<以下は、「野川公園自然観察園花だより」のブログから、転載した情報です。>

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ヤブラン

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ヤブランの花、林の下などに生える常緑の多年草です、木の根元を保護するためにもよく植えられています、淡紫色の小さな花が長い穂になってつきます、近づいてよく見ると小さな花が開いています。


ツルニガクサ
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ツルニガクサの花、山地の木陰に生える多年草です、上唇がごく小さく、大きな下唇が垂れ下った唇形花をつけます、萼には一面に腺毛が密生する、花が終わるとライナーを伸ばして広がるのでツルニガクサの名がついたそうです、ニガクサには萼に腺毛がなく、短毛があるだけです、花も少し小さい。


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カリガネソウ

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カリガネソウの花、山野の林の縁などに生える多年草です、全体に強い臭気がある、高さは1mぐらいになる雄しべと雌しべが飛び出した花の姿を雁にたとえてこの名がついたそうです、5枚の花びらの1個が大きく反りだしている。これから秋にかけて咲きますのでしばらく鑑賞できます。


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コバギボウシ

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コバギボウシの花、山野の湿地に生える多年草です、葉が小さいのでこの名がついたようです、ギボウシハは蕾を橋の欄干偽宝珠にたとえたものです、この花も1日花で朝咲いたものは夕方にはしぼんでしまいます、花茎の上部に淡い紫色の花を下向きにつけます、内側に濃い色の紫色すじがあります、葉や花に変化が多い花です。


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メハジキ

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メハジキの花、山野の草地や道端に生える2年そうです、茎につく葉が深く切れ込んでいます、茎に弾力があるので子供のころ茎を折って瞼の下の上下にはさみ、目を大きくひらかせて遊んだことからこの名がついたそうです、乾燥したものを漢方薬、益母草と呼ばれ薬としてもちいられたそうです。


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アキノタムラソウ


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アキノタムラソウの花、山野の草地や林の縁などに生える多年草です、秋の根生葉のときの葉の色が紫色でこれを「多紫草」タムラソウとよんだのではないか?名前の由来ははっきりしません、秋の花ですが夏から秋にかけて咲きつづけます。花の咲き始めと終わりに雄しべ雌しべの変化が見られます。



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シュロソウ


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シュロソウの花、丘陵から山地、亜高山にかけての草原や林の中に生える多年草です、茎の基部にシュロの毛そっくりの枯葉の繊維が残るのでこの名がついたそうです、葉は茎の下部に集まっている、花は暗紫褐色で雄花と両性花がある。


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オミナエシ


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オミナエシの花、山地や丘陵の日当たりのよい草原に生える多年草です、秋の七草のひとつです、全体の優しい姿から女郎花「おみなえし」と名ずけられたそうです、枝先に黄色い小さな花を多数つけます。


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キツネノカミソリ


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キツネノカミソリの花、山野に生える多年草です、春先にのびだす白みがかった葉をきつねのかみそりにたとえた名前だそうです、あまり納得できないような気がしますが?


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ツリガネニンジン


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ツリガネニンジンの花、山野の草原に生える多年草です、白くて太い根が朝鮮人参に似ていることからこの名がついたそうです、春の若芽はトトキと呼ばれ、山菜として親しまれたそうです、今わあまり見かけなくなっています、釣鐘のような形の花がなんともかわいです。
葉は夏になると枯れる、葉が枯れた後花茎が伸びて濃いオレンジ色の花を咲かせます、林の奥とか緑の草の中にこの花がひときわ目に飛び込んできます。

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アキカラマツ
アキカラマツの花、山野の日当たりのよい草原などに生える多年草です、花は花弁がなく、萼も開花後にすぐに散ります、黄色い大きな葯の付いた雄しべがたくさん垂れ下がっているので、花序全体が黄色く見えます、この様子が木本の秋の落葉松の黄色い姿を想像して名がついたようです。

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シュウカイドウ
シュウカイドウの花、江戸時代に中国から入って来た多年草です、庭の木陰などに植えられていたものが野生化しているものがある、ベコニアの一種である、同じ株に雄花と雌花がつく、雄花が先に咲き雌花は遅く咲きだす、写真は雄花です。

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イヌキクイモ
イヌキクイモの花、北アメリカ原産の帰化植物です、キクイモに似ていますが、塊茎が小さくて役に立たないのでこの名がついたそうです、花の咲く時期もキクイモのほうが遅い、現在はイヌキクイモの方が多くみられます、以前はキクイモの塊茎を漬け物などにしてたべていたようです。鏡池に黄色い花が生えています。

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センニンソウ
センニンソウの花、日当たりのよい道端や林の縁などに生えるつる性の半低木、曲りくぬった葉柄で木やなにかにからみつく白い花弁のよに見えるのは萼片で、4個が十字形に開く、先端に羽毛状になった花柱が残り、これを仙人のヒゲに見立ててこの名がついたそうです。

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ヒヨドリバナ
ヒヨドリバナの花、山地のやや乾いたところに生える多年草です、ヒヨドリが鳴く頃咲くのでこの名がついたそうですが今わいつでも鳴いているような気がします、頭花は普通白色ですが淡く紫色を帯びるものもある、

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ミゾホオズキ
ミゾホオズキの花、湧水のほとりや小川の縁、溝などに生える多年草です、花のあと袋状におおきくなった萼に包まれた果実がほうずきに似ていることからこの名がついたそうです、上部の葉の付け根に黄色い花を一つずつつけます。ホタルの里から流れ出している水路にあります。

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ハッカ
ハッカの花、やや湿りけのあるところに生える多年草です、葉をかぐとさわやかな香りがする、古くから香料や薬用とされる、メントールとして歯磨きや煙草の香料に使う、上部の葉の付け根に淡紫色の唇形花を多数群がってつける。

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フジカンゾウ
フジカンゾウの花、山野の林の中などに生える多年草です、花をフジ、葉をカンゾウにたとえてこの名がついたそうです、淡紅色の蝶形花が穂になって多数つく、花茎が上に出ているので目立ちます。


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ギンミズヒキ
ギンミズヒキの花、萼片がみんな白いので銀の名がついたそうです、雌しべの花柱は果実のろも残り、花柱の先端はカギ状に曲がる。

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タコノアシ
タコノアシの花、湿地や沼などに生える多年草です、小さな花がぴっしりと並んだ枝が斜めに広がり、この枝が数本茎の先につきタコの足のように見えることからこの名がついたそうです、秋には全体が赤く染まりゆでだこの足のように見えます、萼は5個花弁はなく雄しべが10、雌しべは5個基部で合体している。ホタルの里の近くにあります。

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ワレモコウ
ワレモコウの花、山野の日当たりのよい草地などの生える多年草です、枝先に暗紅色の小さな花が多数集まって穂をつける、花は先端から下部に向かって咲き進みます、花に花弁がなく4個の萼片花弁のように見えます、多く目にするのは花が咲き終わった果実をつつんだ萼片のあつまりです。

8/27
ミズタマソウ
ミズタマソウの花、山野の木陰などに生える多年草です、花は花弁2個、萼片2個、雄しべが2本の2数性です、果実にはカギ状にまがった白い毛が密生し、果実が露などに濡れるとまるで水玉のように見えるので、ミズタマソウの名がついたそうです。

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シロネ
シロネの花、池や沼などの水辺の生える多年草です、太くて白い地下茎があることからこの名がついたそうです、白い小さな唇形花が葉のつけねに集まって段々に咲く、茎は四角形で直立して1mぐらいになる。

<転載、以上>
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8月の花