<やさしいエンゲイより、転載>
■栽培カレンダー
季節・日常の手入れ
<間引き剪定>
細かく枝分かれし自然に樹形も丸くまとまるので、姿を整えるために枝を切る作業はほとんど必要ありません。株元の枝が混み合うようなら風通しをよくするため、余分な枝を切り落とします。風通しがよくなると、病害虫が発生しにくくなり、株元まで日光が当たるので充実した株に育ちます。
枝は必ず枝分かれしている付け根で切るようにします。枝の中途な位置できると見た目不自然で、そこから芽を吹いたときには樹形が乱れます。
<株姿を抑える剪定>
今ある株の大きさを小さくしたい場合、全体を刈り込むことも可能です。太い枝をたくさん切ってしまうと株が衰弱するので、わからない場合はあまり深く切らない方がよいです。
<剪定の適期>
翌年開花する花芽は6月〜7月の間にはできあがります。枝を切る作業は花が咲き終わった頃が適期になります。
日当たり・置き場所
極端な日陰や強烈な西日が当たるところでなければ、特に場所を選ばずによく育ちます。
耐寒性はある程度ありますが、霜や寒風で葉が傷むことがあります。鉢植えは冬、強い風の当たる場所は避けます。地植えの北限は東北南部です。
水やり・肥料
地植えは一度根付くと、真夏にひどく乾くような場合を除いて、取り立てて水を与える必要はありません。鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。特に、春から秋の生育期は水切れでしおれさせないようにしましょう。
肥料は2月と9月に油かすと骨粉(ホームセンターで園芸用肥料として販売されています。主成分はカリウムで花や実を付ける効果があります)を等量混ぜたものを株元に与えます。カビが生えやすいので株元をほって土に埋めてもよいでしょう。
用土
水はけが良ければ特に土質を選ばずによく育ちます。鉢植えにする場合は赤玉土(小〜中粒)6:腐葉土4の割合で混ぜた土を使用します。地植えの場合は植え付ける前に堆肥を混ぜておきます。 水はけの悪い場所は育ちにくいので避けます。
植え替え・植え付け
地植えは一度植えると植え替えの必要はありません。鉢植えの場合は鉢が根でいっぱいになってきたり大きくなって鉢とのバランスが悪くなったら植え替えを行います。適期は6月〜7月で一回り大きな鉢に植え替えます。ジンチョウゲは根がやわらかくて傷がふさがりにくい性質があります。しかも、もともと水分や根を吸収する細根が出にくいので、根を乱雑に扱ってしまうと、なかなか根付きません。植え替えの際は根を傷めないようにまわりの土を軽く落としてから新しい用土で植えます。
若い木は比較的根付きやすいですが、大株は扱いにくいです。最悪の場合、根付かずに枯れてしまうこともあります。地植えは適度に土壌に湿り気があり、水はけのよい場所が適してます。土を山高に盛ってそこに植え付けるなど、水はけがよくなるように工夫してもよいでしょう。
ふやし方
さし木でふやすことができます。
適期は4月に行う春ざしと7月〜8月にする夏ざしがあります。枝を15cmほどに切り取り、湿らした赤玉土に挿します。根がでるまで乾かさないように管理します。根がでたらひとつずつ鉢に植え替えて育て、地植えにする場合は翌年に植え付けを行います。
ジンチョウゲは突然枯れこんで株がダメになってしまうことがあるので、あらかじめさし木で株を残しておくのもよいでしょう。
かかりやすい病害虫
害虫:
アブラムシ
春先から茎葉、新芽にアブラムシが発生します。薬剤を散布して早めに駆除します。
まとめ
植え付け、植え替え時は根をを丁寧に扱います
剪定の適期は花後すぐ
水はけの悪い場所は避けます
<転載、以上>
■栽培カレンダー
季節・日常の手入れ
<間引き剪定>
細かく枝分かれし自然に樹形も丸くまとまるので、姿を整えるために枝を切る作業はほとんど必要ありません。株元の枝が混み合うようなら風通しをよくするため、余分な枝を切り落とします。風通しがよくなると、病害虫が発生しにくくなり、株元まで日光が当たるので充実した株に育ちます。
枝は必ず枝分かれしている付け根で切るようにします。枝の中途な位置できると見た目不自然で、そこから芽を吹いたときには樹形が乱れます。
<株姿を抑える剪定>
今ある株の大きさを小さくしたい場合、全体を刈り込むことも可能です。太い枝をたくさん切ってしまうと株が衰弱するので、わからない場合はあまり深く切らない方がよいです。
<剪定の適期>
翌年開花する花芽は6月〜7月の間にはできあがります。枝を切る作業は花が咲き終わった頃が適期になります。
日当たり・置き場所
極端な日陰や強烈な西日が当たるところでなければ、特に場所を選ばずによく育ちます。
耐寒性はある程度ありますが、霜や寒風で葉が傷むことがあります。鉢植えは冬、強い風の当たる場所は避けます。地植えの北限は東北南部です。
水やり・肥料
地植えは一度根付くと、真夏にひどく乾くような場合を除いて、取り立てて水を与える必要はありません。鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。特に、春から秋の生育期は水切れでしおれさせないようにしましょう。
肥料は2月と9月に油かすと骨粉(ホームセンターで園芸用肥料として販売されています。主成分はカリウムで花や実を付ける効果があります)を等量混ぜたものを株元に与えます。カビが生えやすいので株元をほって土に埋めてもよいでしょう。
用土
水はけが良ければ特に土質を選ばずによく育ちます。鉢植えにする場合は赤玉土(小〜中粒)6:腐葉土4の割合で混ぜた土を使用します。地植えの場合は植え付ける前に堆肥を混ぜておきます。 水はけの悪い場所は育ちにくいので避けます。
植え替え・植え付け
地植えは一度植えると植え替えの必要はありません。鉢植えの場合は鉢が根でいっぱいになってきたり大きくなって鉢とのバランスが悪くなったら植え替えを行います。適期は6月〜7月で一回り大きな鉢に植え替えます。ジンチョウゲは根がやわらかくて傷がふさがりにくい性質があります。しかも、もともと水分や根を吸収する細根が出にくいので、根を乱雑に扱ってしまうと、なかなか根付きません。植え替えの際は根を傷めないようにまわりの土を軽く落としてから新しい用土で植えます。
若い木は比較的根付きやすいですが、大株は扱いにくいです。最悪の場合、根付かずに枯れてしまうこともあります。地植えは適度に土壌に湿り気があり、水はけのよい場所が適してます。土を山高に盛ってそこに植え付けるなど、水はけがよくなるように工夫してもよいでしょう。
ふやし方
さし木でふやすことができます。
適期は4月に行う春ざしと7月〜8月にする夏ざしがあります。枝を15cmほどに切り取り、湿らした赤玉土に挿します。根がでるまで乾かさないように管理します。根がでたらひとつずつ鉢に植え替えて育て、地植えにする場合は翌年に植え付けを行います。
ジンチョウゲは突然枯れこんで株がダメになってしまうことがあるので、あらかじめさし木で株を残しておくのもよいでしょう。
かかりやすい病害虫
害虫:
アブラムシ
春先から茎葉、新芽にアブラムシが発生します。薬剤を散布して早めに駆除します。
まとめ
植え付け、植え替え時は根をを丁寧に扱います
剪定の適期は花後すぐ
水はけの悪い場所は避けます
<転載、以上>
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ジンチョウゲとは |
ジンチョウゲ(Daphne odora Thunb. (1784)) |