施しません。
花後の手入れ
花が終わったら、促成してあるものと同様に、大鉢か庭に植え替えます。




大鉢づくり 36ページ
正月には、ほとんどが平鉢の寄せ植えづくりで、これは観賞用価値はありますが、
本来のフクジュソウの美しさを楽しむには、大鉢植えにするほうがよいでしょう、
株の選び方
市販の株にも、促成株と無促成株があり、正月初めに咲かせたいときは、促成株を選びます。
植え付け
6〜7号の香炉鉢に、花芽が10芽以上ついている大株を植えるとみごとです。
植えつけるときには、根を切らずに植えつけます。
庭植えの株を鉢植えする
庭植えの株を掘り上げて鉢植えにできます。市販の株よりも根を傷めずに最良の方法です。
掘り上げる時期は、12月早々ぐらいが適期です。
植え付け後の管理
戸外の日当たりのよい場所に置きます。このとき、株元にゴヨウマツの枯れ葉を敷いてやると、
風情が出てよいものですし、鉢土の乾燥もかなり防いでくれます。
花を楽しんだ後は、このまま3月まで日当たりのよい場所に置き、
花後すぐに1回、油かすを水に溶かして熟成させた上澄み液を施します。
4月からは落葉樹の下などの明るい日陰に置いて管理します。

促成の方法 正月に花を楽しむために
自分で育てている株があれば、11月下旬ごろから促成を始めれば、正月に開花させることができます。
庭植えのものも鉢植えのものも、根を傷めないよう掘り上げ、
深めの発泡スチロールの箱に花芽を出して植え込み、新聞紙とビニールをかけておきます。
南向きの軒下などに置いておくと、中の花芽はぐんぐん育成し、鞘鱗片がほどよく緑色かかってきます。
花芽が十分に色づいたら新聞紙を取り除き、日中はビニールを開けて通気をはかります
このまま12月上旬まで管理し、6〜7号鉢に鉢上げします。その後は、促成株の入手後の管理に準じます。




























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