【花の色について】
＜参考図書：「ものと人間の文化史 桜�機廖�
桜の花の色は、通常は、桜色と呼ばれるように「淡紅色」が一般的で、それに次いで、白色、紅色のものがあるが意外と数は少なく、それらは、珍しい品種でもあります。
桜の花の色の変化：
実は、桜は、咲きはじめから、咲き終わり散るまでにその色を変化させていくことが多いのです。
例えば、染井吉野は、咲きはじめは、淡紅色ですが、だんだんと白色となり、散る頃には、雄しべや花弁の付け根が紅色に染まります。ある意味で、変化が普通で、咲きはじめから、散るまで同じように淡紅色を保っている品種がはごく少ないのです。
サトザクラ(園芸品種)の代表格の普賢象は、花は八重で、はじめは淡紅色で、開花すると灰色がかった白色に変化します。
●参考資料：桜の花色の変化とアントシアニンについての研究：
1)神戸大学の研究＞こちらから
白色の花、品種について
淡紅色についで、多いとされる白色の桜。そのルーツは、野生種の代表ともいえる「山桜」でしょう。またおなじくヤマザクラ群の一品種でもあり、多くの里桜の親ともいえる大島桜も一重で、白色をしています。(さらに香りもあります)
●代表的な品種：
染井吉野の起源を研究するときに作りだされた天城吉野、駒繋(大輪、一重)、白妙、雨宿(大輪、八重)、白雪(一重)、平塚白匂(一重)、気多白菊(菊咲き)
紅色の花、品種について
白色よりも少なく10品種程度
●代表的な品種：
寒緋桜＝緋寒桜(もっとも濃い紅色で沖縄に多い、原産地は、中国南部および台湾、小輪、一重)、この緋寒桜より作出されたのが、琉球緋寒
同じく濃い紅色：陸奥紅山桜(一重)、陽光(一重、寒緋桜と天城吉野の人工交配種)
関山(大輪、八重咲き)、麒麟(八重咲き)、紅豊(八重咲き)
黄色、緑色の品種について
●代表的な品種：
御衣黄(ぎょいこう、中〜小輪、八重咲き)＞花弁は、緑の濃い緑黄色。葉が花弁に変化したことを物語る。満開をすぎると花弁中央に紅い線があらわれ、花びらは、緑色が濃く、外側に反り返る。昔天皇や貴人の衣服の御衣の色が黄緑色だったことからの命名）
鬱金(うこん、花が黄色、中輪、八重咲き、花が盛りを過ぎると淡紅色に変化する)
江戸時代に珍重された「黄桜」
＜この項、作成中＞
＜参考図書：「ものと人間の文化史 桜�機廖�
桜の花の色は、通常は、桜色と呼ばれるように「淡紅色」が一般的で、それに次いで、白色、紅色のものがあるが意外と数は少なく、それらは、珍しい品種でもあります。
桜の花の色の変化：
実は、桜は、咲きはじめから、咲き終わり散るまでにその色を変化させていくことが多いのです。
例えば、染井吉野は、咲きはじめは、淡紅色ですが、だんだんと白色となり、散る頃には、雄しべや花弁の付け根が紅色に染まります。ある意味で、変化が普通で、咲きはじめから、散るまで同じように淡紅色を保っている品種がはごく少ないのです。
サトザクラ(園芸品種)の代表格の普賢象は、花は八重で、はじめは淡紅色で、開花すると灰色がかった白色に変化します。
●参考資料：桜の花色の変化とアントシアニンについての研究：
1)神戸大学の研究＞こちらから
白色の花、品種について
淡紅色についで、多いとされる白色の桜。そのルーツは、野生種の代表ともいえる「山桜」でしょう。またおなじくヤマザクラ群の一品種でもあり、多くの里桜の親ともいえる大島桜も一重で、白色をしています。(さらに香りもあります)
●代表的な品種：
染井吉野の起源を研究するときに作りだされた天城吉野、駒繋(大輪、一重)、白妙、雨宿(大輪、八重)、白雪(一重)、平塚白匂(一重)、気多白菊(菊咲き)
紅色の花、品種について
白色よりも少なく10品種程度
●代表的な品種：
寒緋桜＝緋寒桜(もっとも濃い紅色で沖縄に多い、原産地は、中国南部および台湾、小輪、一重)、この緋寒桜より作出されたのが、琉球緋寒
同じく濃い紅色：陸奥紅山桜(一重)、陽光(一重、寒緋桜と天城吉野の人工交配種)
関山(大輪、八重咲き)、麒麟(八重咲き)、紅豊(八重咲き)
黄色、緑色の品種について
●代表的な品種：
御衣黄(ぎょいこう、中〜小輪、八重咲き)＞花弁は、緑の濃い緑黄色。葉が花弁に変化したことを物語る。満開をすぎると花弁中央に紅い線があらわれ、花びらは、緑色が濃く、外側に反り返る。昔天皇や貴人の衣服の御衣の色が黄緑色だったことからの命名）
鬱金(うこん、花が黄色、中輪、八重咲き、花が盛りを過ぎると淡紅色に変化する)
江戸時代に珍重された「黄桜」
＜この項、作成中＞
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