<Wikipediaより、転載>

トキワマンサク(常磐万作、学名:Loropetalum chinense)とはマンサク科の植物の一種。

【概要】

本州中部以南から九州、台湾、中国南部、インド東北部に分布する。但し、日本での自生は極めて限定的で、静岡県湖西市・三重県伊勢神宮・熊本県荒尾市のみ知られる。常緑小高木。花期は5月頃で細長い4枚の花弁の花を咲かせる。花の色は、基本種はごく薄い黄色であるが、紅色の変種であるベニバナトキワマンサク Loropetalum chinense var. rubrum(中国原産で葉も赤みを帯びる)がよく栽培されている。

トキワマンサク属にはこのほかに中国南部などに分布する2種の高木、L. lanceum およびL. subcordatum がある。

■画像■
<トキワマンサクの花(大阪市立大学理学部附属植物園)>


<転載、以上>

<やさしいエンゲイより、転載>

【由来】

属名のロロペラルムはギリシア語のロロン(革ひも)とペタロン(花びら)からなり、花びらの形に由来 します。

トキワマンサクは海外から偶然持ち込まれて発見され、後に国内での分布も確認されたというおもしろい経歴があります。日本で発見されたのは、中国から輸入されたランの鉢についていた苗でした。それが開花して、1905年にトキワマンサクの名前が付けられました。当時は中国特産の樹木とされていましたが、1931年に伊勢神宮で発見され、のちに日本の限られた地域やインドでの分布も確認されました。

<転載、以上>
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